第6話 〜そして少女は自己嫌悪・なのにどうして恋相談〜
嫌になる。
この委員長体質?
(って言っても。
しがない保険委員)
イイコチャン体質?
優等生?
頭カタイ?
マジメ?
オトナシイ?
自分でイヤんなる。
あんなん。泣かずに普通に言うコトじゃんって。
『こっちが悪モンみてーだろ!』って桜井涼の言葉。
アタマん中ぐるぐるしてる。
図書室で、
翔子の部活が終わるのを待ってみる。
いっしょに帰る約束してたし。
それに…こんな感情。
どうやって整理したらいいか。
喋って少し楽になりたい。
本を読むフリして少し泣いた。
そんな時。
「ね、日野サン…?」
隣に座る女の子がいて。
そのコは小林里美ちゃんだった。
「日野サン、だよね…?」
「あ…今朝の」
「うん。
あたし小林里美。
サトミって呼んでいいよ」
「う、うん」
ちちゃくて。
華奢で。
似てるのはそのくらい?
どうしてこんなカワイイコと間違うんだか。
先輩たちって。
「涼くんが何か言ったみたいで。
ごめんね」
「え?」
何で知って…?
顔が赤くなる。
ああそうか。
彼女サンなんだっけ…?
「ちょっと相談にのってくれるかな…?」
「え?」
里美ちゃんが急に話しだした内容は。
あのね。
あたし涼くんと付き合ってるのね。
それは入学式のあと、
涼くんに告られてね。
何となくだったんだけど…。
やさしいし。
付き合ってたの。
よくあるよね?
そういうの。
でもね。
あたし。
初めてあたしから好きな人が出来ちゃって…。
それが真先輩なの。
だけど
あっちにも彼女がいて。
あたしにも今彼氏がいてね。
それでも真先輩、
あたしがいいって言ってくれてるんだ。
だから
いつかは涼くんに言わなくちゃって。
そう思ってるんだけど。
なかなかそのキッカケが無くて。
こんなことになっちゃってるの…。
それで灯ちゃんに迷惑かけちゃって…。
謝りたくて涼くんに相談したら。
涼くんってちょっと向こう見ずだから。
だから、ね。
今朝みたいなことになっちゃって…。
ごめんね。
それで…。
「あれ。今、何時?」
「え?」
「話の途中でごめん。
あたし
翔子といっしょに帰る約束してて。
もう時間に…」
「……帰っちゃうの…?」
里美ちゃんが涙ぐむ。
え。
困ったな。
「ちょっと翔子にメールするね」
「いいよ。
そうだよ。
今日はメールして、断っていいよ。
里美の話
聞いてくれるって言ったんだし」
「え」
そういう意味で言ったんじゃ
ないんだけどな…。
翔子に少し遅れるってだけ
メールしようとしてたんだけど…。
「里美、
すごく…困ってるんだ」
里美ちゃんはそう言って、
大きい瞳からポロポロと涙をこぼした。
「な、泣かないで!
わかったから」
仕方ないな。
今日は付き合うか。
翔子には断りのメールをいれた。
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