猫VS幸村 2縦書き表示RDF


猫VS幸村2は、猫VS幸村の続きを書いたものなんで、猫VS幸村を読んでからにして下さい
猫VS幸村 2
作:稀羅



「おい、くすぐったいって」

楽しそうに猫と遊んでいる政宗と、つまらなさそうに、その光景を見ている幸村。

猫>幸村

きっと、政宗の頭の中は今、こんな状態だろう。

ほったらかしにされている幸村は、全然楽しくなかった。

政宗との貴重な時間を邪魔された幸村は、猫に対して嫉妬していた。

バタバタバタバタ

すると、どこからか足音が聞こえてきた。

「政宗様!!猫を捕まえたのですね!」

「あぁ、…なぁ小十朗、その…こいつの話だが」

真剣な顔で、政宗は言った。

「何でしょうか、政宗様」

「こいつ、ここで飼ってもいいか?」


「本気でござるか、政宗殿???」
「本気なのでございますか?政宗様…」

幸村と小十朗は、同じことを聞いた。

「あぁ、本気だ!大丈夫、こいつの世話は俺がやる」

「まぁ、政宗様がそこまで言うのなら…ですが、ちゃんと世話をするという条件ですよ!」

「ちょっと待ったでござる…」

幸村は、寂しそうな顔をして言った。

「政宗殿は、某よりも猫の方が…大切なのでござるか?」

幸村の目から、一粒の涙がこぼれた。

「…幸村…」

「政宗殿は、某だけを見ていて下され、他の者ではなく、某だけを…だから」

政宗は、膝の上に乗っている猫を床に置いた。

そして、泣いている幸村を優しく抱きしめた。

「…っうく…まさ…むねどの…」

「ごめんな、幸村」

政宗は、腕に力を入れ強く幸村を抱きしめた。

「俺は、猫の事しか考えてなかった、幸村を一人だけほったらかしにしていた…」

「…いい雰囲気を邪魔してすみませんが…あの…」

「悪いな小十朗、今は二人きりにさせてくれ」

「わかりました」

そう言って、小十朗は二人の側から離れていった。

「…政宗殿、某、わがまま言って…本当にごめんなさい」

「お前は謝らなくていい、謝らないといけねぇのは、俺の方だ…」

「政宗殿…某のわがまま、きいてくれますか?」

「あぁ、いいぜ」

「某から、離れていかないで下され…」

「わかった、だが幸村も他の奴のところに行くなよ…」

「…わかりました…」

そのまま、二人はずっ抱きしめ合った…。


END














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