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俺は本社ビルを出た時に、部内アシスタントの美紀から俺が社内ランキングトップに出ているコトを聞かされた。
……って言っても、セフレ候補。えっちしても後クサレ無しで居られそう……だからだって。
ったく、人をナンだと思ってンだよっつ。
否定出来ねーってトコロが、俺の弱味なんだけど。
だけど、俺は美紀からの頼み事を押し付けられてしまった。
オマケの交換条件と引き換えに……

その女 ☆ 危険人物!!!
作:かずたか



第74話 プレゼント?・・・1


え……っと、タオルにブラシに……

……

結局……

食事の後、俺は恵理が風呂に入っている間に、明日からの恵理のお泊りセット三日分をヴィトンのボストンバッグに詰め込む作業を遣るハメになっていた。

洗濯とかはホテルのサービスを利用するから、キッチリ一週間分は要らないのだそうだ。

ったく、ワガママだよな?

小学生の『自然の家』じゃあるまいし……自分で必要なモノをセッセと詰めりゃいいものを、ナンで俺がしなくっちゃなんねーんだよ?

俺は仏頂面で黙々とお泊りセットを詰め込んで行く。

俺自身が行くのなら、喜んで準備だろーがナンだろーが遣るんだけどさ……


お? コレは恵理のBカップブラジャー。

俺は淡いベージュ色の、レースをフンダンに使用したシルク素材のゴージャスなブラを手に取った。

俺が実測した限りじゃCだと思うんだが、恵理はナゼだかBカップに拘っている。

『大きい胸って馬鹿っぽい?』

恵理は気にしていて、そう訊いて来たコトがあったが、俺にしてみれば『えっちぽくってイインでね?』と思うワケだ。

それに、本来のサイズよりも小さいのを選ぶと、寄せ上げられて更に巨乳に見えるのに気付いてナイみたいだ。

恵理の巨乳は俺的にはゼンゼンだし、エロイの好きだから黙っておく。

思わず握り締めていた着替えのブラジャーに顔をウズメテいた。

見様によっては、俺、ヘンタイ? 

でも、柔軟剤のイイニオイだぁ〜。

俺は惚けた顔で室内の天井を仰ぎ見た。


そうだ、明日から……

……明日から一週間、俺は自由だっつ!!!


ずっと時間に追われて、毎日が分単位での行動だった。

退社したら、買い物に行って、料理に洗濯アトカタヅケ……そして恵理へのチョッカイ。

それでその日が終わり。

時間がもっとあれば恵理のBMやフィット、ツイデにアオイのフィットもキレイにしてやりたい。

で、コソッとセッティングなんかを弄って遣りたいとも思っていた。

書店へ行ってエグザイルやパフュームのDCも欲しいし、エロ本も立ち読みしたい。

いや、その前に向井のコトが先だ。

向井の事故後、ホボ一日が経とうとしていたが、本人の意識が回復したって言う連絡はまだ来ていない。

明日、コウ達と連絡取ってみるか……


……浮かれて、頭の中に浮かんで来る『遣りたいコト』はイッパイあった。

会社から一歩出れば、明日から俺は自由の身になる。

今まで『恵理』に束縛されていた。

暫らく俺は自由なんだ。

……そう思っていた。


けど……


「……」


俺は天井を仰いでいた視線を、恵理のバッグに一旦落とし、再び視線を上げると、今度は恵理の室内を見回した。


十畳以上もある広い室内にセミダブルのベッド。

反対側には八十×二百の姿見がある。

壁一面にクローゼットがあり、反対側の窓辺……出窓にはエアレーションを掛けている三十センチ水槽。

その隣には、恵理が夜店で初めてGETしたと言う、でっかいキティちゃんのヌイグルミが置いてある。


俺が初めてココに来た時は、足場が見えないくらいに脱ぎ散らかされていた衣類も、今は恵理が時々ではあるが、テキトーに手を抜きながら片付けていた。

開いているドアの向こうはリビングとそれに続くキッチン。

そこはこの部屋よりももっと広くてユッタリとしている。

「……」

この広い部屋に……暫らくの間とは言え、俺独りなんだぞ?

俺独りがココへ戻ってメシ作って……


独り……


判ってンのかよ? 

