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遠い記憶の先に…
作:紅佐洲仮



Memory40 〜とある一日〜


コナンと平次はアカネと一緒に博士の家にやって来た。

「久しぶりじゃの、服部君。今日はどうしたんじゃ?」
博士はコーヒーが入ったカップを渡しながら尋ねた。

「こっちに遊びに来たんや。」
平次は博士にそう答えた。

「…遊びに来たのならもっと他に行く場所があるんじゃないの?」
台所に居る哀が尋ねた。

「すまんな…。工藤がどうしても来たいって言うから来たんや。」
平次が笑顔で言った。

「(此処に来るって決めたのはオメェだろ?)」
コナンはコーヒーを一口飲んだ。

「工藤君、貴方も暇な人ね。」
哀が少し嫌みぽく言った。

「悪いな、灰原。」

コナンは哀に謝った。

「あ、そうだ。貴方達ご飯はまだ食べてない?」
哀の横に居るアカネが尋ねた。

「まだ食べてへん…。」
平次がアカネに答えた。

「じゃあ、食べて行けば?」
アカネがコナン達に尋ねた。

「ちょうど腹も減ったし、食べさせてもらうわ。」
平次は笑顔で答えた。

「…………………。」
コナンは黙って聞いていた。
















それから30分後、哀とアカネが作ったオムライスが出来た。コナン、平次、哀、博士、アカネは椅子に座った。

「いただきます…。」
一斉にそう言い、オムライスを食べ始めた。

「このオムライス、結構うまいやん。」

平次が食べながら言った。

「…………………。」
コナンは黙って食べていた。博士は美味しそうな顔をしながら食べていた。














「旨かったな、あのオムライス。」
博士の家を出た平次が最初に口に出した言葉はそれだった。

「お前…、博士の家で何がしたかったんだ?」
コナンは平次に尋ねた。

「別に、何もするきなかったで…。」

「…………………。」
コナンは呆れてそれ以上は何も言わなかった。















翌日、平次と和葉は大阪に帰った。コナンは事務所のソファーで座って漫画を読んでいる。その時、東京駅で平次が帰る前にコナンに言った言葉を思い出す。

[工藤、お前の好きな奴…お前の近くにおるんとちゃうか?]

[何だよ急に…?]

[何となくそんな気がしただけや。]

[…………………。]


コナンの記憶に平次の言葉が蘇った。












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