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遠い記憶の先に…
作:紅佐洲仮



Memory4 〜異変〜


「じゃあコナン君、買い物に行って来るから留守番頼むね。」
蘭はそう言い、事務所のドアを開けて事務所から出て行った。

「(最近、変だよな…俺。コナンになった時は早く工藤新一に戻りたいと思ってたのに、今はそんな気持ちがない。今日灰原に言われた時、返事に詰まった。それに、蘭の事……。)」
コナンは言葉を止めて目を閉じた。その時…、

「帰ったぞ〜。」
小五郎がドアを開けて言った。

「あ、お帰りおじさん。」
コナンは目を開けて、笑顔で小五郎を迎えた。

「あれ、蘭はどこ行ったんだ?」
小五郎が辺りを見回しながら尋ねた。

「さっき、買い物に出掛けたよ。」

「そうか…。」
小五郎はそう言い、椅子に座った。

「おじさんはどこに行ってたの?」

「事件の調査だ…。」
小五郎は新聞を見ながら答えた。

「そうなんだ…。」
コナンは素っ気なく言った。












博士の家の地下室で哀は椅子に座ってパソコンをしている。パソコンの画面には複雑な数式が映っている。哀は手慣れた様にパソコンのキーボードを打っている。

「(今日の工藤君、様子がおかしかったわ。何かあったのかしら?)」
哀は少々、今日のコナンが心配になった。

「…………………。」
哀はキーボードを打つのを止めて、何かを考え始めた。

「哀君、そろそろ夕飯じゃぞ…。」
階段の方から博士の声が聞こえて来た。
「分かったわ…。今、行くわ。」
哀はそう言い、椅子から降りた。












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