お父さん
お母さん
ごめんなさい
今まで育ててくれて
一生親不孝なことは
絶対にしないと
思ってた
でもね…
愛する人が出来たの
その人は
同じ学校居て
私の目線より高い
『教壇』と言う所で
チョーク片手に
話してる人…
そして
家庭を持ってる人…
愛すれば
愛するほど
罪を重ねるの
辛いのはわかってる
許されないって
わかってる…
それでも
好きなの
愛してるの…
一番じゃなくてもいい
好きで居させて?
『先生?』
愛しい先生がいる
体育準備室へ
『なした?』
愛しい人の声
『ッ………。』
それだけで照れる私
『あの…ね?私…』
言いかけたその時
『知ってる』
コーヒーを口にしながら
ボソッと先生が言った
『えっ!?』
驚きすぎて
変な声を出した私
それを笑いながら
私を見つめる
『顔…真っ赤!』
目尻にシワを寄せ笑う
『……。』
何も言えなくなった
ホントに真っ赤だったから
『いいよ、
言って?』
コーヒーカップを置いて
私の目線と合わせる
『我慢は…辛いだけだぞ?』
そう言いながら
私の頭を撫でる
『…想っててもいいですか?』
そう小さな声で
ついにあなたに…
先生に…
想いを伝えた
答えなんてわかってる
先生には
愛する奥さんがいる
お子さんがいる
フラれる覚悟で
言ったんだ…
『……何もできないよ?』
窓から見える
青空を見ながら
先生はそう言った
一瞬
空気が止まった…
何言ってるの?
えっ?
なんで?
自分から言っといて
先生の答えに
疑問をもつ私
『えっ!?』
口を手で抑え
驚く私
『…何もできないよ』
今度は私の顔を見ながら
どうして…
どうして先生が
泣きそうな顔してるの…
どこまで先生は
いい人なんですか
悪いのはすべて
私なのに…
『いいの、好きでいたいだけ』
先生の目を見て
私は言った
『………。』
黙り込む先生
『いゃっ!いいの!やっぱり迷惑ですよね…』
少しの間も嫌で
明るく振る舞った
『いいんです、すみませんでしたっ!』
早くその場から
去りたかった
急いで体育準備室を
出ようとした…とき
『まって!』
先生の大きな手が
私の腕を掴んだ
『俺…何してるんだろ』
無の顔をしている先生
『君に会うたびに…怖いんだ』
先生の手が震えていた
『君を見るたびに俺は…目で追ってる
そんなこと言われたら…
断るにも断れないだろ?』
先生の目に光る涙が…
あっ…私が泣かせたんだ
私は
震えている先生の手を
重ね合わせ
握りしめた
『怖いんだ…
本気になるのが
怖いんだ……
教師だって…既婚者だって…
恋はするんだ…』
ついに先生の目から
涙が頬に流れた
私だけが
辛かったんじゃない
先生も
辛かった…
私以上に……
『ごめんね…
ごめんね、先生…』
いつの間にか
私の目にも涙が…
二人は手を
強く握りあった
『好き』
『愛してる』
なんて
言葉にしない
これ以上になれば
罪になることくらい
高校生でもわかる
ますます
一緒に居られなくなる
『泣かせてごめんな』
先生が優しく
私の涙が拭く
大きく首を横に振る私
『笑って?
君の笑顔は…
俺の太陽だから』
窓の方を指差して
私に向かって話す
『先生…』
その言葉に
また愛しさが増す
そして笑う…
『太陽みたいだな、ホント』
私の頬を擦りながら
先生も笑う
ねぇ…先生?
先生にとって
私は太陽ならば
私にとって
先生はお星さまだよ
キラキラ先生が
私を照らし続けるの
たくさん…
無限大にね
『ピンポンパンポン♪
至急職員室まで』
先生を呼ぶ放送がかかる
『行かなきゃ』
っと言って
急いでテッシュで目を拭く
そして…
『いつでも来いよ!』
自分の机の椅子に
指を指しながら
笑顔言ってくれた先生
『はいっ!』
満面の笑みで…
先生に返す
『じゃな、気をつけて帰れよ』
体育準備室のドアノブに
手をかけ
片手で私に手を振る
職員室へ向かう
先生の後ろ姿…
大きくて
頼もしい
背中…
ずっと
先生のその大きな背中を
追いかけた
叶わないって
わかってたけど
先生と心が
1つになった
真夏の8月の日…
いつまでも
先生の
太陽でいます ー…
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