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                  フルスク!




フル・スクール・パニック
作:飛焔



【3話】血迷う琴ちゃん? その1


「突然だが転校生を紹介する」

 入学して1週間たった日の事だった。
僕等はだいぶ高校の生活やバイトも慣れてきて、琴ちゃんの親衛隊の攻撃も慣れて来た。
なーに、攻撃といっても、体育の時に集中してファールを貰うとか……椅子に画鋲を……
HUHUHU僕を怒らせるなよ? クソ野郎が
まぁ、そんな高校生活だった、親父ゴミムシも就職先を見つけて働いてる。
過労死してしまえば良い……

 やれやれ……そんな中、朝のSHRショートホームルームの時に担任の上山かみやま先生愛称はカミみん。突然の転校生発言だ。

 あらあら……相手の方も入学してから1週間で転校ねぇ……可哀想に。
勿論、僕と同じ考えの奴は少ない。殆どがどんな子かで頭がいっぱいだ……。
やれやれ……自分が良ければそれで良いのかよ? まぁ、愛着のつく前の転校だからそれはそれで良いか……。

「珍しいね? 入学してすぐに転校して来るなんて」
「あぁ…」

 どうやら、馬鹿な琴ちゃんも僕と同じ考えみたいだ……。
因みに僕は、真中の1番前も席だ、隣は琴ちゃんである……。だからより一層に僕は被害者になる。
そりゃあ……眼前に2つの大きな山がありゃあ……ま、無視してこう。

「入れ」

 カミみんが短くそう言うと、ドアから1人の女性が入って来た。

 あまり得意ではない人物紹介をしよう。
背中まである金髪に軽くウェーブをさせてる髪。吸い込まれるような綺麗な碧眼。
そんなに高めじゃない一般の女性の大きさで、でも、身体の凹凸は大人の女性ほど……ってか、琴ちゃんに引きをとらないかもしれない。
人形みたいに肌も白く透き通っていて……うん。完璧超人NO.4がココに誕生したよ……。

 クラスの静けさに彼女は大変驚いてる。
どうやら賑やかな教室を想像していたのだろうか? ふふ、残念だね……。
幾ら、美女でも男子も女子も釘付けにされてりゃあ……騒げないよ。

「あ、あの……?」
「紹介する。彼女は、東京の『神徒計画』の学生だ」

『し、神徒計画ッ!!!!!!???』

 クラス中が驚愕の声を上げる。
僕と琴ちゃんは惚けているだけど。
そりゃあ……『神徒計画』の学生って事は……
超大金持ちじゃないか……それなのに……どうしてド田舎の高校に!?

「エヴァ・クレントスです。宜しくお願いします。『族』は麒麟です」

 し、しかも神獣かよ!!?
おいおい……正気でこんな学校に?
おかしいだろ?

 【神徒計画】最近になって解明された神々モンスターなどを応用し遺伝子にへと変換させる。
変換された遺伝子を卵子に精子と同時にこの遺伝子を注入させる。そうして出来た子供を『神の子』と呼ばれる、同時に成長するにつれて、神様の遺伝子も成長しその神様の能力を使用できる。神の能力はだいたい3つある。まずは『知能』次に『能力』最後に『運動能力』の3つである。『知能』は必ず幼少の時から『覚醒』していて、一般人とは次元の違う知能がある、そういう生徒の寄せ集めが神徒計画だ。彼女はそこで麒麟のマスターということは……Aクラスの人間……クラスはその神様の段階から分けられる。『S』ゼウスなどの神々『A』神獣。その他のクラスはモンスターやそういう類の神様の寄せ集めだ……GHゴットハーフ僕等はそう読んでいる。神の生徒のみの学園を作る計画。それを毛嫌いしてる人間も多くはない。それは……人間のレベルを通り越してるからだ。人間以外の者を毛嫌いするやからだ……。

 ってか、長々と説明して悪かったな……。
簡略に解かりやすく言ってもこういうのなんだ。

 勿論……このクラスにも……神徒計画を批判する者も多い。

「席は……美原、席を替われ」
『はぁあ!!!!!????』

 クラス中が大合唱♪ 勿論、僕も♪
いや〜意外だったなぁ〜

「な! 何故ですか!!?」

 血迷った顔で琴ちゃんが異議を申す。
そんな中、僕はイヤな予感がしていた。
僕の記憶に
親父の会社の倒産→莫大な借金発生→何故か0→大金持ち登場→何故か変わる琴ちゃんの席→それは僕の隣→僕=借金親父の息子……うん、気のせいだ。うん……。

「小鳥羽は、エヴァの……夫だからだ」
『な、なにいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃ…』

 学校が揺れてしまう程のクラスの大声……僕も全力で声を出したから五月蝿くは感じなかったが、他のクラスから職員室から沢山の教師や生徒が来た。目撃した光景は……惚けて動かないクラスに拳骨を1人1人に落としてる姿と……
そして、ビックリして気絶しているエヴァの姿であった。

 それは、殴られてもダレも無反応にさせていた。
そりゃあ……僕だってビックリだよ……なにがなんだか……

「だ、ダーリン?」

 機械的な口調で琴ちゃんが僕の方を見てそう言った。
ってか、ダーリンじゃねぇって

「……く……」
『く?』

 外野がやっと反応を見せた僕の発言に児玉する。

「クソ親父ぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいい!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

 僕は席から勢いよく立ち上がり琴ちゃんを押し退けて親父が勤める仕事現場へと駆け出した。
そりゃあ……チーター並の速さで

 目的は……親父ゴミムシの抹殺!!






                フルパ二!














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