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まずは謝罪を
遅くなって本当に申し訳ありません

今回はアリサ編ですが、アリサがまったく活躍しておりません
ごめんなさい
その代わりと言ってはなんですが、今回はとある作者さんのキャラが
登場しています
うまく書けているかどうかわかりませんが、どうぞお楽しみください
アリサの旅行
ジェット機内 スイート席フロア

「・・・・・・・どういうことだ?」
そこにいるのは不機嫌な表情を隠そうともしない達也
「「ご、ごめんなさい、達也君」」
必死に謝り倒している、なのはとすずか
「い、いつまでも不機嫌な顔してんじゃないわよ」
バツが悪そうに、だが強気な態度のアリサ
「「「アハハハハハ・・・・」」」
そしてそんな子供たちを苦笑しながら見守る、アリサの両親と執事の鮫島の七人だけだった


アリサの旅行


早朝
達也の部屋

突然だが時間は遡る
そこにはベットの上で熟睡中の達也
そこに忍び寄る怪しげな三つの影
「起きないわね?」
「うん、前に来た時もなかなか起きなかったんだ」
達也に近づき、起きないことを確認するアリサとなのは
「何?あんた起こしに来たことあるの?」
アリサは聞き捨てならないことを聞いたとなのはに詰め寄った
「え、あ、いや、こ、この前ちょっと用事で・・・」
詰め寄られ、まずいことを言ったと後ずさりながら考えるなのは
「詳しい話を聞かせてもらうわよ」
「にゃ!?い、いまはそんなことしている場合じゃ無いんじゃないかな?」
詰めるアリサ、逃げるなのは
そのまま、りあるおにごっこ(※アイズさんの作品より借用しました<m(__)m>)
を始めようとする二人を止めたのは、今まで静かに成り行きを見守っていた最後の一人
「二人とも、黙って」
「「ひっ!!」」
真っ黒いオーラをその背に背負うすずかだった
その迫力に寄り添ってガタガタと震える二人
「飛行機の時間も迫っているから、余計なことをしないで早く行こう」
言いながら達也の部屋を歩き回り、下着類などをバックに詰め込み旅行の用意を完了させる
そのあまりの手際の良さに呆然とする二人
「アリサちゃん?なのはちゃん?」
いつまでも動こうとしない二人に声をかけるすずか
「わ、わかってるわよ。さめじ「あ、待ってアリサちゃん」・・・何よすずか?」
さっそく達也を運ぶため、執事の鮫島を呼ぼうとするアリサをすずかが止める
「うん、ちょっと待ってて」
すずかは達也の傍らに近付くと、近くに置いてあった青い宝石を手に取り目を瞑る
「え!?」
その行動になのはは声をあげる
「どうしたのよなのは?あれは達也がいつも身に付けている宝石でしょう?」
「にゃ!う、ううん何でもないよ、ただすずかちゃんが何をしているのかと思って・・・」
なのははすずかの持つ宝石がただの宝石ではないことを知っていた
それをすずかが手に取ったことに驚いていたのだ
「確かにそうね、すずか、いったい何をしているのよ?」
「・・・いつも達也君が身に付けているものだから、大事なものだと思うんだ
だから、持って行ってあげようと思って」
アリサの問いに答えながら、達也の首にその宝石をかけるすずか
「待たせてごめんね、鮫島さんを呼んで達也君を運んでもらおう」
「え、ええ・・・、鮫島」
すずかの態度に釈然としないものを感じながらも、自らの執事を呼び出す
「お呼びですか、アリサお嬢様?」
「待たせて悪かったわね、達也を運んでちょうだい」
「わかりました」
アリサに呼び出され、部屋に入ってきた執事の鮫島はアリサの指示を受け
起こさないように慎重に達也を担ぎあげる
達也は起きる気配がなく、ぐっすりと熟睡している
「・・・ほんとに起きる気配が無いわね、大丈夫かしら?」
「そうだね、達也君なら私たちが近づいただけで起きてしまいそうだけどね?」
起きない達也に疑問を浮かべる、アリサとなのはの二人
それに答えたのは、やはり達也の荷物を持っていたすずかだった
「達也君は確かに人の気配で起きることはあるんだけど、親しい人の気配は例外で
近づいてきても起きることは無いんだよ、だから私たちが近づいても起きなかったんだね
それに普段から睡眠が深いみたいだから、ちょっとのことじゃ起きないらしいよ・・・
あれ?どうしたの二人とも?」
一気にそこまで説明したすずかだが、アリサとなのはが自分を凝視していることに気づいて首をかしげる
「いや、ずいぶん詳しいわね、すずか」
アリサのそんな言葉になのはがうんうんと首を縦に振っている
「え!!あ、その、達也君が前に自分でそう言っていたのを聞いたんだよ、うん!!
さ、さぁ早く行かないと飛行機に間に合わなくなっちゃうよ、行こう!!」
「あ!!待ちなさいよすずか!!」
素早く部屋を出ていったすずかをアリサが追いかける
なのははそれだけじゃ納得できず、言いようのない違和感を感じてその場に佇んでいた
(本当にそれだけかな?いくら達也君が寝るのが趣味?で私たちに気を許していたとしても
さすがにあれだけやったら起きると思うんだけど・・・、それにすずかちゃんが【天龍】を
持って何かやっていたようだけど・・・)
「なのはお嬢様、我々も行きましょうか?」
「え!?あ、はい!!」
そんななのはに声をかけたのは、達也を担いでいる執事鮫島
それによって、思考を中断したなのはは慌てて部屋を出ていった
鮫島は苦笑を浮かべながら、その後を追いかけて部屋を出るのだった


