私と家族(弟妹親)よ。
05 兄弟
どうもっ、私の名前は濱伊都姫!「はまい みやこひめ」じゃ無いわよ!「はま いつき」よ!
「ファミリー」なのに家族が出てないとか言われないように、満を持して登場よ!
気安く「いっちー姫」って呼んでくれてもいいわ。
「独り言言ってんじゃねぇよ。ウザくて五月蝿くてキショイ」
こんの糞生意気ボーヤは濱伊歌深! 「はまい うたふか」でいいわよこんな奴。
「誰がうたふかだ」
「あら、アンタ以外のどこにうたふかなんて居るのかしらね?」
「よーし表出…」
『新アニメ、うたふか君が始まるよ!』
「…」
「…」
…どんな名前やねん。
そこに居たのは…
「わーい」
「わーい」
超絶無表情、棒読み(本人達はそんなつもりではない)のうちの双子(一番下)、伊璃と伊奈…
『うたふか君はドスケベ変態で、その唯一の姉は変態で馬鹿でおまけにフリーターっていう最悪人間なんだよ』
『嫌なアニメだね』
プラス、わざわざ声色変えた伊理玖と伊音母だった。
『『ばーれちゃーったー♪』』
双子のように仲が良い。伊音母は天然と書いてありましたが、あれはほぼ嘘です。
「誰がドスケベ変態だゴルァ!!」
「誰が史上最低最悪人間だゴルァ!!しかも職就いとるわァ!!」
「息ー」
「ぴったりー」
お前ら抑揚無さすぎて怖いんだよ!お前らなんて…はま…い………別の読み方見つからねぇ!
「「それは姉1が阿呆だからー」」
「五月蝿いわァー!!大体心読むなぁー!!劇のチョイ役みたいにすんなぁ!!歌ってるつもりかなんか知らんが語尾を伸ばすなぁー!!」
ツッコミ疲れたわぁぁ!!
「きゃー」
「スケベが可愛い女の子を襲おうとしてるー」
「スケベじゃねええぇぇ!!」
伊歌深は伊理玖と伊音母を追いかけてる。
「はまい りく」…うーん、通じそう。「はまい おとはは」うん、これでいいよ。
「…五月蝿いですよ、兄弟」
低血圧な伊勢乃が一階に下りてきた。…兄弟で一まとめにするとは。
「なんか、目覚まし代わりにこんなんで眼覚ますなんて……自己嫌悪」
いせのはまあいいか。てか自己嫌悪て。
「折角毎日皆の目覚まし止めてるのに…意味無いわよね」
「…いつき姉さん」
「…酷い…」
あら、伊乃と伊羅。あんたらはそこそこ面白いし、いいわ。
「…起きれないじゃない…」
「…僕今日日直なのに…」
伊羅は災難だったわねぇ。ま、間に合うでしょ。
そうそう、年齢紹介ね。
私は21、職業はイラストレーターよ。長女。
いかみは18、職業は高校生ね。長男。
いのといらは14、職業は中学生。次女、次男。
いせのは13で、おなじく中学生ね。三男。
いりくは12、小学生。四男。
いねもは11、小学生。三女。
いりといなは5、幼稚園児。五男、四女。
親? 親は……その……仕事しながら、ずっとハネムーン……
恥ずかしいわ…時々お金は送られてくるし、たまーに家に帰ってくる時もあるんだけどね…
ま、寂しいのは事実なんだけど。
プルルルル…
「もし」
いせの、最後まで言いなさい。
『もうちょっとしたら帰れるかもしれないよ〜』
……忘れてた。寂しいと思うと何故か電話がかかってくるんだった。
「そうですか」
『んじゃ』
プツッ
「…誰ですか?寂しがったの」
全員で首を振る。いや、だって、恥ずかしいじゃん!……いや、それよりも…兄弟の伝統。
「添い寝、久々だと思ったんですけどね」
……寂しいときは誰かに添い寝してもらう。大体皆で寝るんだけど。居間でね。
あったかいのと寂しくないのはいいんだけど、体痛くなんのよ。
「寝ようよー。今日は寒くなるってテレビで言ってたし」
…兄弟は皆鋭いのだ。ほら、だって、私見てるし…
「…寂しいんで、今日は皆で寝ましょう」
皆で笑いあった。
私達は兄弟。かけがえのない大切な家族。
捻じ曲がらない美しいキズナ。切れる事のない…
…なんか、自分で言っといてなんだけど、…寒い。 |