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作:美傷


限りなく続くこの道
涙があふれてきた
束縛する縄
僕はただ立ちすくむ

もう傷つきたくない
忘れられないこの腕の傷
消せない傷跡を見つめるだけ
今でも虐待が僕を縛り付ける

汚れなく澄み切った川のような心
砂嵐で掻き消された思い
思い出せない記憶

バラバラに散らばる心
目の前にある幻惑の景色
否定と矛盾
鳥籠から抜け出せられない

偽善の優しさ
灰になった真実
空は螺旋を描いた
とまどいの涙

君だけは離れていかないで
消えて無くなる私の心
無限に広がる空を見つめて

いつも繰り返してばかりの太陽
虚像の青空
闇をひた隠す
嘘が世界を包み込む

「同情してもらいたけじゃないのか?」
「腕を切ったぐらいじゃ死ねない」
大人の言葉に怯える僕が居る
生きてることを確かめて・・・
それだけがアイデンティティー
「同情を求めてるわけじゃない」
「切るとホッとするの」
「生きてる実感が得られる」
「生きてることに未練なんか無い」
「忘れたいというよりも消えたいから」
「みんなの記憶から消え去りたい」
そんな叫びもこの世界では虚しく響く
袖の下には心の傷が無数と・・・

闇だけが動けぬ僕を救う
空がいつもと違う
この夜は絶望を無くす
眩暈から目覚めた僕は・・・
傷に溶け込む悲しみ

腕に刻まれた闇は全てを覆いつくす
誰も愛すことができないから
失ったものが大きすぎて

テレビの世界を閉ざした僕は再びナイフを手に取った
手首の傷跡がまた一つ・・・
全ての苦しみを引き受けて














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