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list2後編
1931 新聞社

「フライング・ケット・シー号……ですか」

社長の話を聞いていたニコラスは頭の中を巡らせた。フライング・ケット・シー号……だめだ!さっぱり分からない!そんなフライング・プッシー・フット号より前の大陸横断列車のことなど私の知る限り存在しない筈だ。
頭を抱えるニコラスに本棚越しの社長が口を開く。

「頭を抱えなくていいよ。知らなくて当然のことだよ。ケット・シー号に関して情報はすべて当事の政府たちの手によって完全に抹消されたのだからね。」


「なっ?!」


政府と言う文字を社長が言った瞬間 ニコラスの頭の中にどよめきが走る。

政府が完全に抹消させるほどの事件がそこで起きたというのかっ と言うことはやはり………。


「政府がレイルトレーサーの存在を隠したと言うことですか?」


「そういうことになるね」


馬鹿な!有り得ない!怪物が存在したなどと だが、政府が絡むほどだ、間違いないかも知れない。それに不死者が存在したと言う情報もあった。これは合理的に考えて存在する可能性が高い。


「しかしね、それだけでは無いのだよ。ケット・シー号にはもう一つ隠さなければならない事件があったのだよ。」


「ど、どういうことですか?レイルトレーサー以外にも何かその列車にあったのですか?」


ニコラスは食い入るように聞く。知りたい、フライング・プッシー・フット号の前に起きた事件とその真実を……


「ニコラスくん。 君は1888年に起きた連続殺人事件を知っているかい?」


「1888年の連続殺人事件ですか?」


1888年の時代と言えば動乱の暗黒街が立ち並ぶ時代だ その時代で起きたは殺人事件が数知れない。

「何の事件でしょうか?」


そう言うと本棚越しの社長から笑い声が聞こえた。


「ニコラスくん 君は 売春婦連続殺人事件を知らないのかね」


「あぁ あれですか。あれがどうか………えっ!?」


ニコラスは、はっとした まさか“奴”がいたと言うのか ケット・シー号に!

「社長……まさか?」

「そのまさかだよ ニコラスくん。“彼”が居たのだよ 1888年のロンドンに血の戦慄を与えた切り裂き魔がね……」



1889年 貴族専用食堂車



賭博を開始してから数時間が経った頃

「あっははは たのっし〜!」


一人の貴族の女性がトイレへと通じる廊下をヨタヨタ歩いていた。先ほどの賭博でワインなどを注文しては何杯も他の貴族たちと乾杯を交わし飲みまくっていたので 少しよを足しに来たのである。


「あはは 次は何をして遊ぼーかしらね あ、ゾうだ さっぎの髭オヤジのヤッテたルーレっとでもやろうかしら あははのは 」


相当酔っているのであろう。足取りがままならなく途中の壁にぶつかったりしていたが彼女は気にしなかった。そして ようやくトイレにたどり着くと


「さでど さっざど トイレ すまぜっかぁ こんちくちょ〜!」


そう言ってトイレに扉を開ける。しかし

「あ〜れ?何か暗イぃ?」


通常のトイレとは桁違いに広く豪華なトイレは漆黒の闇に包まれていた。普段は電気がついているはずなのだが…………

「ま、イイや 入っちゃえ〜」


そう言ってトイレに入る すると………

ぽたっ……

女性の額に何が水のようなものが当たった。


「ん?な〜にこれ?何かヌルい感じ〜」

水を手のひらで見てみるが暗闇でよく見えないのでその水が何なのかは分からなかったが

次の瞬間、


「えっ?」


窓の外の月光が自分を照らした瞬間 その水が何なのかが分かった それは 真っ赤な真っ赤な血だった。


「な、なんなのよ コレ?」


血を見たせいで一瞬で酔いは覚めた 血が上から降ってきた?うそでしょ? 女性は恐る恐る天井を見上げた瞬間 女性は氷付いた。


「あ……ああ…あ」

それは天井にいた真っ赤な血を纏ったナイフを片手に恐ろしい眼光でこちらを睨む 黒い影の怪物が
「いっいやぁあああ…あが…」


女性が叫ぶが そこまでであった 女性の悲鳴がトイレに響いただけで外には漏らさない 何故なら 女性の首筋が切断され鮮血が、ぶしゅううううっ、と飛び散ったからだ 女性は一瞬でこれまで人生とともに絶命した。

女性の死を確認すると怪物がカタコトで何かを話す。


「ミナゴロシ…キゾク ゼンブ…コロス……カナラズ」


と黒い影の怪物こと切り裂きジャックは呟く。
うまく書きてませんが よろしくお願いします。


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