俺、独りなんだぞ?

……

……あれ?

ナンか……胸にナニかがツッカエタみたいに……ヘンだ。


ワザと自分でテンションを上げてみたって、結局はムナシイだけだった。


独り暮らしは慣れっこのハズだったが、そこで生活する空間の広さを自覚して、俺は急に堪らなくなってしまったんだ。


俺にとってこの部屋は広過ぎンだってば!

「……はぁ」

自然と、溜息が漏れた。

この部屋だけでも十分生活出来るホドの広さがあるってーのに。


なのに独りだなんて……

……イヤだ。


「どうしちゃったのかなぁ〜? 珍しく溜息なんか漏らしちゃって」

背後で恵理の声がした。

はっとして振り返ると、白いバスローブ姿の恵理が茹で上がって立っていた。

恵理は白い肌を上気させて、まるで白桃みたいにほんのりとピンクに染めている。

「え……」

恵理?

「幽霊でも見たような顔しないでよね?」

恵理はそう言ってくすっと笑うなり、座り込んでいた俺に背後から抱き付いて来たし。

「うわ! ナニすんだよっつ? あ、あっつうううう〜〜〜!!!」

マジ熱い〜〜〜!!!

「暖かいでしょ?」

えへへと笑う恵理。

シッカリと茹で上がっているから、湿り気も含んだ熱気だ。

「暖かいじゃなくって、熱いぃ! 退いてくださいよぉ〜?」

イキナリ襲うな!

「ねえ、もう済んだ?」

「ナニが……ですか?」

ムッとする俺。

不機嫌な俺の声を聴いても、それでも退こうとしないのな?

つか、熱いから、マジで退いてくれっつ!

「アタシの準備に決まってるでしょ〜?」

ンなこたぁ判ってるって。

そうじゃなくって……

「お?」

トタンに俺の表情が崩れ出した。

抱き付かれたお陰で、恵理のでっかいオッパイがムニョン☆と俺の背中でヒシャゲル堪らねー感触がした。

う……気持ちイイかも……

ダラシナク表情を崩す俺。

恵理からは俺のこの情けナイ顔は見えないし。

「……準備……って?」

俺は両手を後ろに廻して、バスローブ越しに俺の掌がサワサワと恵理の身体を弄った。

「あっ……あぅん……」

恵理が小さく声を出して反応する。

「ナニ……の準備です? こう遣るタメの準備ですか?」

「あんっ」

「えっちの準備……かなぁ?」

俺は意地悪く訊いてやった。

喋りながら、俺の両手は恵理のヒップからウェスト……身体のサイドラインを、微妙な力加減で撫で上げる。

「ふぅん……やっ、ヤダぁ、違うう〜〜〜」

恵理は俺の首に縋り付いたままで身体をくねらせ、甘い声を漏らした。


「暫らく……会えませんね?」

俺の首に廻された、恵理のしなやかで細い腕の感触に、俺は静かに眼を閉じる。

「……うん……約束」

「え?」

約束って……ナンの約束?

「ココから……出て行ったり……しないでよ?」

「〜〜〜」

意表を突いた恵理の言葉に、俺はぎくりと反応した。

恵理ってば、俺の心が読めるのか?

それってESP???

確かに、俺が逃げ出すのには持って来いの状況だったし、俺がココから逃げ出したのを恵理が知ったとしても、出張先からスグに戻ったりは出来やしない。

会社だって辞めてしまえば、恵理とは二度と会うコトはない……止めるツモリはねーけどな?

俺は恵理とのこの生活が、正直、イヤじゃなかったけれど、恵理の親戚である水守に難題を持ち込まれている状況からは、早く逃げ出したいと思っていた。

ヤツのツラを見たくもなければ、俺を見下しての上から目線で指図するハナモチならねー態度にも、堪らなく不愉快に思っていたトコロだ。

でも、アイツから……成和会からのキビシイ監視を振り切って、逃げ出すコトって……出来るのか???

