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ひかり

作者:につき
やわらかなひかりたちは
沁みて照らす
最もちいさな片すみを
よる は 隠れて
あさ が 
瞳を開く
なにか は 沈み
なにか が 
浮かぶ
その境目に
アベンチュリンの 雨が ふった
さざれの みどりの 雨おとは
ビニールの傘に 跳ねて

ぱち
ぱち
かちり
ぱち
ぱち
ぱちり
ぱちぱち
ぱちぱちり
ぱちぱち
ぱちぱちり
ぱちぱちぱち
ぱちぱちぱちり

見る見るうちに
みどりの粒が
道いっぱいに溢れていった 
しゃら
しゃら
しゃらり
しゃら
しゃら
しゃらり
しゃらしゃらしゃら
しゃらしゃらしゃらり
しゃらしゃらりしゃらり
しゃらしゃらしゃらりしゃらり
しゃらしゃらしゃらりしゃらり

ざく
ざく
ざくり
ざく
ざく
ざくり
……っざくん!
黄色い長靴のおとこのこ
みずたまりへ飛び込んだ

はじめは何もなくて

ぱーん

つやつやした緑の粒たちは
まるで一気に散水したみたいに
弾けて空へ飛び散った
すっかり
空は緑色になって
そして
茜を思い出して
あさは
縞メノウみたいに
ゆっくりと
おとこのこの真上の一点から広がりはじめて
ほら もうラピスの藍はいなくなった
金の光が真っすぐだ

そのころ
渓谷の日陰で
誰も知らないまま
カーネリアンの花が咲いた
ひとつ
ふたつ
みっつ
よっつ
いつつ
あかちゃんのおててのつめみたいな
ちいさな花びらが五つ

朱光の花はまるく咲いたばかり
ほそい茎はネフライトの淡さ

ゆら

  ゆ ら

 ゆら あ り

ゆ ら

 ゆ らり

 ゆら
   ゆ らり


    ゆ ら ゆら

  ゆ ら あり

 ゆらり


あさの谷風が
乳色のすじを揺らしてる

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