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この作品には 〔残酷描写〕 が含まれています。

領域

作者:悪霊
もう一度だけ言います。

1・読む場合は自己責任で。
2・フィクションです。
 ここならだれも来ないよね。



 ここなら自由に生きられるよね。



 私が何をしたの?



 あなたたちを傷つけた?



 あなたたちを何か苦しめた?



 それとも、あなたたちに何か損するようなことをさせた?



 してないよ。



 絶対とは言えないけど。



 言われてないよ。



 傷ついた、苦しかった、損をしたなんて。



 耳に聞こえたことはあったけど。



 その音は自分から出たものだもの。



 ボロボロになった心。



 何度も修理した。でも元通りにはならない。



 必ず何かが欠けていく



 欠けたものは自分の中の何かを手探りに埋めていく。



 そして、見た目は元通り。



 だから、また傷ついていく。



 いくらでも傷つけていいんだ。



 自分はひどい人間じゃないんだ。



 そんな誤解を周りに与えていく。



 もう、治せるものなんて何もないのに。



 材料もないし、そんな気力もない。



 だから逃げた。


 プライド?信念?守りたいもの?



 そんなものとっくの昔に壊れている。



 傷つかないこと。それが私のすべて。



 だから逃げた。



 そして、私の領域を見つけた。



 ここなら誰も入ってこない。



 ここならだれにも傷つけられない。



 苦しいことなんてなにもないはず。



 なのに苦しい。



 ああ、そうか。



 刻まれた傷はずっと消えないんだ。



 直しても直してもどこか欠けるもの。



 それが傷なんだ。



 でも



 新しい傷が出来なかったらそれでいい。



 あとはここでゆっくりと過ごせればそれで……。 



 なのに。



 なんで、ここにいるの?



 逃げても追い詰める気なの?



 誰かを傷つけないと生きていけないの?



 私はあなたたちを傷つけなくても生きていけるよ?



 傷つけなきゃいけないなら傷つけたものに感謝して生きるよ?



 ああ、そうなんだ。



 そういう人たちなんだ、あなたたちは。



 じゃあもういいよ。



 人を傷つけることにはためらいがあったけど。



 あなたたちはどうやら人じゃないみたいだから。



 ねえ?何をそんなにおびえているの?



 わたしはあなたたちが怖いよ?今でも。



 鏡でも見たの?



 ああ、そうか。



 草食動物が肉食動物に襲われるときってこんな感じになるんだ。



 人間は草も肉も食べるもんね。



 どっちにもなりえるんだよね。



 あ、ごめんね。



 あなたたちは人じゃないもんね。ヒトって言う名前の生物だもんね。



 ここは私の領域。



 ここは私の世界。



 ここは私がすべて。



 だから、あなたたちがどうなろうと、この世界じゃ何の意味もないの。



 あなたたちは、私から色々奪ったからさぞや、その体にはいろいろ詰まっているんでしょうね。



 幸福とか希望とか誇りとか。 



 なんでだろう。



 口からよだれが溢れてきちゃった。



 ふふふ。逃げるなんてイキがいいんだね。



 私の領域に入って逃げられるわけないのに。



 ほら、捕まえた。



 大丈夫。





































 イタクナンテシナイカラ。



 


































 ジャア






















































 イタダキマス






























































 人が誰かを傷つけるのはきっとその人からエネルギーを奪うため。





 そしてそれに一番効率がいいのはいじめなんだと思う。





 料理で言えば寿司みたいに一番おいしくて手軽に食べられるってことかな。 





 ああ、なるほど。




 いじめがなくなったら困るよね。




 だって。




 いじめっ子はこんなにおいしいんだもの。




 熟成させたシチューやカレーみたい。でもお寿司みたいに食べやすい。




 それにすごい。




 欠けた体が元通りになるみたい。 




 少し領域を開けておこうかな。




 誰も入れないつもりだったけど。





 また欲張りなヒトが来るかもしれないから。





 それを食べることだけが。





 私の傷を癒せるのだから。


















































 ダカライツデモ





































 マヨイコンデキテネ

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