全国支部チェーンはもとより、海外にまで成和会は幾つも拠点を構えているんだ。

付け狙われれば最期、地の果てまでも追い掛けて来そうだし。

……やっぱ……ムリか。

俺はアレコレと脳内シミュレーションを試みたが、どうやらどの手もムリそうだった。

がっくりと肩を落とす俺。


「ねぇ?」

俺の首を抱き締めている恵理の顔が、俺の表情の変化を見逃すまいとして更に近付いた。

甘い吐息が俺の頬をクスグル。

柔らかそうなチェリーピンクの唇が、今にも俺の左頬に触れそうだ。

「だっ、ダレが逃げ出したり、す、するんです?」

ダメダシかよ?

俺は平静を装ったが、ムリだったみたいだ。

「声、震えてるわよ?」

恵理は俺にそう言って、ズバリと斬り捨てる。

「え? そっつ、そうでした?」

いつになく緊張する俺。

心拍数が一気に跳ね上がって、全身に厭な冷や汗を掻いた。

「ん」

「……」

「昨日は出て行けばイイって言ったけど、あれ、撤回ね?」

「早っつ。もう撤回するんですか?」

「だって、アレはアオイちゃん……」

言い掛けた恵理がクチゴモッタ。

そういう……人のせいにするような言い方は良くナイぞ?



「暫らく……寂しくなるなぁ」

黙って聴いていると、恵理は話題を変えて来た。

「連日連夜、接客にパーティにと忙しく飛び回る予定の人が、ナニ言っちゃってるんです?」

「いっそのコト、司も連れて行っちゃおうか?」

なにその『いっそのコト』……って?

俺ってツイデかよ?

恵理は掛けていた腕を解くと、俺の身体を伝うようにして、アグラを掻いて座っていた俺の膝上にスルンと落着いた。

今の、蛇……みたいだったぞ?

恵理の器用な身のこなしにナゼだか笑えた。

「荷物持ちと、オカカエにわか執事ですか?」

「うん」

「……駄目ですよ?」

つか、荷物持ちも執事も遠慮したい。

「……だって……」

「……」

そんなウルウルした眼で俺を見るなよ。

「……あ……司?」

「ナンです?」

「あの……お尻に何か当たってる……」

恵理は俺の相棒が元気になっているのを感じ取り、恥ずかしそうに俯いた。

俺は不敵にニヤリと笑う。

「硬い?」

「……ん」

俺は恵理の腰に廻した両腕に力を込めて、元気になった相棒にワザと恵理の身体を密着させてやる。

そして、俯いている恵理の顔を覗き込むようにしてキスをした。

「はぁうん……」

キスだけで、今にもトロケそうになってしまう恵理。

「や、ヤダァ、司、放して……」

肩口から首筋に容赦なくキスの雨を降らせる俺に、マダ気持ちが昂っていないのか、恵理は珍しく拒否の姿勢を取った。

どうやら恵理は何かが気になって、えっちに集中出来ないみたいだ。

恵理は物憂げに俺を見詰めると、今度はおれの進行状況をチェックしようとしたのか、視線を逸らせて俺の手元を黙って見詰めた。


「あれ? コレ、何?」

バッグの隣に置いてあったアヤシイ未開封のビニール袋二つを、恵理は目敏めざとく見つけ出した。

腕を伸ばしてその一つを手に取る。

ソレは大き目のU字型シルバーのヘアピンみたいなモノだった。

左右をくるんと丸めたピンの端には、ソレゾレ糸が垂らしてあり、先には五ミリ程度の透明ピンクのビーズが付けられている。

「……バレちゃいました?」

「コレなに?」

恵理が身を乗り出して覗き込む。

「俺からのプレゼントです」

「プレゼント? 嘘っつ、司から?」

俺の言葉に気を良くした恵理。

ナニやらワケが判らねーモノを貰ったって言うのに、妙に嬉しそう。

「荷物と一緒に出張先に持って行ってください」

「コレかわいい……アクセサリー?」

そうは言っても、ヘアピンにするにしては左右が微妙に閉じていない。

U字型のヘアピンもあるには在るが、ビーズの付いている位置がどう考えても不自然だ。

恵理は『なんだろう?』って小首を傾げた。

「ナニに付けるのだと思います?」

俺は、使用中の恵理を妄想して、自然に顔が緩んでしまう。

「『付ける……モノ』……?」

「じゃ、ヒント。コレと一緒に遣って?」

俺はもう一つの袋を取り上げた。

袋には、水色のペンタイプの防水ロータが入っていた。

「あ〜知ってる〜、コレTVで見た事あるわ? 肩コリなんかに遣うアレでしょ?」

マッサージ器……ってそれかよ?

