遠い記憶の先に…(40/51)縦書き表示RDF


遠い記憶の先に…
作:紅佐洲仮



Memory39 〜暇な二人〜


夜が明け、太陽の陽射しが街に注ぎ込まれる。探偵事務所ではコナン達が朝ご飯を食べ終わり、蘭と和葉は出かける準備を始めた。

「じゃあお父さん、 出掛けて来るね。」
蘭は小五郎に言った。

「気をつけて行けよ。」
小五郎は事務所の椅子に座って新聞を読んでいる。

「はーーい。」
蘭と和葉はそう言い、事務所のドアを閉めた。

「お前達はどうするんだ?」
小五郎は蘭達が出て行った途端、事務所に残っているコナンと平次に尋ねた。

「俺らも出掛けるか?」
平次がコナンに尋ねた。

「うん…。」
コナンは幼い笑顔で答えた。その後、コナンと平次は事務所を出た。













「…で、どこ行くんだよ?」
事務所を出てから最初に口を開いたのはコナンだった。

「分からん…。」

「出掛けるって言ったのはお前だぞ。」

コナンは少し呆れながら言った。

「東京の事はお前が良く知ってんやろ?」
平次がコナンに尋ねた。

「…ったく、とにかくどっか行こうぜ。」
コナンはそう言い、歩き出した。平次も後に続いて歩き出した。













1時間位、コナンと平次は米花町を歩き廻った。そして、歩き廻って疲れたので米花公園のベンチに座っている。

「やっぱ、1時間も歩いたら疲れるわな。」
平次がベンチに座る前に買ったジュースを一口飲んだ。

「ああ…。」
コナンもジュースを一口飲んだ。

「これからどうするんや?工藤…。」

「もう帰ろうぜ…。」
コナンは少し疲れた表情を見せた。

「そうやな…。」
平次がベンチから立ち上がった途端、誰かがコナン達に近付いて来た。

「こんな所で何してるの?新一君…。」

コナン達に話し掛けて来たのはアカネだった。

「アカネさん、どうして此処に居るの?」
コナンはアカネに尋ねた。

「これから阿笠博士の家に料理をしに行くのよ。」
アカネの手にはスーパーの袋があった。

「へぇ〜…。」
コナンはそう言った。

「なぁ、あんた誰や?こいつが工藤って事何で知ってんや?」
平次が間に入ってアカネに尋ねた。

「貴方が服部平次君ね。大阪じゃ高校生探偵として有名。父親は服部平蔵。大阪府警の本部長。そうじゃない?」
アカネは確認するかの様に尋ねた。

「あんた…、何者や?」
平次は驚きながら尋ねた。

「私はアカネ・ニールセン。ただの情報屋よ。」
アカネは平次に自己紹介をした。

「情報屋やと…。」

「彼女も奴等を追ってるんだ。」
コナンが平次に説明した。

「それで、工藤の正体を知ってんやな。」
平次が納得した様に言った。

「貴方も組織の存在を知ってるみたいね。」

「ああ…、工藤から聞いたからな。」
平次がアカネにそう言った。

「…あんたさっき、阿笠のじいさんの家に行く言うてたな?」
平次が急に話を変えてアカネに尋ねた。

「ええ…、それがどうかしたの?」

「俺らも行って良いか?」

「別に良いわよ。」

「じゃあ、決まりや。工藤、行くで…。」
平次がコナンに言った。

「ああ…。」
コナンはそう言い、ベンチから立ち上がった。












ケータイ表示 | 小説情報 | 小説評価/感想 | 縦書き表示 | TXTファイル | トラックバック(0) | 作者紹介ページ


小説の責任/著作権は特に記載のない場合は作者にあります。
作者の許可なく小説を無断転載することは法律で堅く禁じられています。




BACK | TOP | NEXT


小説家になろう