クマの子ちゃっきーは元気な小熊
でも、ある日 両親が人間に殺されてしまいました
ちゃっきぃは幼心ながら人間に深い憎しみを抱くのです
が
所詮ケダモノです
発情期になれば、自分の子孫を残すことしか考えられません
そんなこんなで、森のなかでメス熊を探す毎日
クンクンクン クンクンクン かわいいメス熊の臭いはしないものだろうか
と においを嗅いで歩き回っていると
そこに友達の子鹿のバンビさんがやってきました
しかし、友達とはいっても所詮はケダモノです
友情なんてありはしません
あるのは食欲だけです
気がつくと、ちゃっきーは子鹿をぺろりとたいらげていました
仕方がないのです、これが大自然で生きるということなのです
お腹がいっぱいになって眠くなってしまったちゃっきーは
すぐその場で眠ってしまいました
食欲の次は睡眠
まさに欲望の権化です
でも、それがケダモノの基本なのです
焦げた臭いにおいがして、ちゃっきーは目を覚ましました
なんと、森が燃えているではありませんか
逃げまどう動物たち
なんとかしなきゃ!!
と ちゃっきーは そんなことを微塵も思うはずもなく
動物の本能として火を恐れて逃げ惑いました
どれだけ走ったでしょうか
走っている最中にどれだけの小動物を踏みつぶしたでしょうか
ちゃっきーは湖の畔にやってきていました
その湖でちゃっきーは親子ずれの人間に会いました
ちゃっきーは ウゥゥゥゥゥ ウゥゥゥ と 威嚇の声を上げました
人間は意にも介さず、銃でちゃっきーを撃ちました
ちゃっきーは撃たれて血を流しました
人間の子供が倒れたちゃっきーに近づいて
こんな小熊を殺すなんてかわいそうだよ! かわいそうだよ!
と 泣きじゃくりました
ちゃっきーは最後の力でその子供を爪で引き裂きました
子供は絶命しました
人間の親は泣き叫びながら何度も何度も銃でちゃっきーを撃ちました
もう死んでいるのに、さらに何度も何度も撃ちました
ちゃっきーは死にました
人間は子供の死体を抱きかかえて帰っていきました
ちゃっきーの死骸は肉食の小動物がたいらげました
残ったホネなどは土に帰りました
いつか、そこに花が咲くかもしれません
でも、そんなことは ちゃっきーにとってはどうでもいいことです
だって、ちゃっきーはケダモノなのだから・・・
自然には愛情も感情も存在せず
人に理解など出来ようもない
人間に都合の良い自然など、地球にとってはなんの意味ももたない
おしまい☆ |