前回書いたとおり、オリ展開です
文がうまくなりたいです
第4話 新たな力と覚醒
Side リボー
「あれが……今回のターゲット、か」
俺はラルゴの爺さんから特命を受け、クロノたちと別行動を取っている その命令は「第82管理外世界において違法研究が行われている」とエンシェントがラルゴの爺さんを通して俺に報告してきたので調査というもの
「しっかし、こんなへんぴなところで何を研究しているのやら」
『エンシェントからの報告ではデバイス関連の非合法の研究らしいです』
「ほ~……まあいい 行けるな?ティーダ?」
今回の任務には新たに俺の部下として研修を受けに来たティーダ・ランスターを連れてきた 執務官志望らしく様々な部署を経験したいということでやってきた
基本俺の部隊は爺さんかレジアスのおっさんが話を持ってこない場合は訓練するか、他の部署……例えばゼストさんの部隊のサポートに行ったりしている
「大丈夫です 行けます」
だが、さすがに二人で犯罪者の施設にカチコミかますのは初めてらしく、少し緊張しているようだ まあ、仕方が無いか?
「気負うな 俺との訓練を思い出せ」
「いや隊長の訓練と比べりゃ…あそこにカチコミかますほうがマシですよ 大体訓練なのにトラップ満載ってどういうことなんですか?」
何を言うか その分効果的だったろう?執務官希望ならひとりでカチコミかますかもしれないだろう その時のためだよ?
『ただ、あまりにもきつすぎてティアナ殿が泣いていましたが』
ティアナ?……ああティーダの妹か……そういえば、泣いていたな 確かワームホールにスフィアを撃ち込んで同時多角射撃をかまして、マジック・クレイモアの畑に追い込んだときかな?
「あの時ほど生きているって素晴らしいと思ったことはないですよ」
ちなみに、ティーダは親もいないらしく妹を連れて隊舎―――というか俺の自宅も兼ねている―――に連れてくる 結構ティアナとも仲がいい だが―――
「いくら俺たちによくしてくれる隊長でも、ティアナに手を出したら許しませんよ?」
たまにシスコンスイッチが入るこいつがな
「はぁ……とりあえず行くぞ?これが終わったらティアナ連れて飯喰いにいくか?」
「いいですね~んじゃ、頑張りますか」
「さて……鬼が出るか蛇が出るか?出来れば美少女が出てきて欲しいね」
まさかこの発言が後実現するとは思っていなかった
Side クロノ
「―――というわけですのでグレアム提督 ユーノに無限書庫を案内して欲しいんです」
そういって僕の恩師でもあるグレアム提督にユーノを紹介する
「そんなことか大丈夫だよ 今、アリアたちを呼ぶから後は二人に聞くといい」
「ありがとうございます」
リボーやスクライアが持っていた情報は「古代ベルカの遺産」「リンカーコアから魔力を蒐集してページを埋めて増やしていく魔力蓄積型のロストロギア」ぐらいしか分からなかった だから、無限書庫を使うことに決めたんだけど「時に、クロノ リボー君は居ないのかい?」
「リボーですか?奴でしたらラルゴ提督の特命で別任務のほうに行きましたが……奴が何か?」
また迷惑でもかけているのか?そう思った でも提督は苦笑しながら
「いや、別に彼が何をしたということは無いのだが、エンシェントと繋がっていたと聞いていてね クロノの友達だから心配だったんだよ」
なるほど そういうことか リボーがエンシェントと繋がっていることは一部の上層部を除いて伏せられている だからリボーと親しい僕たちにも何かあってはと考えているのか
「大丈夫ですよ それに、あいつは僕たちに被害がくるような真似はしません 自分の行動による被害は決して他の人間に行かないようにしているので」
そう あいつはいろいろ好き勝手やっているが、その好き勝手で怒るであろう被害が回りに行かないように、恨みなどを全て自分に来るようにしている いつかあいつが言っていた言葉『俺がやりたい様にやるから、他のやつを巻き込まないようにするのは当然だろう』
そう言っていた
「……そうか む?アリアたちが来たようだ 行きたまえ」
「はい ありがとうございました」
とりあえずは……ユーノに任せるしかないか そして、アリアたちからどうやって逃げよう?
