影
「影」
光があれば影がある
何も知らない子供たちは光を求める
中途半端に燈した灯は、影を作るだけなんだ
大人になって闇を知ると、光を恐れる
それは心の中をすべて照らしてしまうから
醜さが隠せなくなるから
中途半端に身につけた知識は諸刃の剣
すべてを傷つけ、錆びて朽ちる
光など必要ない
灯などない方がいい
何も照らす必要はない
何も知る必要はない
何も感じる必要はない
「Monster」
心の中のパンドラの箱
開いてしまったのはいつだろう
出てきたのは色んなもの
直視できない沢山のもの
醜いもの、
汚いもの、
まがいもの、
穢れたもの、
禍のもと、
災厄の全て。
一度出てきたそれはもう
外にふれた、そのときに
全てのものを飲み込んで
全てのものをかき集めて
真っ黒になって体を流れる
赤かった血は色を変え
青い空はもう見えない
それはもう許されないこと
触れたもの全てを汚して壊す
人は皆人の形をしたMonster
澄んでいた瞳は輝きを失い
代わりに暗闇が流れ込む
パンドラの箱の底
残った希望は独り
「罪と罰」
美しいものを見るほどに
自分の汚さを知っていく
優しい人に会うたびに
自分の愚かさに気付いていく
これまで犯してきた罪
逃げ続けていた罰
これまで傷つけてきた人
気付いてないふりしてただけ
歪んだ私に粛清を
壊れた私に厳罰を
死んで逃げるくらいなら
生きる勇気を 私にください |