ポツリファミリー。(※小説更新無期限停止)(7/8)縦書き表示RDF


短めです。
ポツリファミリー。(※小説更新無期限停止)
作:摩璃藻



俺と兄弟と買い物。


 07 買い物









 ん? ああ、今回は俺、濱伊歌深がお送りする。
 今日は、兄弟総出でデパートに買い物だ。
 冬物の服とかが足りなくなってきたからな。
 「いかみにぃ」
 「別れた方が」
 「いいのではないか」
 いりといなの意見は的を得ているが、そういうわけにもいかないんだ、これが。
 「……メインが俺なんで、全グループ別々に中継するわけにはいかないんだ」
 「なんだよそれーえ」
 「ぷー」
 ………さて、兄弟のうちの誰が喋ったか、わかる人すっごい少ねぇだろうな。
 「文句を言うな、いりく、いねも」
 コイツらは意外に特徴がないのが特徴である。
 「……いりくといねもが特徴がないのなら、私達は……」
 「……登場が一回ぐらいしかないような……」
 ……そろそろお前らメインの話も出るだろうし、まぁ、頑張れ。いのにいら。
 「いかみ、早く行きましょ。通行人がじろじろ見てるし」
 まあ、それもそうだな。




 「いかみにぃ!これ買って!!」
 「いりく、いねも、何だそれは!」
 「ここ押すとねぇ……」
 『マキスィム!!!』
 「な!」
 「何が「な!」だボケ!!いらんだろそんなもん!」
 しかもキショイ!んな人形家に置きたくねぇ!それから服を買え!!




 「いかみ兄さん」
 「これがいい」
 「いの、いら……。お前らセンスは磨いた方がいいぞ」
 何だ『トラ℃らしいTシャツ』って。意味不明にも程があるぞ。




 「いかみ兄さん」
 「いせの………。こういう時にマトモなのはお前だけか……」
 普通にダメージのジーンズだもんな。でも髪型と眼鏡にそれは似合わないと思うが……。




 「いかみ♪」
 「……姉よ、何故にそんなピラピラしたフリフリ女の子〜な服を持ってくる?お前の趣味では無いよな」
 「いかみに着せるに決まってるでしょ?この女顔」
 「だあああああぁぁぁ!!誰が買うかそんなもん!!」
 そんな事ばらすなぁ!!




 「いかみにぃ」
 「これ」
 「……一つの物を二人で着るのは無理があると思うんだが……」
 いつも揃えたがるなお前らは。




 「はぁ……」
 財布を預かる俺。ちなみに料理、洗濯、掃除など、家事は俺がやっています。無駄に似合うのがウゼェ。あ、家計簿付けも俺だ。
 「大丈夫ですか?いかみ兄さん」
 ああ……時々手伝ってくれるお前だけが俺の心のより所かも。いのといらは非力すぎて使い物にならん。
 いせのはその点、細かい作業は苦手でも、見かけによらず怪力だしな。
 いのといら……使い方によってはそれなりに使えるんだがな。料理の灰汁アク取りとか、地味めな仕事。
 残りは駄目だ。いりくといねもは百パーセント悪戯するし、姉は馬鹿だし、いりといなは、天才的になんでも出来るが、いくらなんでも小さすぎる。
 家事も楽じゃねえ。
 「お疲れ様です、いかみ兄さん」
 もみもみ。おお。
 「上手いよな、いせの」
 「はい。伊達に経験積んでないですし」
 ……そういやいせのが、姉の肩揉んで加減間違えて、逆に痛めさせた事もあった気がするな。
 俺はそれを遠目に見て、「良い気味だ。ハッ」とか思ったのも。うん、あの頃の俺は荒れてた。
 親が帰ってきて一発で荒れがもとに戻り、頭にまで登りつめたのに直ぐにその不良グループやめて、今も追い掛け回されてるのも。
 ……思い出したくねぇな。おいとこう。
 そういや次は何時帰ってくるんだろうな、親。もうすぐっつってたけど……んー。
 「いせの」
 「はい」
 「添い寝してやろうか」
 「遠慮します」
 このKYめ。


 いかみ「今回は俺だったわけだが。親は何時だ」
 作者「考えがまとまったら」
 いかみ「…。そういや俺、三点リーダ多いよな」
 作者「苦労人だから」
 いかみ「……そういうもんなのか?」
 作者「そういう事にしとき、女顔」
 いかみ「うぜぇっ!!」











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