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この世界がゲームだと俺だけが知っている 作者:ウスバー
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第百二十七章 致命の誤算

長い雌伏の時を終え……。
怒涛の魔王討伐本編、ここに開幕!!

(ゲームで見ていたはずなのに、やっぱりこっちの世界で見ると迫力が違うな)

 俺はもう一度、魔王城前の最大の障害、上空の暗雲と、地面の煮え立つ血の池を見た。
 空に浮かぶ闇の雲は、その身に蓄えた邪悪な力を誇示するようにうごめき、地の底の真っ赤な池は、血臭がここまで漂ってきそうなほどに生々しく、ゴポゴポと沸き立って獲物を待ち構えている。

 だが、俺の隣に立つミツキは、その地獄のような光景を見ても全く表情を変えない。
 むしろ闘志をかきたてられたというように猫耳をピンと立て、俺に促すような視線を送る。

「……指示を。貴方が望むのなら、私が一番槍を務めます」

 あくまで感情の抑えられたその言葉に、俺は浮き足立った心が落ち着くのを感じた。

 ……そうだ。
 俺たちは、ここを乗り切るためにずっと準備をしていたはずだ。
 こんなところで、怖気づいている場合じゃない。

「その前に、確認しよう」

 俺はまずポーチから、ずっと用意していた暗雲の雷ダメージを軽減するアイテム、『ミュートの避雷針』を取り出すと、仲間たちを振り返った。

「みんな、水龍の指輪はちゃんとつけているか?」

 俺が尋ねると、仲間たちみんなが自分の手を前に出した。
 どの手にも全て、『水中適性』を持ち、『水中のマイナスの地形効果を無効化する』特殊能力を所持する水龍の指輪がきちんとはめられている。
 これで、血の池を突破する備えは出来た。

「よし! じゃあ、行くぞ!!」

 俺が目配せをしつつ言うと、一歩前に出た。
 すると、

「待って下さい! 先頭は私が……」

 あわてて前に出ようとするミツキより先に、

「あまり気は進まないが、仕方ないな。
 ……偉大なる魔術師にして至水の導き手、サザーンが命じる。
 呪われし闇より出でし水魔の咆哮――」

 俺の合図を受けたサザーンが、ぶつぶつと言いながら俺と並ぶように前に出て、

「詠唱?! 一体何を…!?」

 呆気に取られるミツキを置き去りに、俺とシンクロするような動作で腕を前に突き出し、


「――タイダルウェイブ!!」
「――タイダルウェイブ!!」


 二人同時に、魔法を発動する!

 そこから起こったのは、現実世界の常識ではどうあっても起こりえない光景。
 俺たちの手の平が突然海につながった、とでも言わなければ説明がつかないくらいの量の水が、まさに怒涛の勢いで飛び出していく。
 タイダルウェイブの名に恥じない、大きな津波が山肌を蹂躙するように流れ落ち、火口の底へと一気に駆け下りる。

 その先にあるのは禍々しき魔王の城。
 火山の底まで逆落としを決めた水の奔流は、その速度を少しも減じずに、

「っくぅ!」

 こちらまで衝突の振動が伝わってくるほどの勢いで、城にぶつかった。

「……無傷?」

 だが、腐っても魔王の居城。
 現実化の影響で破壊可能になったとしても、生半可な衝撃ではびくともしない。
 しかし、それは想定の範囲内。
 元から俺の狙いは城そのものにはない。

「いや、よく見てくれ。変化はあるはずだ」

 俺の言葉に、ミツキはその目を凝らし、驚きの声を上げた。

「血の池の水嵩が、増している!?」

 こちらを見るミツキの視線に、俺は無言の肯定を返す。
 ミツキの服を濡らした時と同じだ。
 この世界で水系の魔法を使うと、魔法の効果が終わってもその時に生まれた水は残る。

 そして、ここの地形はすり鉢状になっている。
 タイダルウェイブで生まれ出た大量の水は、魔法の効果が終わると自然と下に、火山の底に溜まっていき、血の池の一部となる。

 これが俺なりの血の池対策。
 何も、排除したり迂回したりすることだけが解決策ではない。

 ――血の池に大量の水を足し、その効果を薄めて渡る。

 それが、俺の出した答えだった。



 いくら水龍の指輪に『水中適性』と『水中のマイナスの地形効果を無効化する』特殊能力があったとしても、あの煮え立つ血の池が水中と認識されるかは分からないし、血の池の熱までも無効化してくれるかは分からない。
 だが、その血の池に大量の水を足し、ただの『赤くてぬるい水』に変えてしまえばどうだろう。
 おそらく水龍の指輪は効果を発揮してくれるし、そうでなかったとしても、血の池の脅威は最小限に抑えられるだろう。