まぁ、用途は当たっているが……

『知ってる』って訊いた時はビックリしちゃったじゃねーかよ?

「ち、チョッと使用方法が違いますが……」

「え〜、司からのプレゼントだぁ〜」

二つを手にして無邪気に喜ぶ恵理。

そんなに貰ったのが嬉しかったのか?

……まあ、基本俺はオンナにプレゼントなんて『エサ』は滅多に撒かないがな?

未だにプレゼントの使用方法が判らない恵理は首を捻った。

「う〜ん……余計に判らなくなったわ」

見た事がなければ判んねーか。

「ソレ、両方とも貸してください」

「どうするの?」

封を開ける俺の一挙手一投足が気になって仕方がないって感じの恵理。

興味津々だ。

封を開けたピンを片手にした俺は、アグラを掻いている俺の上で横座りしていた恵理の両膝に腕を掛けて、バスローブのままの恵理の両膝を左右に大きく広げさせた。

「きゃっ?」

俺に大きく開脚させられて、恵理が小さく声を出した。

この格好で『合体』したら※−1)『しぼり芙蓉』か※−2)『鶴の羽返し』?

左右に拡げられた恵理の白い太ももの付け根が俺の目の前で曝け出された。

バスローブの下に、恵理はナニも着用していない。

俺に剃毛されてツルツルになったアソコが丸出しになっていた。


「はい。痛かったら、左手を挙げてくださいね〜♪」

嬉しそうな俺の声に恵理がウケて反応した。

「くす……それって歯医者さん?」

「そうです。俺、今からお医者さんですから」

「え〜? 『廃車』さん?」

「……違いますってば」

恵理の言葉に軽く退く俺。

俺の様子を窺って、クスクス笑う恵理。

医者の設定が『似合わな〜い』とも言われた。

笑っているのも今のうちだっつ。

俺はピンを利き手に持ち替えると、右手をバスローブの中に挿し入れた。

「きゃっつ?」

トタンに恵理の身体が仰け反った。

恵理はイキナリクリトリスを摘まれて、驚く。

俺は構わずに微妙なタッチで上下にゆっくりと擦り、撫で上げてやった。

「やぁ……んあ……はぅ……」

突き抜けるような刺激を受けて、甘い声が漏れ始める。

俺はそっと恵理のクリトリスを剥き出しにして、それを持っていたピンで挟み込んだ。

飾りのビーズが恵理の恥丘側に出るようにして、クリを挟む。

身体の微妙な動きが、ビーズの振動に置き換わって恵理のクリを刺激する。

「ああ……あぅん……う……んあ、な、ナニ? これぇ?」

「痛くないですか?」

俺は片手をバスローブの懐に差し入れて、恵理の乳首を摘んだり、指先でツツイタリする。

こうしている合間にも、恵理に触れた動きはクリップに収束されて、それを通して敏感にクリトリスを刺激している。

「んにゃぁあん……あ、ああ、ふぎっつ……」

「あれ? ネコになっちゃいました?」

クリップで剥き出しのまんまのクリトリスにチョットした振動を与えてやると、恵理はもう軽くイッテしまったみたいだ。

不安定な俺の膝の上で、恵理が初めての刺激に身悶える。

これでも十分楽しめるが、挟むモノはクリトリスに限っちゃいない。

乳首に装着して使用するのだってゼンゼンOKだ。

「コレは『マロンクリップ』って言います。マロンは詰まり『クリ』。『クリクリップ』ですよ?」

「やぁあん……こんな……カワイ……デザインなの……にっ……」

「イイでしょ?」

俺はハナイキを荒くしてふふっと笑いつつ、もう一つのプレゼントを開封した。


※−1)しぼり芙蓉…座った男の上に女が後ろ向きに腰をおろす。男は背後から女を愛撫。
※−2)鶴の羽返し…別名:すくい上げ、抱えどり、鶴の羽交い締め。正座した男の上に、背を向けた女を座らせて、挿入。女の脇の下から手を回し、女を固定。
どちらもバックです。







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