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†ドラッグアームズ†
作:-空色-



漆段目:恨みの理由


 木田が学校に来なくなって三日目。授業が終わって、仁と健也は、教室で話あっていた。
「木田が休み初めて三日、健康と喧嘩だけが取り柄のあいつにしては珍しいな」
 健也が笑いながら言った。
「三十九度の熱でも、無理矢理学校に来た奴だからな」
 仁が笑い返す。
「意外とズル休みって事もあるんじゃないか?」
「いや、もしかすると誰かに脅されて来れないのかも」
 仁は、調子に乗って、真実を言った。しかし、健也は笑うだけだった。
「はは、木田に限ってそんな事ないって」
「あるんだよ」
「え?」
 仁は下を向いてにやけている。いつもの仁じゃない?健也がそう思いかけた時だった。
「健也は、もし木田が本当に、脅されて来れないのなら、うれしいか?」
 仁の急な質問に、健也は戸惑った。そして、考えにふける。
「う〜む」
 考え込む健也の答えに、期待する仁。
 健也のためにやった事だ。うれしくないはずはない。仁はそう思っていた。
 しかし、健也の答えは、仁の予想とは違うものだった。
「嬉しくは、ないかな」
 仁と健也の間に、沈黙が現れる。
「仁?」
 健也が心配そうに声をかけた。
「あぁ、もうそろそろ授業だし、席に戻るわ。ほら、次の時間は高校の先生が、見学に来るらしいじゃん」
 そう言い残して、仁は健也を避けるように席へ向かった。

 何でだ、何で健也は喜ばないんだ?
 数人の高校の教師が授業を見守る中、仁はその事で頭がいっぱいになっていた。
 自分を襲った相手なのに、何でだ?
 そんな仁を無視するかの様に授業は進んでいく。
 健也は違う事を望んでいるのか?
 もちろん木田が休んで、健也が喜ばない理由は、健也の優しさによるものだったが、仁はまったく違う結論が浮かび上がった。

 復讐にしては……軽すぎたって事か?

 そうだ。帰りを狙ったなんて、悪質なんてもんじゃない。健也は今以上の制裁を望んでいるに違いない。
 仁は不敵な笑みをこぼした。
「仁、何をにやついてる!」
 仁が授業に集中していない証拠を、待ち望んでいたかの様に、先生が怒鳴った。
「いえ、何でもありません」
 先生が、再び授業を始めたのを見計らって、仁は再び笑みを浮かべた。
 しかし、仁の尻尾を掴もうと考えている人間は、背後にもいた。

 身長の高め、黒いタキシードを来た、偽教師。
「不審な行動、あるにはあるが、こんなもんじゃな」
 尾形が、ため息混じりにつぶやいた。

 そして、最後の授業の終わりを告げるチャイムがなった。
「さぁ、愚か者に制裁を!」
「さぁて、坊主、恨みはないが、尻尾が出たらつかみ掛かってやる!」

 魔王と狩人の戦が始まる。


いやはや(・ω・`;)更新遅れてました;;
とりあえず、やっとこさ出会いましたね(笑)
これから物語が充実することを願い、書き続けます!!











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