詩集 想いを羅列2‐楓‐(2/25)縦書き表示RDF


詩集 想いを羅列2‐楓‐
作:樹歩



†軌跡その2




 『永遠の影』

どんなに
遠回りをしても

いつか
あなたに
辿り着けるなら

歩くことも
待ち侘びることも
そんなに
苦ではないけれど

多分
歩いても
歩いても

待ち続け
もはや
何を待っているのかを
忘れてしまっても

…あなたに
辿り着けることは
永遠に無い気がする

私の手に
残されたものは
思い出という名の影

あなたが
(とお)のあの日
私とともに
手放したもの



 『心と言葉』


多分
言葉を尽くしても
伝えきれない

心なんて本当は
言葉では
表せないもの

深くなればなおのこと



 『冬情景』


朝 吐く息が白い
この時期になると

あの人との日々が
私を呼び始める

…寒くて
かじかんだ手を
いつも
温めてくれた人

あの積もる雪のように
真白の心を持った人

その頃私たちは
自分達の未来に

お互いがいない事など
思うはずもなかった

世の中には
どうにもならない事が
あるのだと
あの夜泣いたんだよね

もうすぐ初雪の頃

あんなに私を
必要としてくれた

あんなにあなただけを
必要としていた

運命に勝てなかった恋

…でも
せめて今あなたの
隣にいる女性(ひと)

あなたを
温めてくれている事に
感謝しています

私の
隣にいる男性(ひと)
私を
守ってくれるように

それでもこの時期は
あなたの記憶に
涙がつたう

私の永遠の人

あなたよりも
やさしい人を
私は知らない












ケータイ表示 | 小説情報 | 小説評価/感想 | 縦書き表示 | TXTファイル | トラックバック(0) | 作者紹介ページ


小説の責任/著作権は特に記載のない場合は作者にあります。
作者の許可なく小説を無断転載することは法律で堅く禁じられています。




BACK | TOP | NEXT


小説家になろう