 これは、ちょっとした発想の転換だ。
 最初、どこかに穴を開けて池の血を流すこと、つまり水抜きをすることを考え、すぐに無理だと断念した。
 血の池は、魔王城のある火口の最下層、すり鉢状の地形の底にある。
 状況から考えて、水抜き用の穴を作るのは難しいだろう。
 だが、そこで気付いたのだ。

 ――水を抜くことが出来なくても、いや、出来ないからこそ、逆に水を溜めることなら出来るのではないか、と。

 いくら血の池が水とは似ても似つかない恐ろしい物体だとしても、液体であるには違いない。
 その血の池があそこに存在しているということは、あそこには液体が、水が溜まることの出来る環境が備わっているということだ。
 そしてそれが、今回の魔王城対策のスタート地点となった。



「まだだっ!」

 一度、魔法で血の池を薄めたくらいで、俺の策は完成しない。
 最初の魔法が終わってからすぐ、俺は次の魔法の詠唱を完了させ、

「タイダルウェイブ!」

 ふたたび、手のひらから大津波を召喚する。
 やはり俺の魔法に魔王城に打撃を与えるほどの効果はないが、それでいい。
 俺の思惑通り、火口の底の血の池は明らかに水量が増し、そして明らかに赤色が薄くなっている。

「くっ! 偉大なる魔術師にして至水の……ええい、以下略タイダルウェイブ!」

 少し遅れ、サザーンも二回目のタイダルウェイブを発動させる。
 俺がサザーンをこの戦いに連れてきた一番の理由はここで働いてもらうためだ。
 せいぜい頑張ってもらわないと困る。


 今俺たちが使っている魔法、『タイダルウェイブ』は水属性の魔法の中で最大範囲を誇る攻撃魔法だ。
 威力は全然大したことはないが、平坦な場所で使うとフィールド全体を覆い尽くすほどの攻撃範囲を誇り、そこにいる全モンスターをアクティブ状態にさせるため、『敵引き寄せ魔法』として『猫耳猫』プレイヤーたちには蛇蝎のごとくに嫌われていた。
 特にサザーンは火属性魔法の次になぜか水属性魔法が得意で、この魔法をたびたび暴発させて余計な敵まで引き寄せてくるので、「サザーン憎し!」という風潮を生んだ元凶の一つだとも言える。

 ただ、『魔王の祝福』を受けていないキャラクターでこの魔法が使えるのはサザーンくらいしかすぐには思いつかなかった。
 仕方なくサザーンと俺、二人でこの魔法を使うことを決めたが、この魔法自体は王都の魔法屋で購入済みだったものの、そのままでは俺の水属性の熟練度が足りない。
 だから特訓初日、『流水の洞窟』で手に入れた水属性の槍でたいまつシショーを突き続けることで習得した、という次第だ。

 当然ながら、サザーンは特訓をする前、みんなのレベルを測った直後に、俺は特訓最終日、リンゴの魔法を調整するついでに、それぞれタイダルウェイブの魔法はこの時のために調整してある。
 以前、スターダストフレアの話をした時に確認した通り、『魔力の高さや魔法の威力は、魔法のエフェクトには影響しない』ことは分かっている。
 どんなに威力を下げても出てくる水の量は同じなので、威力を最低に、詠唱時間と消費MPが出来るだけ少なくなるようにカスタムした。

 それでも魔法職でない俺のMPはすぐに底をつきそうになるが、

「…かいふく、する?」
「頼む!」

 俺たちにはサザーンが事前に買い込んだ、MPポーションがある。
 俺にはリンゴが、サザーンには真希がそれぞれつき、MPが減りかけると同時にMPポーションを投げて回復してくれる。

 間もなく血の池、いや、赤い水の水嵩はどんどんと増えていき、それはとうとう城の入り口、開け放たれた城門の高さにも到達し、

「すぐに止めて下さい!」

 猫耳をぴょこんと跳ねさせたミツキが俺を制止しようとする。

「やり過ぎです! このままでは、血の池を薄めるどころか、魔王城の中にまで水が……まさか!?」

 何かに気付いたように表情と猫耳を凍らせるミツキに、俺は人の悪い笑いで応えた。

「その、まさかだよ」

 血の池を薄めるのは、言ってみればまだ前哨戦。
 そこから派生した作戦こそが、今回の攻略のポイント。

「別にわざわざ相手の土俵で戦う必要はないだろ?
 だからあそこを、俺たちの都合のいいフィールドに変えちゃおうかと思ってさ」
「まさか、貴方は……」
「ああ、たぶんミツキの考えてる通り――」

