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青春という名の日々に
作:tensuke



24.二人の時間 再び


24.二人の時間

目を覚ました後の大沢は医師達が驚く程の回復を見せた
その後2週間程病院で過ごした後
あとは通院によるリハビリで大丈夫でしょうとの診断を得て 無事退院した
宏は友人から車を借りて 大沢の退院を迎えに行った

「じゃぁ 俺 車返してくるから また後で寄ってもいい?」
「もちろん・・・待ってるよ」
「ああ・・・じゃぁ また後で」
「宏っ!」
「なに?」
「事故るなよ・・・今度はお前だったりしたら洒落にならない」
「(笑)わかってる 気をつけるよ じゃぁ」
「ああ・・・じゃぁ また後で」

大沢は一人残った自室で病院から持ち帰った荷物を片付けた
2年近い年月 主を待ち続けていた部屋は時が止まったままだった
あらかじめ 宏が簡単な掃除をして片付けておいてくれた為
それ程にひどく荒れた様子もなかったが
壁にかけられたままのカレンダーが事故の日からそのままになっていた

ぼんやりと座り込んでいた
長い夢から覚めた
戻ってきた
そして
宏が自分を好きだという
これはまだ夢の続きなのではないだろうか・・・・

大沢はふと忍び寄る不安におののいた
思わず両手で自分の身体を掻き抱いた
カチャリという小さな音と共に静かな足音が背後に迫り
怯えたように腕で自分を抱き締めている大沢を背中から暖かいものが包んだ
宏だった
「どうしたの?大沢?」
大沢の耳元にそっと囁きながら宏は大沢を抱き締めた
「なんでもないさ・・・・まだ夢を見ているような気がして」
「夢じゃない 大沢は帰ってきたんだ この部屋に 俺の前に」
「宏?」
「ん?」
自分の胸元にまわされていた宏の腕を掴むと
大沢は宏を自分の膝の上へと抱き寄せた
引き寄せられるように腕をとられた宏は素直に大沢の腕の中に収まった

「どうしたの?大沢・・・」
「宏・・・・本物だ・・・触れる事ができる・・・」
「うん・・・本物だよ 沢山触って」
「俺の宏」
「うん・・・・爪の先まで全部」
「もう離さない」
「どこにも行くなよ・・・俺を置いて」
「もうどこにも行かない」
「うん」
「宏・・・・一緒に・・・一緒に暮らさないか?」
「大沢・・・うん もう少し広い部屋を捜さなくちゃいけないな」
「いいのか?」
「ああ 俺も大沢と一緒にいたい」
「宏・・・・」
「ん・・・・」

大沢は宏をそっと横たえると唇を寄せた
重なる唇 深くなる口づけ 絡む舌先から顎へと唾液が伝う
「お おおさ・・わ・・・ 俺・・・俺・・・」
「愛してる・・・宏」
「うん・・・・」
「抱かせて」
「うん・・・・」

大沢は小さく頷いた宏の白いうなじに噛み付くように口づけた












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