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アラフォー冴えない男が異世界に行かず現実日本でチート能力振るっちゃいました 作者:俊也
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横撃

俺は日本政府サイドと話し合い、ネフィリムを建前上特別予備自衛官の扱いとさせることに成功した。

これで有事の際は、彼らは陸上自衛隊普通科クラスの火器装備ができる。
5000人を超えた人員体制と相まって、名実ともに一個の私設軍隊と呼べる体裁が整いつつあった。

「2万人規模になったら、全国主要都市に駐屯地を造り、分散配備する」
俺はそう方針を打ち出した。



この状況に危機感を抱いたのか、左派マスコミは一斉に「反K、反日」キャンペーンを展開し始めた。
主に旭日新聞、梅日新聞の系列のメディアである。


まずは俺への個人攻撃。

まずはお約束の女性関係から…といっても今関わってる女性たち自身はは皆俺に心酔しているのでべらべらとしゃべることはなかったが、真偽不明だが元カノ(弥生かもしれない)や、勤め人時代に行った風俗店の女性たちの証言として、俺の性癖をあれやこれやと書き立てた。

そして職場の店舗でいかに俺が仕事のできないダメ人間だったかというのを、アルバイトマネージャー(まあ間違いなくあいつだろう)の証言として載せていた。
更には闇金の借金を物理的に踏み倒していることすら、非難の対象となった。



そして日本国そのものへのネガティブキャンペーン。テレビは従軍慰安婦の悲劇や旧日本軍の中国大陸での残虐行為を描いたスペシャルドラマを放映したり、またそういったテーマの報道特番を組んだりした。


いずれも草原教会が、裏で糸を引いていることは明らかであった。



「これはかなりまずいですよ。若者たちのなかにも惑う者が出てくるかもしれない」
中野はそう言った。
「叩きますか!?彼らを物理的に」
都築はそう進言したが…

「いや、まだ時期尚早だ。連中の言っていることが正しいと証明してしまうようなものだからな…
まずは奴らの嘘を、白日の下に晒してやる必要がある…」


俺は計画を話した。







水面下でネフィリムと極左、暴力団が暗闘を繰り広げていたころ。


俺のスマホに春奈からのメッセージが入った。


彼氏に、発覚してしまったとのことだった。

来るべきものが来たな。

逃げる…わけにはいかんな。


春奈のアパートの部屋で、3人で話し合うこととなった。
俺の顔を見て、明らかに彼氏は驚いていた。

まあ本来俺などは相手にならないレベルのイケメンである。

「ごめんなさい…本当に。黙っているつもりはなかったけど…。」
春奈はうつむいたままそう言った。

「なんでなんだよ…!お前なにしたかわかっているのか!?」

怒りと悲しみを込め、そう言う彼氏に、春奈は涙目になって何か返そうとした。

それを制し、俺が後を引き取る。

「申し訳…ありません。すべて私が悪いんです。

私が、俺がいい年して一方的に彼女に惚れ込んで、何度もしつこくアプローチして拝み倒して関係に及んだんです。

全責任は俺にある。」

「そ、そん…なこと言われても」
「だから俺を思う存分殴ってください。あなたにはその権利がある。」
「えぇ…」

「とはいえ、御存じのように俺は普通の人間ではない。ただ素手で叩いたのでは痛みも感じない。

だからこれをお使いください。」

俺はカバンから取り出した。ごとりとテーブルの上に置く。

ネフィリムが暴徒鎮圧用に使うゴム弾銃を、である。

「さすがにこいつを至近距離から喰らえば俺も痛い。
安全装置は外してあるし予備の弾もある。」

「い、いや、そういう…」
彼氏は青ざめた。

「さあ、どうぞ存分に俺を撃ってください。

気が済んだら言っていただければ…」

「ちょ…なんなんこいつ…」


彼氏は春奈の方をかえりみた。
涙を流したまま、彼女も呆然としていた。

「さあ!どうぞ撃って!俺が許せないのでしょう!?」

俺は彼氏の目を見て強く促す。

「さあ!!」

彼氏は震えだし…



やがて悲鳴に近い叫びを上げながら、玄関口から外へと飛び出していった。




うつむいて、涙を流し続ける春奈。

30秒ほどの沈黙の後、俺は彼女を抱き寄せた。









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