ガールズラブ
1、かげがえのないもの・・・・・・
私は宮沢諦。
性別は女。みんなはあきらと聞くと男とまちがえる。みんな、名前とかで、きめつける。
私は親にも、捨てられ、クラスの男子達にいじめられ、この名前のせいで、きずついてきた。
私は今は、中学二年生。
やっぱり、クラスの人に、男とまちがえられる。
「あきらって、男じゃないの?」
女の子達の口からはいつも、その言葉。あきた口調。小さい頃から言い続けられてきた、言葉。
ただ、「ちがう。」としか、じゃべらない私の口。それは、とても、つめたい口調。
そして、そこから、みんなさっていく。私を冷たい人間とかんじがいしながら。
まあ、それは、私にとっちゃ当たり前のこと。
ただ、それは、とても、さみしいと感じることは当たり前。
ずっと、一人。ずっと、ずっと、ずっと。
みんな、ちかよってくるのは、最初のときだけ。
また、いつもの、一人がはじまる。
そのはずだった。
「宮沢 諦ちゃん。よろしくね?」
一人の今時の可愛い女の子が私に声をかけてきた。
「誰だっけ?」
私は声をかけてきてくれた子に、つめたく声をかえした。
「ひどーい。覚えててくれなかったの?私は乙色棹歌結構めずらしいでしょ?」
棹歌ちゃんは、とても、今時っぽくて。私とは、全然ちがかった。
「さおってよんでね。」
棹歌ちゃんはにっこりして、私に言った。
「なんで、あんた、私に声かけんの?」
私はさおに言った。
「だって、同じクラスだし、仲良くしたいなって思って。今、みんなに声かけてきたの。みんな、私がすきになればみんなだって、こたえてくれるよ。」
さおはとても、純粋で、私と正反対だった。
「あきらちゃんは友達とか、つくんないの?」
棹は私に聞いてきた。一番こたえにくいことを。
「・・・・・・・・・。」
私は何も出なかった。
棹は私のこたえを待ってる。
「つくるよ。」
私はいってしまった。うそを。せっかく、きてくれたのに。
「だよね。」
棹は信じ込んでしまった。
「一人じゃ、さみしいもんね。」
棹はそう言って、違うところにいってしまった。
どうしよう、うそついちゃった。
でも、友達の作り方なんて、しらないし。
「なあ、あきらって男じゃねえの?」
私は男のやつらの言ってることに聞き耳を立てた。
「俺も、はじめて女で諦って聞いた。」
私は心の中で、そうだろうなと言った。
「かっこいい名前付けてもらってるって思うけど。女だからなー。」
私だって、好きで、この名前をつけてもらっれなんかないよ。
私は心の中でも、嫌な思いがあふれ出そうになったのでとりあえず、校庭のグラウンドで、走ってこようと思った。
私は、走ることが好き、結構スポーツ系なのだ。
体育はいつも、5。
特に短距離が得意。
私が廊下にでたとき。
また、棹が私を呼びかけた。
「諦ちゃんー。どこいくの?」
棹は首をかしげながら、私にきいてきた。
「グラウンドで、気晴らしに走ってこようと思って。」
私はすらすらと、言葉が出てきた。
いつもなら、グラウンド。っとか、別に。っとか、そうゆう、長い言葉はいつも、人には、話すことは、なかなかないのに。
棹にだけ、言葉が出てきた。
「私も、一緒にいっていい?」
棹はニコッと笑って、私に聞いてきた。
「別に。いいけど?いいの?あの人達と一緒にいなくて、あんたまで、へんなふうに見られちゃうよ?」
私は棹に言った。何気に、ちょと、胸がくるしくなった。
「ううん、なんかね?普通の女子よりも、諦しゃんといたほうが楽しいの。」
棹は私より、全然ちがう、子で、女の子っぽくて。
私と正反対。でも、なんとなく、一緒にいると落ち着くのだ。
グラウンド・・・・・・
私と棹はグラウンドについた。
「いつも、こうやって、走ってるの?」
棹は聞いてきた。
「うん。走るのがすきなの。小学校だって、一年から、六年まで、全部、リレーの選手になtったんだよ。」
私はちょっと、自慢げに言った。てゆうか、自慢した。
「すごーい。私、一回も、リレーの選手なったことないよ。」
棹は可愛く言った。私には、ちょっと、ぶりっ子にみえた。けど、私は女の子に弱い。
「別にそんなまでいかないけど。」
私は照れながら、走った。
棹といるときは、とても、楽しくなった。
そして、それから、二週間たった、ある日のこと。
帰り道、私は帰るときに、変なところを見てしまった。
棹が帰るところにいきなり、五人ぐらいのチャラついた男達がきて、棹を取り囲んで、暴れる、棹を、無理矢理車に投げ込んだ。
私は、その車を追いかけた。
