Memory1 〜黒い夜〜
朝が来れば昼が来る。昼が終われば夕方が来る。夕方が終われば夜が来る。
深夜の東京には休みはない。東京は毎日賑やかだ。賑やかな街から少し離れた倉庫の中には黒い服を着た男が二人と一人の男が居る。
「な…、何故だ?私は言われた物を渡した筈だ。」
一人の男が後退りをしながら焦っている。
「確かに例の物は受け取った。だが、俺達がそれを受け取った途端、貴様は我々にとって用済みになったんだ。」
黒い服を着た男の一人が一人の男に拳銃を向けた。
「お前達は最初から騙していたのか?」
一人の男が怖じけつきながら尋ねた。
「さぁな…、自分で考えな。あの世に行って…。」
バァン…、
黒い服を着た男がそう言った途端、拳銃の引き金を引いた。弾丸は一人の男の胸を貫き、男はゆっくり地面に倒れた。
「…行くぞ、ウォッカ。」
黒い服を着た男の横に居るもう一人の黒い服を着た男にそう言い、拳銃をポケットに入れて倉庫の外に向かって歩き出した。
「…………………。」
ウォッカは黙って黒い服を着た男のあとを付いて歩き出した。
倉庫から出ると、黒い服を着た女が待っていた。
「任務は終わったんですか?ジン…。」
黒い服を着た女が黒い服を着た男に尋ねた。
「周りには誰も居なかっただろうな?」
ジンが鋭い目をしながら尋ねた。
「はい…、居ませんでした。」
「…ずらかるぞ。ウォッカ、メスカル。」
ジンは黒い服を着た女にそう言った。
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