第24.5話 拝啓 愛しい人へ
拝啓 お兄ちゃんへ
ルーテシアだよ。聞こえているかは分からないけど、届いていると信じているからね?
お兄ちゃんがゆりかごと一緒に消えて三年が経ちました。私はあの時泣いてばかりだったけど、今は少し落ち着いたと思っています。とりあえず、この三年で起こった事を話すね。
「我らは、リボーが残した意思を継がなければならない!」
その宣言と共に、管理局の地上本部の大規模改革を行ったレジアス大将―――実は、昇格したんだよ?―――のおかげでミッドの治安はとってもよくなりました。
「さて、この老骨にどれだけの事が出来るか分からんが……行くかのう」
万年の魔導師不足に悩まされていた地上だったけど、ベヒーモス隊式の訓練や技術部で作られた装備などで戦力不足は解消されました。本局が噛み付いてきたけど、ラルゴ提督が反対派を諭して逆に論破していたよ。
「要するに、拳銃のマガジンを魔力カートリッジに変えただけさ。それだけで魔導師じゃなくても戦える。こっちは簡易AMFを積んだアーマー。まあ、言ってしまえばゼク〇ルーパーだね」
技術部の人はそういっていました。まだ、犯罪は起こっているけどいろんな人が居るから仕方ないと思っています。それと、エンシェントを始めとした管理局と取引していた組織も再度同盟を結んだよ。なんでもお兄ちゃんの意思を継ぐためだとか。
「機動六課は、ベヒーモス隊の下に入る事になったで! と言ってもやる事は変わらん!」
お兄ちゃんがレジアス大将やラルゴ提督と話していたのかな? とにかく機動六課はベヒーモス隊の下に入る事になりました。でも、やる事は海や陸の援護。ベヒーモス隊と変わりません。
「と言うわけで、本日より機動六課「ナンバーズ分隊」として着任する事になった」
あ、ナンバーズが機動六課に配属になったよ。なんでも「社会奉仕」の一環らしいです。
「ふ~む……こうやって、のんびり自分の研究をさせてもらえるのはありがたいね~」
ドクターが難事件などに協力する代わりに刑期を短くされた事を考えればお兄ちゃんが手を回していたのかな?
「スカリエッティ……窮屈かもしれないけど外出する時は監視をつけさせてもらうよ?」
「自分の立場ぐらい分かっているよ? まあ、僕としてはゆっくりできればいいからね」
クロノ提督も協力していたようだし、相変わらずお兄ちゃんは規格外だよ
「メガーヌも新婚か~……もちろん尻に敷いているのよね?」
「ええ…クイントもそうじゃないの?」
「ゼストの旦那…飲み行きませんかい?」
「ああ……」
そういえば、お母さんとゼストさんが結婚しました。もうお父さんと呼ばないといけなくなりました。お父さんはレジアス大将の元で頑張っています。お母さんは管理局を引退して、クイントさんと一緒にベヒーモス隊の隊舎内で喫茶店を始めています。今では、機動六課のみんなの憩いの場になっています
「……えっと」
「……そ、その……」
「…あいつら会話なしかよ。もっとこう…イチャイチャしろよ!」
「ヴァイス君はすこし落ち着こうね?」
それとキャロとエリオが付き合い始めたんだ。休日とかデートしていたり、見せ付けるようにイチャイチャしているからむかつく。一応、私にも付き合ってくれって誘いがあるけど、私はお兄ちゃんだけだからね? 本当だよ?