 信じられない、とばかりに猫耳をふるふるさせるミツキに、俺は力強く答えた。


「――このまま魔王城を水に沈めて、あそこを『水中ダンジョン』に変える!」


 これが、魔王城攻略作戦の第二段階。

 内容は、さっき説明した通りだ。
 魔王城はすり鉢状の地形の底にあり、その一番下には血の池がある。
 血が溜められるなら、水が溜められない道理はない。
 だから、火口の中いっぱいに水を溜めて、魔王城を水没させる。

 そして、裏ワザ的なコマンドによって、魔王城の扉は、全て開いて(・・・・・)いる。
 ここで城を水に沈めれば、その水は容易に城の中まで流れ込み、魔王城は水中ダンジョン化するだろう。

 水棲属性、つまり水中に適性を持たないモンスターは水の中で溺れ(・・)る。
 具体的には、陸上と比べて何割か動きが鈍り、HPに割合ダメージを喰らう。
 完全耐性を備えた魔王には効果はないだろうが、それ以外の魔王城のモンスターに水棲属性が備わっているとは思えない。
 うまく行けば、魔王城に入ることなく、城にいるモンスターたちを大幅に弱体化させることが出来るのだ。

 そこまで説明すると、

「……成程。そのための、水龍の指輪だったのですね」

 ミツキが、なぜか呆れたような声で言った。

 なぜ呆れているのかはよく分からないが、口にした言葉については全面的に正解だ。
 この作戦のいいところは、やっても俺たちにデメリットがほとんどないということだ。
 俺たちが水龍の指輪を身につけている限り、水の中で戦うペナルティは発生しない。

 城のモンスターが弱体化すればよし。
 もし弱体化しなくても、五分五分の条件で戦うことになるだけ。
 どう転んでも損はしない。

「しかし、もしこれを攻撃と受け取って、中のモンスターが出てきたらどうするつもりですか?」

 この質問にも、俺は笑顔で答えた。

「その時はもちろん、ここで迎え撃つさ。
 そりゃあ上の雲からの雷は厄介だけど、水没した場所で戦えばやっぱり有利に戦えるだろうし、城の中より広くて罠がない分戦いやすい。
 ……それに、ここならミツキだって全力で戦えるだろ?」

 俺の言葉に、

「貴方は、全く、本当に……」

 ミツキは何と言っていいか分からない、という風に猫耳をくしゃっと曲げた。
 それからしばらく言葉を探すように猫耳をさまよわせ、やがて、穏やかな顔で口を開く。

「不思議、ですね。貴方なら、貴方と一緒なら、魔王を倒すなんてとんでもない目標も、案外何とか出来てしまうような、そんな気がしてしまいます」

 俺は絶え間なく火口に魔法を撃ち込みながら、

「当たり前だろ! 俺たちは絶対に魔王を倒す!
 それで、全員笑顔でここにもどってくるんだ!」

 そうミツキに笑い返したのだった。



「……こんなもんか」

 数分後、魔王城は完全に赤みを帯びた水の底に沈み、その姿はぼんやりとしか見えなくなった。
 中からモンスターが出てくるのではないか、というミツキの懸念はあったものの、案に相違して魔王城は静かなままだった。
 何十、何百という魔法を浴びせたにもかかわらず、中からは何の動きもない。

 ここまでは、順調。
 作戦を立てた方が驚くくらい、順調に何の問題もなく進んでいる。
 だが……。

(……何だ、この違和感は)

 何か、何かが腑に落ちない。
 作戦を実行した時から、いや、たぶんこの作戦を立てていた時から感じていた違和感。
 何かを見落としているような感覚が、首の後ろにわだかまっているように感じた。

(いや、考えすぎだな)

 俺はすぐに首を振った。
 せっかくここまでうまく行っているんだ。
 根拠のない不安なんかで、作戦をふいにする訳には行かない。

「じゃあ、あと一分後に、魔王城に突入する!
 陣形や配置は、作戦通りに!」

 俺がそう叫ぶと、仲間たちの元気のいい返事が返ってくる。
 リポップのことなどを考えると、水中ダメージでモンスターが瀕死になったタイミングを突入時期にするべきだろう。
 もし作戦がうまく行っていれば、俺たちは労せず魔王の間まで辿り着けるかもしれない。
 タイダルウェイブで魔王城を水に沈めている間に、ミツキにも魔王の間までの作戦を伝えた。
 不安材料は何もない……はずだ。

「…ソーマ、じかん」

 リンゴの言葉に、顔を上げる。
 そして、気力を奮い起し、みんなに突入の号令をかけようとして、


「――ッ、か、は…!」


 突如、俺の身体を強烈な悪寒が突き抜けていった。
 踏み出そうとした足がふらつき、俺はその場にうずくまった。

「ソーマ!!」
「どうしました?!」

 リンゴの、ミツキの叫びが耳を打つ。
 だが、身体が動かせない。

 さっき感じた悪寒。
 分類するなら『嫌な予感』になるとは思うが、衝撃の強さがそんなレベルではなかった。
 物理的な域にまで高められた、不吉の予兆。

(今、何かが、何かが起こっている!!)

