Memory7 〜電話が無い…〜
ニューヨークのセントラル・パークで人が狙撃された事件はアメリカのニュースで報道された。その事件は日本に居るFBI捜査官達にも知れ渡った。
「…どうやら彼等の仕業みたいだ。」
とある部屋の一室で二人のFBI捜査官が居る。
「殺された人は彼等とどういう関係があるんですか?」
一人の捜査官が尋ねた。
「まだ、分かってない。今、本部が調べている所だろう。」
もう一人の捜査官が窓から外を見ながら言った。
「こんな時に…、秀一が居てくれたら。」
一人の捜査官が静かにそう言った。
「…………………。」
もう一人の捜査官が少し淋しそうな表情をした。
翌日、帝丹高校の休み時間に蘭と園子が会話をしている。
「え?新一君の様子が変ってどういうこと?」
園子が少し声を上げながら尋ねた。
「最近、新一からの電話が無いの。」
蘭が淋しそうに言った。
「でも前に、新一君の携帯番号を教えて貰ったって言ってなかった?」
「教えてもらったよ…。」
蘭が園子にそう言った。
「だったら、こっちから電話したら良いじゃない。」
「何回も電話したんだけど、全然出てくれないの。たまに出ても、忙しいって言って直ぐに切っちゃうの。」
蘭が泣きそうな顔をしている。
「あんたのダンナ、なに考えているのよ。電話に出ないなんて…。」
園子が腕を組みながら怒った。
「ダンナじゃないけど…。」
蘭が淋しそうに笑みを浮かべた。
「じゃあさ、和葉ちゃんに相談したら…。」
園子が蘭に提案した。
「そうだね…。一度、相談してみるよ。」
蘭は園子の提案に賛成した。
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