そして、追いかけていった、先は、古い何かを作る、工場。
私は、ドラマでみているより、とても、怖くなった。
でも、棹はここに、連れてこられたはず。
ガラッ
私は真正面から、入った。
おっきな、扉をがらがらさせながら。
そして、目の前に、あったものは、ドラマでみたよりも、迫力のある二十人ぐらいに、不良のやつらだった。
目には傷、どこかしら、傷があるやつらばっかりだった。
「おじょうちゃん、ここは、君見たいな子がくるところじゃないんだよ?」
手下のようなちょっと、チャラチャラしてる奴が私にガンをとばしながら言ってきた。
それほどまでには、迫力はなかった。
「その子も、私と同じぐらいの、歳の子だよ?」
私はにらみかえしながら、言った。
「てめ、俺らに、喧嘩うってんのか?あ?」
また、手下が言った。
「ゆっとくけど。これでも、空手やってるんだけど。もしかしたら、擦り傷だけじゃないかもよ。このタイマンで、私が勝ったら、その女の子返してもらうよ?」
私は人差し指を、私のほうにくいくいっと、「来い」と、やってやった。
いっせい私に飛び掛ってきた。
私は空手を習っていたので全然相手になんなかった。
私はパンパンと、手をはらった。
「ちょろい、ちょろい。」
私は、眠らされている棹の方に近づいた。
「何で、こんな、かよわいのかな?」
私は心配顔で、眠っている、棹に話した。
私は眠っている棹の唇にそっと、キスをした。
これが、好きってことなんだ。
私にはやっと、かけがえのない物ができた。
それは、棹歌、君だよ。
2、ムカつく、男。
すっかり季節は春から夏へと変わった。
せみが大きな音で、音をたてる。
熱くて勉強のやる気がうせる日。
夏休みは、まだだけど。
何故かこんな季節に私のクラスに転入生が来た。
そいつは、男。
とても、私には気が合わない奴。
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「今日は、転入生を紹介するぞー。」
教室中に先生の声が鳴り響く。
私はしたじきで、自分をあおぐ。
あせが首を通るのがわかった。
「入っていいぞー。」
ガラッ
入ってきたのは。今時の男で、スポーツ万能の、元気いっぱいのやつ。小学生レベルだと、思えるぐらいの奴。
「こんにちはー!!みんなーこの中学校のこと、教えてねー!!」
この男は、青坂懐賭。
私には、最悪で大嫌いな性格の奴。
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「じゃあ、青坂の席は、乙色の隣だな。」
先生はにこやかに言った。
多分その時の私は黒いオーラを出していたに違いない。
「はーい。」
すたすたすた・・・・・・
「よろしくね。乙色さん。」
青坂は、棹にニコッとして、挨拶をした。
「じゃあ、数学始めるぞー。」
先生が言ったとたん、教室中に『えー!!』っと、響き渡った。
「あ、先生、僕の教科書全然ちがいます。」
青坂が立って先生に言った。
「あー、そっかー。じゃあ、乙色みせてやってくれ。」
先生は棹にたのんだ。
「はい。」
棹はいい子だから、すぐに先生の言うことを聞いてしまう。
「ありがとう。」
青坂は犬みたいな顔で、喜びながら、棹に言った。
机をくっつけて、棹は棹の机と、青坂の机の隙間のほうによせた。
青坂はよりそって、教科書をみる。
私はイラついた。すっごい、胸の中がくるしかった。
もちろん、青坂にだって、むかつく。
でも、一番むかついてることは、棹が私のものじゃなかったこと。
キーコーンカーンコーン・・・・・・・・・
お昼休み・・・・・・・・
「棹ー一緒にお昼食べよう。」
私は食堂のパン屋で買った焼きソバパンとオレンジジュースを持って棹の机の方に言った。
「うん。屋上いこっ。」
棹はいつものように、席を立つ。その時。
「俺もいっていい?」
青坂は私と、棹に聞いてきた。
「いい?諦。」
棹は私に聞いてきた。
「別に・・・。」
私はそれだけしか言えなかった。
「いいよ。青坂くん。」
棹はにこやかに青坂に言った。
「やったー。」
相変わらず、犬の顔をして、喜ぶ青坂。
こうやって、女を自分のとりこにしてるのがとてもわかった。
そして、ついてきたこの犬っころは、とても、おしゃべりで食べてるときだって、ずっと、ぺちゃくちゃ。私はぶちげれる寸前まで、いった。でも、なんとか、おさえて、パンをたべる。
キーンコーンカーンコーン・・・・・・・・・・・・
そして、帰り、私はかえる準備を、おえて、帰ろうとしたとき。