☆★☆★☆


現在 飛行機内

「で、俺はなんでこんなところにいる?説明をしてもらおうか?」
相も変わらず不機嫌そうな達也は、状況説明を要求する
「別に難しいことはないわよ、うち(バニングス家)がちょっとアメリカで用事があって
夏休みなんだし、丁度いいから一緒に旅行しようってだけよ」
顔をそらしたまま答えるアリサ、残りの二人もうんうんと顔を上下させる
その答えを聞いた達也はまだ若干不本意そうだが、いつまでも怒っていてもしょうがないと思ったのか
ため息を一つ吐くと、一番の問題点をあげる
「それはわかった、だが俺はそう簡単にあそこ(海鳴市)から離れられないんだ」
「あ、それなら大丈夫だよ、許可は取ってあるから、ね、なのはちゃん」
「う、うん」
「なんだと・・・・」
すずかの言っている意味がうまく理解できなかった達也は顔を引き攣らせながら聞き返す
「私のお母さんが達也君の実家に行ったみたい、それでこれを渡してくれって」
そう言いながら一通の手紙を差し出すなのは
それを震える手で受け取り、内容を確認する達也
そこには達也の祖父の字で、旅行を許可するといった内容が書いてあった
そして、その下には女性らしい丸っこい字で
“許可取っちゃった(^v^)テヘ”と書いてあった
まず間違いなく桃子さんの字であった
(あの人は~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~!!)
これで空港について、すぐにとんぼ返りといった方法が取れなくなり
ここに達也を囲う包囲網が完成していたのだった


☆★☆★☆


アメリカ 空港エントランス

とりあえず飛行機に乗せられた以上、簡単に帰ることは出来ない為
今回は諦めて、素直に旅行に参加することにする
「すずか」
到着後、達也はなのは達より離れてすずかに声をかける
どうしても確認しておきたいことがあったからだ
「今回のこと、仕組んだのはお前だな?」
「・・・うん」
気まずそうに頷くすずか
「理由は?お前がこれほど強引に物事を進めるとは珍しいんじゃないか?」
「こうしないと達也君は今回の旅行参加しなかったでしょう?」
「・・・そんなことは」
「温泉旅行の時は海鳴から近い場所にあったから参加していたけど
今回はアメリカ、巽の当主から許可が出ていたとしても、達也君は参加しなかったよね?」
達也の言葉を遮り、すずかは語り始める
「普段からそうだけど、達也君は頑張り過ぎだよ。
授業中寝てるのは、夜寝れてないからでしょう、夏休み中もずっと休んでないよね?」
「・・・・・・・」
すずかの言葉に達也は返す言葉が無い、すべて事実だからだ
「今回のことは達也君に休んでほしかったんだよ。私だけじゃなくて巽の人たちもね」
「・・・だからって【天龍】に幻覚魔法を使わせて、寝てる俺を無理やり連れてくるか?」
《私もすずかさんの考えに賛成でしたから、若を休ませるために一肌脱がしてもらいました》
二人に割って入るように【天龍】がすずかを援護する
達也がいくらなのは達に気を許していたとしても、鮫島の気配や体を抱えられたりすれば
さすがに起きてしまう、そこですずかが取ったのが【天龍】を使う方法
幻覚魔法で達也の感覚を鈍らせ、眠りが覚めないようにしたのだ
「・・・今の私は、こんなことくらいでしか達也君を助けてあげられないから・・・」
「・・・気にするなと言っているだろう、お前は戦う必要なんてない」
すずかが俯きながらの言葉に、達也は今回のすずかの行動の真意がわかった
「達也く~ん、すずかちゃ~ん、どうしたの~?」
遠くからなのはの呼ぶ声が聞こえる
顔を向けるとなのはとアリサの両親、鮫島が集まっていた
「はぁ、わかったよ、今回のことは感謝しているんだ
だから、この休みを目一杯楽しむことにする、それでいいか?」
「・・・うん」
いつまでも話を続けるわけにはいかない、なら開き直って楽しむことにした達也
「ゴメンネ、達也君」
「気にするなと言っているだろう、今までも俺だけでやってこれたんだ、これからも俺一人で十分だよ」
顔を上げないすずかの頭に手を当て諭すように言う達也にすずかは黙って頷いた
「さぁ、行こう」
達也がなのは達の方へ歩き出す、すずかもそれについて歩き出した

