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紅の館
作:虎屋の梅ゼリー



女の子


いったい何時間くらい歩いたのだろう。

足が痛くなってきた。

我慢して歩いていくと目の前には入り口とは違った大きな扉が現れた。

なぜか周りの扉とは違う雰囲気を漂わせている。

私は扉の前に立ち軽く押してみた。

扉はピクリとも動かない。

もう一度。今度は思いっきり押してみた。

扉は全然開かない。

「一人じゃ開けられそうにないな。」

そう思った私は他の出口を探そう周りを見渡した。

あちこち見ていると、いつの間にか私の横に女の子が立っていた。

突然のことに私は驚いた。

いつの間に隣に来たんだろう。全然気がつかなかった。

女の子を見るとフランス人形のように青い目と金色の丸みがかった髪の毛をしていた。

この世のものとは思えないほど綺麗でとても可愛らしい。

洋服は部屋の色と同じで真っ赤。

女の子はスカートを少し持ち上げ、私に微笑みながら

「こんにちは、よくここまで来てくれました。私がこの館を案内するわ。よろしくね。」

そう言うと女の子は私の手を握った。

手はまるで人形の手を握っているみたいだった。しかも硬い。

それ以上に力の強さに驚いた。

私より小さいのになんでこんなに力があるんだろう・・・

女の子は何も言わず手を引っぱって歩き始めた。

長い廊下を歩き続ける。

なんかさっきより血の匂いが強くなっている気がする。

私はこれからどこにつれていかれるんだろう。












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