「待って、諦!」
棹に呼び止められた。
「何?」
私は呼びかけられた。
「え、一緒に帰ろうと思って。同じ方向でしょ?」
棹は私に満面の笑顔で、言った。
「うん、そうだね。別に、いいけど、一緒にかえっても。」
私は、早く帰りたいで、頭がいっぱいだった。
「やった。」
棹の笑顔だけは、私は頭にはいってく。満面じゃなくても。
「俺も、いい?」
予想どうり、あの犬っころもついてきた。
「え?いい?青坂君いても・・・・・・。」
棹は私に聞いてきた。
「別に。」
私はちょっと、だけ怒りながら言った。
「い・・・いって。」
棹はちょっとつまりかけた声になった。
「やった、ありがとう。」
犬っころめー!!!私は心の中で、むしゃくしゃしながら、あばれてる。でも、私は表に出さない、てゆうか、出せない。棹がいるから。
帰ってる途中も、ぺちゃくちゃぺちゃくちゃ。すっごい耳障り。
うるさいのなんのっていったら。言葉じゃとても、いえないくらい。すごかった。
「じゃ、ばいばい、諦。」
棹は思ったよりも、何も、言わなかった。
「うん、また明日。」
あっさりした言葉に私はちょっとがっかりしながら言った。作り笑いで。
私は楽しそうに話しながら歩いてくあの二人の背中を見ているだけだった。
翌日・・・・・・。
キーンコーンカーンコーン・・・・・・・・・。
朝休み。
私はまた、グラウンドに走りに行った。
そしたら、棹もついてきた。そして、その後には、やっぱり犬っころがついてきた。
私はムカムカマークがおでこに六つもできて、おまけぶちっと、きれてしまった。
「何でいつもいつもついてくんだよ、てめえ!!」
私は怖い顔になって、怒りにみちた。
「何でって・・・・・・。」
犬っころは黙りだした。
一分ぐらいまった。
「俺、棹歌ちゃんが好きなんだ!」
いきなり、犬っころから、出た言葉がこの言葉。
「いきなり何?何でこんなときに告ってんの?意味不明!!」
私はまた怒った。てゆうか、私は犬っころを棹から、離そうと思った。
でも、逆に棹は怒ってしまった。
「何で諦、こんなにがんばって告白してくれたのに、ひどい、諦!!」
私は棹からこんな言葉が出るとは思わず沈黙してしまった。
それから、棹は「ふんっ!」っといって、教室に犬っころと一緒にもどっていった。
私は頭を抱え込みしゃがみこんだ。
「こんなはずじゃなかったのにー!!だから恋愛はきらいなんだよー!!」
私は逆ギレしてしまった。ベリーショウトカットで茶髪がまざった髪の毛をぐしゃぐしゃっと、かいた。
3、仲直りがしたい、その思いの行方・・・・・・。
私は、もう、つらくてしかたない。
一人に久しぶりにもどった。
とても、心細くて、さみしい。
キーンコーンカーンコーン・・・・・・。
チャイムがなり、帰る。
「棹、ちょっと、来な。」
私は、棹を呼んだ。
「何?」
棹はちょっとだけ目をそらしながら、私に問いかけた。
「あいつとつきあうことになったの?」
私はちょっと、顔を赤くしながら言った。
「え?」
棹は首をかしげながら私に聞き返した。
「だから、あの犬っころと、付き合うのかってきいてるの!」
私はやけになって言った。
「ああ、つきあわないよ。だって、私の好きなタイプとちがうもん。私、ああゆう、顔をかえたりする奴好きじゃないもん。でも、告白はうれしかったよ。」
棹はにこっとして言った。そのときの棹の顔はどことなく寂しげなところがあった。
「棹、今日一緒にかえってくれる?」
私は聞いてしまった。
「プハッ!諦可愛い、顔赤くしながら言ってるから、どうしたの?らしくない。」
棹は笑いながら私に言った。
そして、帰り道。
「じゃ、また明日ね。」
棹はにこっとして、手をふった。
「ちょっと、まって。棹歌。」
私は棹を呼び止めた。
「何?」
棹はこっちにふりむきながら、ちがついてきた。
「棹歌、もし、私が、棹歌のことが好きだったら、棹歌はどうする?」
私は思い切って言ってみた。
「好きって、恋愛のこと?」
私はコクンとうなずいた。
「うーん、私は諦とだったら、つきあってもいいよ。」
棹歌は、ほっぺを赤くしながら私に言った。
「本当にいいの?」
私は聞いた。そして、棹歌はコクンとうなずいた。
私はそういってから、棹歌にキスをした。
たった一つのかけがえのないもの。
それは、棹歌。私のたった一人の恋人。
女だって女同士の恋がしたいんだ。
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