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遠い記憶の先に…
作:紅佐洲仮



Memory36 〜生まれた場所〜


コナン達はチケットを買って、トロピカルランドの中に入った。

「うわー、めっちゃ広いやん。」
和葉の瞳は輝いていた。

「先ず、なに乗る?」
蘭が和葉に尋ねた。

「ジェットコースターに乗りたい。」

「じゃあ、先ずはジェットコースターに乗ろう。」
蘭と和葉はそう言い、歩き出した。小五郎は少し後から歩き出した。

「(ここから始まったんだよな。江戸川コナンが…。)」
コナンは少し懐かしそうな顔をした。

「工藤、どないしたんや?」
平次がコナンに尋ねた。

「ちょっと、懐かしい感じがしただけさ。」
コナンはそう言い、歩き出した。

「懐かしい…?」
平次もコナンに続いて歩き出した。

「お前に話した事なかったな。この場所で江戸川コナンが生まれたんだよ。」

「へぇー、此処で工藤がちっちゃくなったんやな。」
平次は少しだけ驚いた。

「此処で事件を解決してから、黒ずくめの奴等の取引現場を見てたら奴等の仲間に殴られてAPTX4869を飲まされてこんな体になっちまった。」

「後悔してんか?体がちっちゃなった事?」
平次がコナンに尋ねた。

「最初は何度も後悔したさ。取引現場なんて見なきゃ良かったってな。けど、あの取引現場を見てなきゃ奴等の存在なんて知る余地もなかったと思う。奴等が原因で辛い思いをしてる人がこの世界には沢山居るからな。それに、今は後悔なんかしてないぜ。工藤新一では会えなかった人達に会えたんだからな。」
コナンは平次に笑みを浮かべた。

「お前らしい言葉やな。」
平次はコナンにそう言った。












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