Memory33 〜時が変わる〜
太陽の日差しが強く、心地よい風が吹き抜ける。過ごしやすい日だ。今日は学校が休みで、コナンは博士の家に来ていた。
「今日は事件の依頼はないのかね?」
博士が椅子に座ってパソコンをしながら尋ねた。
「ああ…。今日はおっちゃんは出かけてるし、蘭も出かけたから暇なんだよ。」
コナンはソファーに座って小説を読んでいる。
「今日は子供達も来る予定はないしの。」
博士がそう呟いた。
「そういえば、灰原は?」
コナンはコーヒーが入ったカップを手に取って一口飲んだ。
「哀君なら地下に居る筈じゃぞ。」
博士はコナンに伝えた。
賑やかな街の声が聞こえる。心地よい風が賑やかな街を通り抜けて行く。蘭はその風を感じながら歩いている。
「(今日は風が気持ちいい…。)」
蘭はそう思いながらとある喫茶店に入った。喫茶店の中に入ると、レコードの音が店内に響き渡っている。客は少なく、店内は静かで、アンティークの店内だ。外の時間と店内の時間が違う感じがすると蘭は思った。時が変わった様に……。
「いらっしゃいませ…。」
店員が蘭にそう言った。蘭は辺りを見回して、ある人物が座っている場所に近付いた。
「こんにちは…、もう来てたんですね。」
蘭はある人物が座っている椅子の向かい側に座った。
「ああ…。」
ある人物は素っ気なく言った。
「いらっしゃいませ。ご注文は何にしますか?」
店員がある人物と蘭が座る場所に近付いて来て尋ねた。
「紅茶を一つ…。」
「俺はコーヒーを…。」
「分かりました…。」
店員はそう言い、蘭達が座るテーブルから離れて行った。
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