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ソードロードと書いて剣の道と読め!!
作:卜全



第三話:ロミオとジュリエットと書いて〇×忍法帳と読め!!


「さて…長光」

職員室に連れて来られた俺。

「剣道部を襲撃し、女子部員を連れ去ろうとした、違うか!!」

「違うわ!!」

「ま…まさか連れ去るだけじゃなく、その場で!?」

「だから違うっつの!!」

何を考えてやがる…この先公。

「…しかし、何でまた剣道部に入部なんだ」

チッ…めんどくせぇ質問しやがる。

「…別に、俺が何やろーが自由だろ」

「剣道部か…顧問は桜場先生だな」

剣道部の顧問…か、たぶん筋肉質なやーさんみたいだろうな。

い、いかん…、そんなヤローに楓ちゃんを任せらんねぇ。

「おっ…噂をすれば桜場先生じゃないか」

「何!?」

って…あれ?

「ふむ…君が長光君か?話しは東条…、あぁ、うちの部の部長なんだが、から聞いたよ」

女ぁ…?

タバコを吸いながら職員室に入って来る剣道部の顧問。

筋肉質とは程遠い、長身の女だった。

しかも二十歳くらいか…若い。

「アンタが…剣道部の顧問なのか?」

「桜場 (さくらば はるか)だ、教科は物理担当」

「ま…まぁ、別にいいけどよ、んで桜場さんよぉ」

バシッ

「あいたっ!」

突然頭をはたかれた。

「なっ…何しやがる!!」

「桜場先生、だろ?」

こんのババァ…。

バシッ!!

「何で叩くんだよ!!」

「なんとなくだ」

ッ…、しかし俺が避けれないとは何者だ?この女。

「さて…剣道部に入部したいそうだな」

「おぉ!!そうだった、これから三年間よろしく――」

「駄目だ」

「――頼むぜ、…あれ?はい?」

「君は剣道部に入れない」

「な、なんだよそりゃあ!!」

「まぁ落ち着きたまえ、そもそもだ…無いのだよ」

「無い…って、そりゃあまさか」

俺の脳裏に剣道場にいた女子部員の台詞(第二話参照)が浮かぶ。

「男子剣道部がな、つまり剣道部は女子しかない」

うっそぉぉぉぉぉおん!!

「…な、ないの?」

「ない」

終わった…俺の青春。

部活

『えっと…竹刀の振り方はこんな感じ?』

『違います、ここをもっと…こう』

次第に仲良くなる二人

『次の試合…勝てるかな?』

『大丈夫…、英次君なら勝てます』

…一緒の登下校。

『練習してて気が付かなかったけど…もうこんな時間か』

『だいぶ…遅くなってしまいましたね』

『家まで…送ってくぜ』

そして…運命の日。

『俺…この試合に勝ったら君に言いたい事があるんだ』

『…英次君』

※長光未来図です。

「まぁ何も方法が無い訳でもない」

ピクッ

その台詞に俺は耳を動かした。

「なんだ?何かあるのか!?」

「部活が無いなら作ればいいだろう?」

「!?、そうだ!そうだった!!作るんだよ…俺が剣道部を!!!」

うぉお!!俺は今最高に燃えている!!!

「まぁ顧問がいないんで無理だがな」

…はい?

「…アンタが顧問やってくれないの?」

「私か?何故だ」

「女子の剣道部やってんならいいじゃねーかよ」

「おんや〜?それが人にモノを頼む態度かね?」

「…ぐっ!」

こんの…。

「…おねがいします、さくらばせんせい」

ひらがながせめてのていこうだった。

「そうだな…なら一つ、勝負といくか?」

「…は?」

「うちの剣道部は三年は受験で来れなくてな、今は二年が二人、一年が四人の六人しか居ないんだ」

…少ないな、やっぱ剣道やる女子ってあんまいねーのか。

「うちの一年四人と勝負し、その結果を見て…決める」

「…っても、いいのかよ、女子対男子になるぜ?」

「構わんよ、良いハンデさ」

「…言うじゃねーか」

「それで試合はいつにする?」

「…早い方がいい」

「なら今週の日曜だ、それまでにメンバーを四人、集めろ」

四人…か、ど〜すっかな。

まず…俺だろ。

カクとよっしーも無理矢理誘って…。

あと…雨宮か。

おぉ!!四人揃ったじゃん。

「…あれ?」

なんか…話しが上手く行き過ぎじゃね?

ま…いっか♪

「おっし!そうと決まりゃ早速行動開始ぃ!!」

俺は勢い良く教室から飛び出した。

悪いな剣道部女子一年、やるとなりゃ容赦はしねぇ。

ん?女子一年?

楓ちゃんは…一年だよな?

って事は…お互い敵同士!?

「なんつー事だぁぁあ!!」

俺の叫びに廊下を歩く奴らがビクッとなるが気にしない。

愛し合う二人は敵同士…それはロミオとジュリエット甲賀忍法帳。

「…どうする?」

しかし…勝たねば、俺の青春ライフが。








「しかし…よろしいのですか?桜場先生」

「何がです?」

「あんな問題児を部にいれて…ですよ」

「まだそれは決めてませんが…力が有り余ってるんですよ、アイツらは」

「ほぅ…力ですか?」

「えぇ、だからその力を部活にぶつければ…案外伸びるかもしれない」

「…ところで、うちの剣道部ですが」

「あぁ、もちろん男女混合ですよ、ただ今は男子が居ないだけで」

「…人が悪いですな」












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