【1話】暴力は時に大事なのです
取り合えず、親父を事情聴取した結果。
大手企業のやり手に業者同士の争いに負けたと……
そんでもって、まぁ……会社の経営が傾いたりしてとうとう……倒産っと……。
その時に起きた借金はなんとかなったとは言ってるがぁ……
どうなんだか……イヤな予感がする……
「なぁ……琴ちゃん」
「ん?」
前の席にいる美原琴美に話しかける。
琴美は反応し長いストレートの髪を靡かせながら振り向く。
あぁ、コイツは僕の幼馴染の美原琴美。琴ちゃんでヨロシクな
入学式の時もコイツが新入生の代表ででたのは以外だったがな……。
はぁ〜、親衛隊が増えたな……こりゃ
「父さんの会社が倒産した」
【べシィ】
叩かれた……うん。
【バゴォ】
殴り返した……痛かったから。
……クラスの男子の視線が痛い……。
そりゃあ、美女の類いを殴るヤツなんてそうそう居ないからな……
僕だけかな? 美女だろぉがブスだろぉが殴られたら殴り返す僕って?
「雅人……お、鬼ぃ……」
「先に手を出したのは琴ちゃんの方だ」
因みに顔じゃないよ? 肩パンだ♪
ブスなら問答無用で顔をぶん殴る。そりゃあ…それぐらいの差別は構わないだろ?
ってか、琴ちゃん
「もっと……」
【バゴ!】
今度は鳩尾に1発。
は〜……このドMさえなければなぁ……。
イタイ……幼馴染としてこのドM体質は馴れない……。
琴ちゃんには本当に頭を悩ませる。
先程の親衛隊もだ、琴ちゃんは小学生の時からスゲー美人だった。
それでか、琴ちゃんの身を守るタメだかなんだかで【美原K親衛隊】
美原K親衛隊のKはKOTOMIのKだ。まぁ……勘が良い人ならわかる通りに琴ちゃんには……
兄貴が居る。生徒会長でルックスも成績、運動神経……まったく隙のない超イケメンだ。
まぁ……極度のシスコンで妹LOVEだ……。
兄貴が関ると琴ちゃんはSと化す……龍一さんは……ドMだ……。
頭が痛い……。
思い出しただけでも、頭痛が……。
「もっとぉぉ〜」
「うるさい!」
チョップを与える……
しまった……逆効果じゃん……。
うわぁ、なに嬉しそうな顔してるんだよぉ?
きめぇぞ? 美人が台無しだぞ?
ってか、その笑みがムカツクな……。
チョップを……いかんいかん。このMにやったら困る……
うん。人をおちょくって攻撃を待ってるんだこりゃあ……。
「……なぁ……冗談に聞こえるかもしれないが……
親父の会社が倒産したんだよ」
「HAHAHA雅人? それを言うなら、父さんの会社が倒産しただよ?」
HAHAHAダレかと同じ反応してるよ♪
でも、思わず僕の右腕が琴ちゃんの顔面にめり込んでるのは無視してこう
さぁて……便所へ逃げますか♪
琴ちゃんが頬を染めてる内に僕はすぐさまトイレに駆け込んだ。
そりゃあ……迷惑事はゴメンだからね。
あ、そうそう、僕の紹介がまだだったね。
僕はぁ___
「雅人ぉぉ……」
琴ちゃん……あまり僕を怒らせないでよ!!
僕は鬼と化した。
「昇龍拳!」
暴力は時に大事なのだ。
【お見苦しい光景なので、次回までお持ちください】
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