Memory39 〜暇な二人〜
夜が明け、太陽の陽射しが街に注ぎ込まれる。探偵事務所ではコナン達が朝ご飯を食べ終わり、蘭と和葉は出かける準備を始めた。
「じゃあお父さん、 出掛けて来るね。」
蘭は小五郎に言った。
「気をつけて行けよ。」
小五郎は事務所の椅子に座って新聞を読んでいる。
「はーーい。」
蘭と和葉はそう言い、事務所のドアを閉めた。
「お前達はどうするんだ?」
小五郎は蘭達が出て行った途端、事務所に残っているコナンと平次に尋ねた。
「俺らも出掛けるか?」
平次がコナンに尋ねた。
「うん…。」
コナンは幼い笑顔で答えた。その後、コナンと平次は事務所を出た。
「…で、どこ行くんだよ?」
事務所を出てから最初に口を開いたのはコナンだった。
「分からん…。」
「出掛けるって言ったのはお前だぞ。」
コナンは少し呆れながら言った。
「東京の事はお前が良く知ってんやろ?」
平次がコナンに尋ねた。
「…ったく、とにかくどっか行こうぜ。」
コナンはそう言い、歩き出した。平次も後に続いて歩き出した。
1時間位、コナンと平次は米花町を歩き廻った。そして、歩き廻って疲れたので米花公園のベンチに座っている。
「やっぱ、1時間も歩いたら疲れるわな。」
平次がベンチに座る前に買ったジュースを一口飲んだ。
「ああ…。」
コナンもジュースを一口飲んだ。
「これからどうするんや?工藤…。」
「もう帰ろうぜ…。」
コナンは少し疲れた表情を見せた。
「そうやな…。」
平次がベンチから立ち上がった途端、誰かがコナン達に近付いて来た。
「こんな所で何してるの?新一君…。」
コナン達に話し掛けて来たのはアカネだった。
「アカネさん、どうして此処に居るの?」
コナンはアカネに尋ねた。
「これから阿笠博士の家に料理をしに行くのよ。」
アカネの手にはスーパーの袋があった。
「へぇ〜…。」
コナンはそう言った。
「なぁ、あんた誰や?こいつが工藤って事何で知ってんや?」
平次が間に入ってアカネに尋ねた。
「貴方が服部平次君ね。大阪じゃ高校生探偵として有名。父親は服部平蔵。大阪府警の本部長。そうじゃない?」
アカネは確認するかの様に尋ねた。
「あんた…、何者や?」
平次は驚きながら尋ねた。
「私はアカネ・ニールセン。ただの情報屋よ。」
アカネは平次に自己紹介をした。
「情報屋やと…。」
「彼女も奴等を追ってるんだ。」
コナンが平次に説明した。
「それで、工藤の正体を知ってんやな。」
平次が納得した様に言った。
「貴方も組織の存在を知ってるみたいね。」
「ああ…、工藤から聞いたからな。」
平次がアカネにそう言った。
「…あんたさっき、阿笠のじいさんの家に行く言うてたな?」
平次が急に話を変えてアカネに尋ねた。
「ええ…、それがどうかしたの?」
「俺らも行って良いか?」
「別に良いわよ。」
「じゃあ、決まりや。工藤、行くで…。」
平次がコナンに言った。
「ああ…。」
コナンはそう言い、ベンチから立ち上がった。
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