「おや、アリサは何処に行ったんだ?」
達也たちが合流した後、アリサの父が呟く
それに答えたのは母親だった
「さっきおトイレに行くって言っていたじゃないですか」
「なんだ、まだ帰ってきていないのか、長いな~・・・グハァ!!」
「セクハラですよ、あなた」
夫の発言に裏拳を鳩尾に入れて黙らせる母親
「そ、そういう意味で言ったんじゃ・・・」
「問答無用です」
にっこりと笑い夫の言い訳を却下する母親
それを苦笑いで見守るその他の面々
ほのぼのとした雰囲気は次の瞬間、脆くも崩れ去った


☆★☆★☆


アリサは足を挫いてしまい、その場から動くことができなかった
周りは火に包まれている、突然の衝撃と音が響いたと思ったら一瞬でこのような状態になっていた
「いったい何なのよ!!」
近くに人影はない、助けを呼べない状況はアリサを不安にさせる
「あいつら大丈夫なんでしょうね、早く合流しないと・・・」
無理をして立ち上がり、なのは達が待っていたであろう方向へ歩き出す
少し進んだところでもう一度衝撃が起こった
その衝撃でアリサの真上の天井が崩れる
呆然と見上げることしかできないアリサ
その背を突き飛ばした存在がいた、その反動で体が反転し、尻もちをつきながらその人物が確認できた
自分と同い年くらいの少年が見えた、アリサ自身は天井の範囲から逃れたが
そのかわり少年がその範囲に入っていた、このままでは無事ではすまない
しかしアリサにはどうすることもできない、悲鳴をあげる暇すらなかった
天井は少年の上に落ち、アリサは思わず目を瞑っていた
その一瞬、影が通り過ぎるのが見えたが、アリサには確認する余裕はなかった
「あ、ああああ、あああ」
呆然と天井の破片を見つめ言葉が出ないアリサ、そこに優しい声がかけられる
「今は何も考えるな、ゆっくり休め」
声とともにアリサの体が淡い光に包まれ、心地よい眠気が訪れる
アリサは顔をあげ、自分を抱える人物を見つめる
その人物はアリサの知っている者だったが、その腕に抱かれ、安心したのか
眠気にあらがうことができず、アリサは夢の世界へと誘われた

「ギリギリ、間に合ったか・・・」
一息つき、眠ったアリサを抱えるのは達也
他のみんなは大した怪我も無かったので、その場に残し、達也はアリサを探しに出たのだが
見つけたアリサは危機的状況に立たされていた
思わず“天翔”を使用して、アリサと近くにいた少年を助け出した
アリサは何が起こったかわかっておらず、そのままにすれば勘違いでトラウマを植え付ける危険性があったため
ひとまず落ち着くまで眠ってもらった
「爆発は酷いが、余り大きな被害は出ていないようだな
しかし、こんなところまで来てこんなことに巻き込まれるとは・・・、何か憑いているかな?」
《私なら憑いていますが?》
「笑えないよ、【天龍】」
アリサと気絶している少年を見つめ、ため息をつく達也だった