Side カチコミ組
「オラオラァ!なんかそこら辺の原生生物より怖い俺が通るぞぉ!」
「ついでに、俺も通るぜ~!」
施設に突入してから数分後、リボーたちは施設の奥のほうまで進入することが出来た 元々研究者以外は数人しか戦える人間が居なかったのだ
そいつらも質量兵器に分類される銃火器を使っていたがリボーがレアスキルを使いワームホールで弾丸を無力化するので意味が無い さらに言えば、ティーダも銃火器の対応をリボーから教えてもらっていたので対処が出来ている
「くそ!アレを早く隠せ!」
「……!ティーダお前はこのままこいつ等をここに貼り付けとけ!」
「了解!」
そして、自分の前方にワームホールを展開し入手した見取り図で一番奥にある部屋へと空間を繋げる リボーのレアスキル「重力」それは、小型のブラックホールを作るだけでなく、このようにワームホールを展開し空間移動したり、攻撃に転用することも可能なのだ
「その代わり、ワームホールやブラックホールを展開するとデバイスのリソースを限界まで使うんだがな」
ワームホールなどは展開する場所を座標で認識しなければならないので、誰でも使えるわけではない さらに、同時多角攻撃を防ぐときも放つときも凄まじい情報量を処理するので多様は出来ない でも、それでも使うのがリボーである
そして、ワームホールが開いた先に居たのは小さな手術台のようなところに乗せられ様々な管や針が取り付けられている30cmほどの赤い髪の少女だった
「馬鹿な!?何故「シッ!」ぎゃあ!?」
叫び声をあげようとした研究者の顔に膝蹴りを食らわせ、台に乗せられている少女に駆け寄る
「ガルム 研究所のデータベースにハッキングかけろ」
『御意』
自分でガルムの調整などをしているので、機械には詳しかったリボーは取り付けられている機材を外し、ティーダに連絡を取った
「ティーダ そっちはどうだ?」
『こっちは全員捕縛しました バインドだけじゃなくワイヤーでも縛ってあるし四肢の間接外したので大丈夫だと思います』
リボーが教えたとおりに、捕縛したティーダにそいつらのデバイス…とにかく服以外は全て没収してこっちに来るように言い通信をきった
『主 どうやらこれは古代ベルカの遺産である『融合騎:烈火の剣精』というものらしいです』
「融合騎?」
『もしくはユニゾンデバイスと呼ばれるものらしいです』
「隊長、ご無事ですか?」
ちょうど、ティーダもやって来て説明を促した ガルムが研究所のシステムにハッキングを仕掛けて分かったことは次の内容だった
<ユニゾンデバイスとは術者と融合して魔力の管制・補助を行い驚異的な能力向上を果たす機能を有する>
「そしてこいつは古代ベルカオリジナルの融合騎か」
『名称どおり炎系の古代ベルカ式の魔法を使うようです』
「凄いですね」
『もし主が使うなら……相性はどうなんでしょうかね?』
「試してみないといけないんじゃね?まあ、今はどうでもいい とりあえず、これは『主!』どうした?」
「ガルム?」
そして、ガルムが新たにハッキングした内容はこの施設に管理局の上層部から資金が流れているものだった
「マジすか……管理局が」
「俺も人のことは言えないが……これはマズイだろう 下手すりゃ、聖王教会……いや、ベルカ信者と全面戦争だぞ」
いくら非合法組織が解析していたとはいえ、その組織に管理局が資金援助、さらにこの融合騎のデータが管理局に流れていることを考えれば、資金援助をしていた局員は古代ベルカの至宝ともいえるものの存在を承知していた これが、知られれば狂信的なベルカ信者がテロを起こす可能性もある
「ティーダ「分かってます これは洩らしては拙いやつですね」ああ この融合騎は俺が一時所有しておこう 爺さんにも口止めしなきゃな とにかく、戻るぞ」
そういいリボーは今だ目を覚まさない融合騎に治癒魔法をかけ、バリアジャケットの中に隠した これから来る局員に知られないように
~~~数日後~~~
リボーは研究所から戻りミッドの郊外にある自宅で保護したユニゾンデバイスの治療などを行っていた
「治療っても下手に弄るとマズそうだし……こうして、様子を見るしかないがな」
「リボーさん……この妖精さん大丈夫なの?」
今日は、ティーダが所用でいないため妹であるティアナが家に遊びに来ていた
「まあ、しばらくは寝かせておいてやれ」
そういって、ティアナの頭を撫でながら部屋の外に誘導しようとしたら通信が入った
「ティアナ……冷蔵庫の中にプリンがあるから食べてな 話が終わったらすぐに行くから」
「…はい!」
雰囲気が変わったのを感じたのか、少し間をおいてから返事をして部屋を出て行ったティアナ リボーはユニゾンデバイスを隠しながら通信を開いた そこに映っていたのは苦い顔をしたクロノだった
「どうした?」
『今度はフェイトがやられた』
そして、クロノが語ったのは文化レベルの低い世界で守護騎士の一人と遭遇し、戦闘中仮面をつけた男によりリンカーコアを蒐集されたこと そして、間をおかず別の世界に現れなのはの砲撃を防御して守護騎士を逃がしたことだった さらに、アースラのシステムにハッキングが仕掛けられ発見が遅れたこともあったらしい
『どう思う?』
「俺の見解から言えば「不可能」の三文字に尽きる 俺のように空間と空間を直接繋ぐことができるなら別だが、俺以外にそれができる奴がいるとは思えん まあ絶対とは言えないがな」
『……やはりか』
