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遠い記憶の先に…
作:紅佐洲仮



Memory5 〜真夜中と朝日〜


アメリカ…ニューヨークの夜は日本とまた違う夜がある。景色も違えば、鮮やかさも違う。ニューヨークの裏通りにある一軒のバー…、此処は隠れ家的な場所で知る人は少なく、裏の人間が良く集まる場所だ。バーの中の端のテーブルに黒い服を着た男女が4人居る。

「明日…、奴はセントラル・パークに現れる。そこで、奴を殺す。」
ジンが煙草を吸いながら言った。

「この男、本当に現れるんですかい?」
ウォッカがテーブルに置かれた写真を見ながら尋ねた。

「ああ…、奴は毎日あの公園で散歩をするのが日課の様だ。」

「その散歩をしてる時に狙うって訳ね。」
変装をしたベルモットがグラスに入ったカクテルを一口飲んだ。

「誰がその人を殺すんですか?」
メスカルがジンに尋ねた。

「…キャンティとコルンが奴を殺す予定だ。」
ジンがグラスに入ったカクテルを一口飲んだ。












翌日、ニューヨークに太陽の日差しが差し込み、天気の良い日だ。セントラルパークが見渡せるビルの屋上にキャンティが居る。違うビルの屋上にコルンも居る。

[こっちの準備はもう出来てるよ。ターゲットはまだ来ないのかい?]

キャンティが無線でジンに尋ねた。ジン達はセントラル・パークから少し離れた路地裏に居る。

「もうすぐしたら現れる。それまで、じっとしてろ。」
ジンは無線でキャンティとコルンに伝えた。

[分かったよ…。]
[分かった…。]
キャンティとコルンはそう言った。












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