今から少し未来の話。
首相は頭を抱えて悩んでいた。
「一体、私はどうすればいいんだ」
首相の悩みとは、最近隣国が小型高性能核爆弾を製造したと
スパイが報告してきたからだった。
極秘裏の内容だったが、なぜか情報が漏れてしまい、
自国民の知る旨となってしまったのだった。
国民の多くは、そんな危険な兵器をもってるのだったら、
やられる前に、やってしまえ、それ先制攻撃だ。と首相をまくしたてた。
しかし、あくまでスパイの情報で、本当かどうかの確証がとれない。
どうするか、先制攻撃するべきか しないべきか
そこに、防衛大臣が現れ、首相に耳打ちした。
「ほぉ、それはいいな〜早速準備にとりかかってくれ」そう、首相は言って、満足そうな顔をした。
けたたましい轟音を発して、ミサイルが隣国にむけて発射された。
ミサイルは、どんどんスピードと高度をあげて、
隣国の首都めがけて飛んでいった。
ミサイルの内部には、高性能カメラが取り付けられていて、
状態がつぶさに分かる。ちょうどミサイルは、大気圏を飛んでいるところだ。
そうして、いよいよミサイルが、隣国の街なみを映し出した。
ミサイルが隣国の地面に突き刺さった。
しかし、爆発はおこらない。
そのかわり、ミサイルからは隣国の言葉で、二十四時間以内にミサイルを解体しろ。
そうしないと、この街は一瞬のうちに消滅されるだろうと、音声が流れた。
隣国の将軍は、どうしたものかと考えた。
恐らくミサイルを撃ってきた国は想像できる。
将軍はいまいましい奴らめと思ったが。今は時間がない。
そうして、将軍は爆弾処理班をミサイル解体にあたらせた。
緊急招集された、爆弾処理班はミサイルの信管をはずすため、
持てる技術の全てをかけて、ミサイル解体にはげんだ。
しかし、ミサイルの方もかなりの技術がつまってるようで、なかなか、解体できない。
そうして爆弾処理班が四苦八苦しているうちに、どんどん爆発までの時間がせまってきた。
残り三十分になったとき、爆弾処理班から、歓喜の声が聞こえた。
ようやく、ミサイルの信管がとりはずされた瞬間だった。
その様子を、ずっとミサイルのカメラで観察していた首相がつぶやいた。
「やはりなぁ〜隣国の奴ら、あれほどまでの技術をもっていたのか!
これは、放っておくわけにはいかない。証拠もそろった」
そう、言うと首相は防衛大臣に命令した。
「ただちに、隣国に向かって、ミサイルを打ち込めぇ!
今度は本物の核ミサイルをなぁ……」
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