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仔猫のゆりかご


 お腹一杯、濃厚甘い母乳を飲んで眠りに誘われる小さな命。
 この世に生を受けたばかりの、まだ産まれて間もない乳飲み仔達。柔らかな温もりの中で、優しく愛情深い舌が全身を撫で上げ、更なる眠りに導いていく。
 その意識の中で徐々に遠ざかって行く母の鳴き声。

 ユラリユラリと静かに揺れる、四角く暗いゆりかご。だがまだ眼も開かぬ仔等は、何も知らずに静かに寝入る。

 人の手で捨てられた段ボールは、川の激流に飲み込まれていった。






ジャスト200文字の小説たち




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