【6話】スミマセン、敵が多すぎます
「ダーリン!! お帰りィィ」
「黙れ」
跳び付いて来た琴ちゃんに僕は蹴りを顔面に埋め込む
綺麗に決まった事に僕は滅茶苦茶ビビッた。
ってか、琴ちゃん? 鼻血だしながら微笑みながら笑わないで? なんで、幸せそうなの?
すッごく腹立たしいんだけど? すッごく殴り飛ばしてぇぇ__
じゃないだろ……僕。
うん、冷静になれ……そうだ学校に帰ってきたのには大きな理由があるだろ!
使えない親父のタメに僕が真実をしるタメに来たんだろ?
「琴ちゃん……エヴァなんとかは?」
「むぅ……」
頬を膨らませるなよ……
確かに可愛いけど今は腹立たしいんだ……全てに
「琴ちゃん……僕は真実を知らない。だぁから、エヴァなんとかに聞かないと」
「むむぅ〜。翼が口説いてる」
……よぉし、教室の扉は開いてるなぁ……。
さぁて……
僕は教室に向けて全力で駆け出す。
目標確認……ロック……完了!
「ドロップキィィィィック!!!!!!」
「がはっ!!!」
僕のドロップキックをモロに食らって翼は吹き飛んだ。
そして、エヴァなんとかはきょとーんと、事態の収集をしているらしい。
簡単だ、僕がドロップキックで吹き飛ばしたんだ
ってか、クラスの目が激しく冷たい(特に男子)
「何しやがる!!!???」
「うるせぇッ!!!!!!」
異議を申し僕の右腕の射程圏内に入った翼は顔面に右ストレートもモロに食らった。
このバカの名前は桜鳥翼僕のマブダチだ。大手自動車メーカーの息子である
クラス1のバカで、親のコネでこの学校に入って来た阿呆だ。
「エヴァなんとか! 話しを聞かせろ!!」
「え! エヴァ・クレントスです……」
「如何でも良い!! エヴァ!! お前はこの事を知ってんのか!!?」
胸座を掴み、琴ちゃんが殴りかかってきたが、蹴り飛ばし黙らせる。
今は琴ちゃんに構ってられん!
問題はこのエヴァ・クレントスについてなんだよ!!
「ええぇい!! 屋上で話せ!!」
この場ではクラス中から聞かれるしヘタしたら暗殺されるかもしれん!
少しでも安心できる場所で話すべきだ!
僕はエヴァの胸座を掴んだまま屋上へと向った。
重たそうな鉄の扉を開けて屋上へ出る。
屋上にはガラの悪い高校生が4、5人……サボるなよ……勉強を。
ネクタイの色が黒……ちぃ、3年生か
「どぉした? ガキ」
「……ま…ぁ ……ぉ」
一人がガムを口の中でくちゃくちゃさせて僕の耳元に臭い息をかける
僕は小さく呟いた。不良はそれを聞き取れなかったみたいで、「ぁン?」と返して来た
「邪魔だ! ゴミ野郎!!」
「ぁンだと!? ガキ!」
敵は4人……ふふふ、足りないなァ……。
仲間が……ふふふ、僕を相手に4人かぁ……
スミマセン、敵が多いです!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!! |