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Chapter:04 慟哭、そして哀悼
Episode:21
◇Rufeir
「あー食った食った」
「ルーちゃんご馳走さまー」
「あ、こら、てめぇら後片付けしろっ! つか、作ったの俺だっ!」

 にぎやかな声が響く。いまちょうど、みんなで夕食を食べ終わったところだ。
 クラス分けのテストが終わったのはだいぶ前だけど、休みがあと二日の今ごろになって、ようやくあたしのクラスが決まった。

 聞いた話じゃ、ずいぶんモメたらしい。飛び級がどうとか、教官が言ってた。
――でも飛び級って、なんだろう?
 飛ばされて違うところへ行くのはイヤだから、イマドと同じクラスがいいと、言ったのだけど。

「あ、ちょっとキミ、何やってんの! そのケーキはルーフェイアのなんだから」
「えー、持ってっちゃダメっすか?」
「ダメっ!」

 飛び級がイヤならと、あたしはAクラスになった。思ってたより、いい加減な決め方だ。
 けど話を聞いたロア先輩はとても喜んでくれて、しかもなぜか「お祝いをする」ってことになって、それをしてたとこだ。
 この学院、クラス分けが決まるとお祝いする習慣があるらしい。

「ルーフェイア、このケーキここにしまうよ」
「あ、はい」

 最初は部屋で先輩と二人の予定だったのだけど、気がついたら人数が増えてた。エレニア先輩が来て、イマドも来て、その友だちもついてきて、ご飯が足りないからってイマドが作ってくれて、先輩も買出しに行って……。
 こういうのが「学校」なのかな、と思う。なんでお祝いになったかは今も分からないけど、みんなで集まって騒いで食べたりは、けっこう楽しい。

「ほらキミたち、そろそろ出てってくれないかな。ボクが怒られるから」
「へいへい」
「ルーちゃん、またねー」
「ロア、私も戻るわね」
 急に静かになった。

「大騒ぎだったねー。おいしかったけど」
「はい」
 最後に残ったものを二人で片付けて、やっとぜんぶ終わる。さっきまでの陽気さがいっしょに消えた気がして、ちょっと寂しかった。

「さ、今度はいつものやろうか?」
「……はい!」
 急いで自分の魔視鏡の前に行って、準備をする。毎日少しづつ教わるこれは、とても楽しみだった。

「あー、もしかしなくても、明日で休み終わりだっけね。そうするとゆっくりやれるの、今晩くらいかな?」
「ですね……」
 きちんと授業が始まったら、そうそう夜更かしはできない。遅刻したら減点されてしまう。

「そしたらさ、今日はホントにやってみる? ルーフェイアももう、校内なら少しできると思うんだ」
「え、でも……」


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