Memory14 〜巡り逢い〜
「ジョディ先生、こんな所で何してるの?」
コナンはジョディに尋ねた。
「それはこっちの台詞よ。君こそ此処で何をしてるの?」
今度はジョディがコナンに尋ねた。
「博士達と映画を見に来たんだ。」
「そうだったの…。」
「ジョディ先生はどうして此処に?」
「実はね……。」
ジョディがコナンに話そうとした瞬間、
「ジョディさん、彼等の標的は映画館に向かいました。」
ジョディの背後からキャメルが現れた。
「じゃあ、私達も映画館に向かいましょう。」
ジョディはキャメルにそう言い、映画館の方に向かって歩き出した。コナンもジョディ達と一緒に歩き出した。
「コナン君遅いね…。」
映画が上映される部屋の椅子に歩美、元太、光彦、哀、博士が座っている。
「…ですね。なにしてるんですかね?」
光彦が考えながら言った。
「(何とかして早く此処から逃げなきゃ…。)」
哀は青ざめた表情をしている。
「博士……。」
哀は下を向きながら博士に言った。
「なんじゃ?哀君…。」
「…何でもないわ。」
哀は首を横に振りながら言った。
「(工藤君……。)」
哀は願うように心の中で言った。
「え?奴等が此処に来る?その情報、本当なの?」
コナンは歩きながらジョディに尋ねた。
「本当よ…。組織に潜入してるCIAの水無怜奈さんから情報だから。」
「けど、奴等は此処で何をする気?」
「取引よ。何を取引するかは分からないけど、取引相手は分かってるわ。」
ジョディはコナンに伝えた。
「じゃあ、今から映画館に行くのはそのため?」
「そうよ…。けど、何処で取引するかは分からないわ。」
「取引する時間は分かってるの?」
コナンは真剣な表情をした。
「それは分かってるわ。午後2時に取引するみたいよ。」
「(今から、1時間半後か…。けど、チャンスが巡って来たぜ。奴等に近付く巡り逢いがな…。)」
コナンは不敵な笑みを浮かべながら時計を見た。
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