☆★☆★☆


病院 個室前

あの後、すぐに病院に運ばれたアリサと少年
幸い、アリサはすぐに目覚め、精神状態も良好で状況確認も済んでいる
少年が助かったことは伝えた、アリサも安堵し、今は個室で休ませている
「失礼します」
「どうぞ」
ドアをノックし、個室に入る
達也が部屋に入ると同い年くらいの少年がいた
「はじめまして、君が僕を助けてくれた人かな?」
「そういうことでいいのかな?俺は巽 達也だ、よろしく」
「うん、僕は六道ろくどう 立花りっか、よろしく」
二人はお互い名乗り握手をする
「僕と一緒にいた女の子は大丈夫だったかな?」
「ああ、足を少し挫いているが、問題は無いよ」
「そっか、よかった」
それから二人は少しの間雑談する
するとドアがノックされ、立花が入室を促すと一人の女性が入ってきた
「母さん!!」
立花が驚愕の表情を浮かべる
「何よ、随分驚くわね、私が来たことがそんなに以外?」
「だって、あの母さんだぞ」
「私だって一人の母親よ、大事な一人息子が“事件”に巻き込まれているのに
仕事なんかしていられるわけないじゃない」
ベットに歩み寄り立花を抱きしめる女性、立花は顔を真っ赤に染めている
「あら、この子ったら照れてるの、最近生意気になってきていたと思ったら、かわいいところも残ってたわね」
達也をほっといて繰り広げられる親子漫才、どうしようか考えあぐねていると、女性がようやく達也に気づいたのだった
「えーと、あなたはどちら様?」
「あ!ごめん、無視する形になっちゃって、母さん、彼は巽 達也君、空港で僕を助けてくれたんだよ」
「あら、そうなの!?ごめんなさい、私は六道ろくどう つかさこの子の母親よ、よろしくね」
女性・司は立花を離し、達也に駆け寄り、抱きしめる
「は、はぁ、よろしくお願いします?」
抱きかかえられ、困った顔をした達也がそこにいた

「じゃ、俺はこれで帰ります」
しばらく話をしてから、達也はそう告げる
「あら、もう帰るの?」
「ええ、待っている奴らがいますので」
「・・・また会えるかな?」
扉から出ようとする達也を立花の声が引き留める
「・・・俺はいつでも海鳴市にいる、もし来ることがあったらまた会おう、友達として歓迎するよ」
「ああ、わかった!!絶対、行くから!!」
再会の約束をし、達也は部屋から出る、すると司も一緒に出てきていた
「今回は本当にありがとう、息子を助けてもらって感謝してもしきれないわ・・・」
「気にしないでください、俺が助ける前に立花には俺の連れを守ってもらいました、そのお礼です」
頭を下げる司を達也は制し、顔をあげさせる
「今回のこと、何か裏があるとみて間違いないですか?」
唐突に呟いた達也の言葉に司は何食わぬ顔で答える
「何のことかしら?」
「俺を試していたでしょう?今回の件はまだ“事件”か“事故”かは発表されていない
なのにあなたは“事件”といった、あなたは何か情報を掴んでいる
そして、俺がそれに気づくかを試していた、違いますか?」
「そんなこと言ったかしら?ゴメンネ、私も立花がこんなことになって動揺しているみたい」
頬に手をあて、困ったように謝る司、これ以上の追及は無理とふみ、達也は踵を返し歩き始める
「まぁ、俺たちには関係の無いことでしょう、それじゃ“ロクドウ”さん、俺はこれで・・・」
「そう?ありがとう、立花と一緒にそのうちそちらにお伺いするから、また会いましょうね」
「ええ、それではまた」
達也はそれ以上振り返らず廊下の奥に消えていった
「・・・さすがは“あの人”達の息子、巽の血を引く守護者と言ったところね、“あの子達”にも見習わせたいわ
・・・そうね、あの子にも合わせてみようかしら」
苦笑しながら一言呟き、病室に入る司
その顔は何かを企んでいるように笑っていて、それを見た立花が引いていたのはこの家族だけの秘密である


☆★☆★☆


さすがに今回の件に巻き込まれ、すぐに帰るのだろうと思っていた達也だが
その思惑は外れ、以外に元気なアリサ、空港がしばらく厳戒態勢になる
といった理由から、アメリカで数日過ごすことになったのは別な話である
そんな中で
「あ、ありがとう」
「どうした?急に?」
「な、なんでも無いわよ」
と、言った会話がアリサと達也の間で交わされたのも、別の話である




to be continued
今回御出演いただいたのは
アイズさんの作品“りあるおにごっこ”より
六道親子(立花&司)でした
アイズさん、こんな感じで大丈夫でしょうか?

さて、うちのすずかにはちょっと特殊な設定があります
次回はそこら辺を書いていきたいとおもいます

感想、アドバイス等お待ちしております<m(__)m>


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