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遠い記憶の先に…
作:紅佐洲仮



Memory32 〜変わらない時間へ…〜


黒の組織の暗殺計画の未遂から5日が経った。コナンはジョディと歩きながら話している。

「そっか…、緒川博は警察に捕まったんだ。」

「ええ…、横領疑惑の件でね。」
ジョディがコナンに言った。コナンとジョディから少し後ろを歩美、元太、光彦、哀が歩いている。

「コナン君とあの人、何を話してるのかな?」
歩美が歩きながら尋ねた。

「気になりますね…。コナン君は抜け駆けが得意ですから。」
歩美の質問に光彦が答えた。

「…………………。」
哀は黙って、コナンとジョディの方を見ている。

「その横領って…、やっぱり奴等が関係してるの?」
コナンがジョディに尋ねた。

「そうよ…。でも、関係してるって言っても緒川博は組織に金を渡してただけよ。彼は自分がそんな組織に金を渡してたなんて知らなかったみたいだけど。」

「緒川博は奴等の事を知らなかったってこと?」

「ええ…。組織の存在すら知らなかったみたいね。」

「じゃあ、奴等の事は何も分からなかったんだね?」
コナンが幼い声をしながら尋ねた。

「そういう事よ…。」

「…………………。」
コナンは何も言わず黙った。

「ジョディ先生、アカネさんは何で奴等を追ってるの?」
黙っていたコナンがジョディに尋ねた。

「私も知らないわ。理由を聞いても教えてくれなかったから…。でも、秀一シュウなら何か知ってたかも…。」
ジョディは少し寂しそうな表情を見せた。

「…………………。」

「また、何か分かったら連絡するわ。」

ジョディはそう言い終えると、走ってどこかに行った。ジョディがコナンから離れて行ってから歩美達がコナンに近付いて来た。

「コナン君、あの人と何を話してたんですか?」
光彦がコナンに尋ねた。

「ちょっとした世間話さ。」
コナンは歩美達に笑顔で答えた。ジョディと別れてから歩美と光彦と元太が前を歩き出した。コナンと哀はその後ろを歩いている。

「それで…、ジョディ先生と何を話してたのかしら?」

「この前の奴等の事でな。」

「それって、暗殺計画のこと?」
哀が確認するように尋ねた。

「ああ…、その暗殺計画のターゲットだった緒川博が警察に捕まったってさ。」

コナンが哀に伝えた。

「そう……。」
哀が素っ気なく言った。












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