通常の転移魔法を使う場合必ず、タイムラグが発生する つまり、フェイトを襲った後間をおかずになのはの砲撃を防御するのは不可能に近い リボーは座標を設定しなければならないとはいえ、ワームホールで空間と空間を直接つなげるのでタイムラグは発生しない 従って、仮面の男もレアスキル「重力」を持ちワームホールを作れると考えるべきなのだが
「ワームホールを作ると必ず重力震反応が出るんだが……検知できたか?」
『いや……レイジングハートのデータを何回洗ってみても、重力震反応は検知できなかった』
クロノはリボーという存在が身近にいるため「もしかしたらリボーと同じレアスキルを持つ者か?」と思い、レイジングハートやバルディッシュのデータを何度も確認してみた しかし、ワームホール精製時の重力震反応を捕らえることできなかった
「つまり……仮面の男は二人いるってことだ しかも、一人はなのはの砲撃を防ぐほど魔法に優れたやつ さらに、前回守護騎士を一人包囲していたときに武装隊員がやられたときのことを考えて……もう一人は攻撃……それも、近接戦闘に優れたやつだ」
そのときクロノの頭に自分に魔法や格闘術を教えてくれた二人の使い魔の女性の姿がよぎった
「……心当たりがあるのか?」
『……いや……そんなはずは「クロノ……可能性はゼロじゃないんだぞ?」お前ッ!』
クロノはリボーの言葉に激昂したが、リボーの真剣な顔を見て息をのんだ
「『世界はこんなはずじゃなかったことばかり』お前が言っていたことだ お前が今思い浮かべたヤツが誰かは知らねぇ……だが、物事は客観的に見ろ 多分そいつらだと仮定すれば、すんなりと行くはずだぜ?」
クロノはリボーの言葉を否定できなかった 確かに、そう考えればタイムラグ無しでなのはの砲撃を防ぐことができた事に違和感が無い でも信じられなかった あの人たちが―――
「まあ確証はないからな……だが、確認はしておけ」
『…………ああ』
蚊の啼くような小さな声で返事をしたクロノを見てリボーは
(余計なことを言ったか?)
Side ラルゴ・キール執務室
そして、通信が終わった後リボーはラルゴの執務室に遅ればせながら報告に来ていた
「なるほど・・・あい分かった この融合騎に関してはお前に一任する 裏工作はわしに任せておけ」
「悪いな爺さん とりあえず、融合騎の様子を見てくる ティーダお前は報告書をでっち上げたら帰っていいぞ それと、これでお前は俺の部隊での研修も終わりだ」
「了解っす……隊長、ありがとうございました」
「忙しいときはティアナを預かっても構わんぞ」
「そん時はお願いします ついでに、俺に何かあった時はティアのことをよろしくお願いします」
「……ま、そんな時が来たらな」
そして、リボーはワームホールで自らの住居兼研究室へと跳んだ
Side リボー
しかし、ユニゾンデバイスねぇ……
「ん………んぅ……こ、ここ………は?」
「お?目が覚めたか?気分はどうだ」
「っ!ウラァァァァァ!」
って起きていきなりファイヤーボール!?ワームホール展開!!
「んな!?」
「あぶねぇな とりあえず、俺は敵じゃねぇ……まずは落ち着け、話はそれからだ」
そして、とりあえず落ち着かせて話を聞いた だが、度重なる実験のせいで古代ベルカの記憶は劣化して「自分が古代ベルカ式の炎系の魔法を使える」ぐらいのことしか憶えていなかった 話していく内に警戒も解いてくれたようだ
「まあいいか それよりお前の名前を考えなきゃな……「ポチ・タマ・ジョン・レオ・ブランシュ・シロ・アギト・ドラゴ・フレイ・フレイア」の内どれがいい?」
「待て!最初のほうは犬猫の名前だろう!」
ばれた?
「ばれるわ!……はぁ、6個目のアギトで頼む」
「それでいいのか?」
「ああ、他のに比べればな」
「お前がいいならいいさ んじゃこれからよろしく頼むぞ?アギト」
そう言って頭を撫でてやる おそらくこいつはこういう風にされることが無かっただろうから ずっと実験動物として扱われていたから だから、こいつをデバイスではなく一人の家族として扱っていこうと思う
「……ああ、頼むぜアニキ」
最初は、怯えるように肩を震わせたが安心したのかはにかみながら礼を言った こうして、「俺の仲間」が一人増えた しかし、その喜びも突然入ってきた通信で失せることになった
『リボーさん!大変なんです!闇の書が覚醒しちゃったんです!』
アギトにこの部屋というか俺の家に居る間は安全であること、しばらくは端末などを使ってこの世界の情報を取得すること、何かあれば爺さんに頼るように言い残し、海鳴にワームホールを繋げた
「頼むから間に合ってくれよ?」
……やってしまった
アギトをリボーのところに持ってきてしまいました……とりあえず、アギトの本格的な活躍は後ほど
+注意+
・特に記載なき場合、掲載されている小説はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
・特に記載なき場合、掲載されている小説の著作権は作者にあります(一部作品除く)
・作者以外の方による小説の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。
この小説はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この小説はケータイ対応です。ケータイかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。
小説の読了時間は毎分500文字を読むと想定した場合の時間です。目安にして下さい。