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遠い記憶の先に…
作:紅佐洲仮



Memory27 〜謎の銃声〜


東京の街はビルが沢山建っている。ビルとビルの間には道路があり、車が止まることは無くて車の往来が止む事は無い。電車からは人が沢山降りて、そして沢山の人が電車に乗って止む事は無い。とあるビルの地下駐車場に一台の黒いポルシェが止まっている。そのポルシェの中で、ジンが誰かと電話をしている。

「奴は必ず例の場所を通る。そこが…、奴の死刑場所だ。ベルモットとキールとメスカルは例の場所にもう向かっている。お前も直ぐに向かえ。」

[分かりやした。それと兄貴…、さっきから妙な車がついて来るんですが…。]

電話相手はウォッカだった。

「妙な車…?」

[え、ええ…。ずっと、つけて来るんですぜ。]

「…ウォッカ、お前は気付いて無いふりをして例の場所に向かえ。」
ジンの目つきが冷酷な目つきに変わった。

[分かりやした…。]
ウォッカはそう言い、電話を切った。ジンは電話が切れた事を確認してからまた、電話を掛け始めた。

「緊急の命令だ…。」
ジンは無表情で言った。












ウォッカの車を追っているアカネの車ではコナンとアカネが会話をしている。

「組織は何をしようとしてるのかしら?」
アカネが車を運転しながら言った。

「俺が聞いたのはウォッカが今から何処かに向かうって言ってた事と、奴が何処に居るかって尋ねていた事しか分からない。」
助手席に座るコナンが答えた。

「その奴って言うのが組織のターゲットね。」

「けど…、奴等は何をする気だ?」
コナンは腕を組みながら考えた。

「このまま尾行してたら組織の目的が分かるんじゃない?」

アカネが笑みを浮かべながら尋ねた。

「そうだね…。」
コナンはそう答えた。その瞬間…、



バァン…、バァン…、



二発の銃声が響いた。

「今の銃声ね…。」

アカネはコナンに確認するように言った。

「うん…。」
コナンは小さな声で言った。銃声が聞こえて数秒後、車のハンドルが上手く操作が出来なくなり、車が真っ直ぐ進まなくなった。

「どうしたのかしら…?」
アカネは必死に車を運転しながら尋ねた。

「(さっきの銃声…、まさか…!)」
コナンは状況を読めて驚いた。

「アカネさん早く車を止めて、事故になっちまう。」
コナンは必死に訴えた。

「わ、分かったわ。」
アカネはそう言い、道路の端に車を止めた。車が止まった途端、コナンは急いで車から出て、車のタイヤを見た。

「やっぱり…。」

「どうしたの?」
アカネが車から出て来て、コナンに尋ねた。












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