孤独な夢
決まって同じ場所の夢だが、数を重ね時を経るに従い幼児期に過ごした風景が廃物し、ついに崩壊して開拓が入り、全く見知らぬ場所へ変貌してしまう先週までの夢。
そして今、続いて児童期に過ごした場所へ取って代わり、同様にその懐かしく恋しいもう一つの故里を、衰退させ改変させていく。少しずつ、蝕む様に。
そしてふと目覚めるのだが、その度に一つずつ大切な記憶を忘却されてる気がして、空ろで孤独な夢から今日も覚めるのだ。

ジャスト200文字の小説たち
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