 何も分からないままで、ただそれだけを確信する。
 こんな予感を伴う『何か』が尋常なことで終わるはずがない。

(このままじゃ、取り返しのつかないことになる!)

 湧き上がる、奇妙な確信。
 焦燥感が胸を焼く。

 俺がさっき感じた『嫌な予感』。
 それにずっと感じている『何かを見落としている感覚』以外に、何も根拠はない。
 こんなことで、大事な作戦を止めてしまっていいのか。
 そう迷ったのは、ほんの一瞬だった。

「そーま、どうしたの!?」
「き、貴様、いきなり何を……」
「――来るな!」

 次々に駆け寄ってくる仲間たちに、俺は全力で叫ぶ。
 いや、叫ぼうとした。


「みんな、今すぐ、今すぐここから――」


 しかし、それは少し、遅すぎた。
 背後から、膨れ上がる気配。

「なっ!?」

 振り向いた俺の目に飛び込んできたのは、光の柱。
 見たこともないほどにまばゆい光の柱が、水の底、魔王城のある辺りから、空に向かって伸びていた。

「何だ? 何だよ、これ……」

 その光の柱は、あっさりと空へ駆け昇り、真っ黒な雲に激突する。
 だが、驚くのはそこから。

「そんなっ!?」

 光の柱はその暗雲を、唯一、魔王にしか動かせないはずのその雲を、一瞬にして吹き払った(・・・・・)

「ありえ、ない……」

 そんな言葉が、俺の耳に届く。
 俺が口に出したのかと思ったら、違った。
 隣を見ると、光の柱を見たサザーンが、恐怖に慄くように、我が身を抱えて震えていた。

「サザーン!?」

 あわてて助け起こそうとする。
 だが、サザーンの目は、俺を見ていない。
 ただ、天を衝く光の柱だけを見て、身体を小刻みに震えさせていた。

「あんな魔力、ありえない。
 これは、これじゃ、まるで……」

 その先は、言葉にならない。
 俺はサザーンの身体を支えながらも、もう一度光の柱をにらみつける。
 その光は今やっと少しずつ収まって、長い時間をかけて薄れて消えていく。

「終わっ、たの…?」

 小さな真希の声が、その現象の終了を告げた。
 しかし、光が収まっても俺たちの動揺は収まらなかった。
 俺も、いや、たぶん俺が一番、動揺していた。

 何が起こったのか分からない。
 なぜなら、


「――あんなの、あんなイベント、俺は、知らない……」


 俺はあの光の柱を、ゲームで一度も見たことがない。
 たぶん俺はこの世界に来て初めて、全くの未知の現象に遭遇しているのだ。

 あんな印象的な光景なら、誰かが動画の一つも上げているはず。
 いや、そこまで行かなくても、必ず目撃情報は出ているはず。
 それを、俺が知らないということは……。

(これは本当に、ゲームでは起こらない現象だってことか?)

 そして、ゲームでは起こらなかったことが起きたと言うのなら、その原因は限られてくる。

(まさか……)

 ドク、ドク、と心臓が痛いほどに跳ねる。
 落ち着け、と自分に言い聞かせる。
 だが、どうやっても暴れる鼓動を抑えられない。

(まさか、まさか……)

 そんなことはない、と信じたい。
 だが、浮かんでしまった不吉な想像が、俺を捉えて離さない。

(嘘、だよな……)

 それは、ゲームにはおらず、この世界にだけいる存在で……。
 魔王にしか干渉出来ないはずの空の暗雲を、吹き払ってみせた力の持ち主。
 そんな存在の心当たりは、どう考えても一つしかない。

(まさか、本当に……)

 これは、今の光は、邪神の――


「あっ!!」


 だがそこで、俺の思索を断ち切るように、真希が突然大きな声を出した。
 何に気付いたのか、愕然とした表情をしている真希に、俺は噛みつくような勢いで尋ねた。

「真希、何か知ってるのか?!」

 迫られた真希は、いかにもあわてた風に顔の前で両手を振って、

「え、や、そんな、知ってる、とかじゃないよ。
 ……ただ、そーまはこの前、『本気もーど』とか、『死亡えふぇくと』とかの話、してくれたよね。
 それで、ちょっと、思いついたんだけど……」

 まるで何か悪いことをしたみたいにオドオドと、赤い水の奥、今もぼんやりと見える魔王城を指さすと、こう指摘した。



「――もしかして魔王さん、さっき溺れて死んじゃったんじゃないかな?」



 …………。


 …………。


 …………。


 …………。


 …………えっ?







 ――かくして魔王は倒され、世界は救われたのだった。

愛と勇気の勝利ッ!!
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