ちなみに、ドクターとウーノが付き合い始めたらしいんだ と言っても別にイチャイチャするわけでもなく、前と変わらないねって言ったら
「僕とウーノはこれからもこんな感じさ」
「それに、態度に表さなくても私がドクターを慕っているのは変わりません」
だって これが「大人の恋愛」ってやつかな? お母さんたちもそんな感じだったし
恋愛といえば、なのはさんとユーノさんが付き合い始めたよ。ただ、はやてさんたちの「今更やな~」な態度が気になったんだけど……それと、ライガが昇進して一佐になったよ。それで、ベヒーモス隊の隊長として頑張っているけど……
「いや、待て……ここはベヒーモス隊の隊舎だ! つーか、お前らは六課の方にもどれ!」
「どきなさいよ……ライガに用があるの」
「ライガさんは私たちが!」
「ティアナ殿……悪いが、ライガは私たちが連れて行く」
「チンク姉さまの言うとおりです」
「ライガは渡さない」
「お師匠様のお世話は私たちが」
たまに修羅場に巻き込まれてボロボロになっています。最近はスバルも修羅場に参戦しています。なんでも、レスキュー任務に行った時に体をはって助けられたとか……人の修羅場を見るのは楽しいです。ちなみに、機動六課の隊舎は元あった場所に再建されて、その横にベヒーモス隊の隊舎が移動してきた形になっています。
「行くぞ、アギト!」
「おっしゃあ! 任せろ!」
そういえば、アギトがシグナムさんの融合騎になったよ。本人たちは「リボーが戻るまで」って言っているけど。でも、二人してお兄ちゃんのいいところを話し合っているところを見ると少しむかつきます。シグナムさんにお兄ちゃんのどこがいいのか聞いてみたら
「強いところだな……単純な力の強さだけではない、心のあり方が強く……そこに惹かれたのかもしれないな」
……正直、叫びたくなりました。主に嫉妬で
他のナンバーズもお兄ちゃんが帰ってきたらサービスするって言って、いろいろ画策しています。ただ、抜け駆け禁止という協定を結んでいる当たりすごいと思います。
それと、ウロボロスが表立った活動を見せなくなりました。カリムさんの予言の最後の『双頭の蛇は地に伏せ、亡霊の還りを待つ』という文そのままの行動を取っています。ライガがいろいろ動いているけど、尻尾はつかめていません。
「隊長が戻ってくるまで動きはしないな」
多分お兄ちゃんが帰ってくるまで動かないとライガは見ているようです
「こっちはそんな感じだよ……」
今私はお兄ちゃんのお墓に向かっています。レジアス大将が「一応だ……奴なら、笑って『面白い! 死んだことになっているならいろいろ動きやすいじゃないか!』といいそうでもある」という事で立てました……何故か全員が納得しました。
「お兄ちゃん……私はずっと待っているからね……帰ってきたら、恋人になれるかな?」
そういって見上げた空は青く澄んでいた。
「ほう?……俺の墓ね~。おっさんも面白いものを作ってくれたな」
「……幽霊?」
「違う違う……ま、二つ名はそうだけど」
『しかしどうなされます?』
「決まっているだろう? 俺のやりたい様にやるだけだ。行くぞ、レン」
「了~解。アタシに任せろって!」
亡霊は還り、新たな力と共に再び動き始めた。
<<あとがきコーナー>>
リボー「ふっ……死亡フラグを叩き折る男……それが俺だ」
レン「やっと名前が出た! 皆~アタシはレンだよ~!」
ライガ「はい、では感想返しに行きましょう」
リボー・レン「「ちょっと!?」」
DragonArow様
リボー「いや、マジでありがとうございます」
ライガ「作者は結構気が弱いから小躍りしてましたね」
レン「現実で落ち込んでいたしね」
灰色の野良猫様
リボー「フッ」
ライガ「隊長は余計な事は考えずに動いた方が格好いいですよ?」
レン「格好良くやろうと思えばミスるからね」
朧木様
リボー「とりあえず、運命なんざ俺にとっては潰せる!」
ライガ「(この人レミリ〇みたいに『運命を操る程度の能力』とか持っていないのかな?)」
レン「(まあ、このままでも充分チートだよ)」
Naki様
リボー「”。”が無かった件について作者曰く『癖なのです』とのことです」
ライガ「ですが、これからは気をつけるとの事です」
レン「とりあえず、次回からは私も活躍するよね!?」
ライガ「登場はしますが活躍はもう少し先だそうです」
レン「嘘!?」
リボー「まあお前はメカニックだし?」
レン「ネタバレすんな!」
リボー「ぞなもし!?」
ライガ「あ~せっかく戻ってきたのにまた吹き飛ばされた……とりあえず、この小説も第2部に入ります」
レン「第2部は完全オリジナルストーリーです。ですが、第1部以上に面白くするらしいのでこれからもよろしくお願いします!」
リボー「く、首が……とにかく! 次回第2部第1話『新たな戦い』」
ライガ「乞うご期待!」
レン「アタシが出るよ!」
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