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神級回復呪文使いが転生したら……こうなった。~調子に乗ったランディの、神罰転生~ 作者:鹿鳴館
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【78話】ランディ仲間を増やす

少しみじかいです。
「……はい、僕は条件次第では、ここを離れるでしょう 」

 3人の気配が、殺気に近いものに変化する。
 だけど、襲いかかる訳でもなく、さらに質問をしてきた。

「何故です?」

「簡単です。人はより良い上官やより良い待遇があれば、そちらに行きたいと思うのは当たり前です。……ただ」

「ただ、なんですか?」


 僕は深呼吸する。
 何故か、ここでは正直に答えた方がいいと、僕の本能が告げている。
 
「人には感情があります。恩など情などがあれば、多少の好条件では動かないでしょう。僕にとっての好条件とは人柄です。 知っていますか? この国の王様は、子どもの解毒のために、素性の知れないガキにも頭を下げる事が出来るんですよ。聞けば、王様が即位してから、奴隷の待遇が良くなってるそうですよ。『 王族が一般人に頭を下げられる』『奴隷や身分が低い者達の心配ができる』『僕や両親の恩人である』 これをあっさりとぶっちぎれるような素晴らしい人物がいたら、喜んでそっちにいきますよ。それでも王様に一言お伝えしてからにしますが」

 ふう、言ってやったぜ。


「……」
「……」
「…………」

 ソードさんはまたしても、ナイフさんをチラ見する。

 ナイフさんはゆっくりと頷く。

 気がつくと、ピリピリとした空気は既になく。
 何処かの山荘で、3時のお茶でも飲んでいるような空気に変化していた。

「ランディ君、今の発言は色々と危険ですが、正直に答えて頂いたので、採用になりました」


 やはり、何処かに嘘発見機でも仕掛けていたみたいです。

「それに、私個人はランディ君を大変気に入りました。 例え不採用でも私個人が仕事を斡旋していたでしょう。 私の名はアルテリオン、よろしくランディ君」

「はぁ? 気に入ったって、そりゃあ不味いだろ?」

「大丈夫です。二本(・・)が機能しなくても、残り四本(・・)が居れば問題ないでしょう」

「だがなぁ」

「……大丈夫……俺がいる……」

 なんの話をしてるんでしょうか?
 恐らくだけど、特務隊の幹部らしき人達はコードネームは、ダークなんたらで、本数呼びするみたいだ。
 厨二軍団か?

「まあ、オレの名前は分かるよな? サンジェルマン・フォン・アルカディアだが、ここでは『スピア』と呼べよ」

「……俺の名前……ガルサンダー……」

 ガル!?
 容姿は残念だけど、ガルが雷神剣で暴れている姿を思い出した。
 しかも、ガルの本名『ガル・ギル・ゲル』よりも「カッコいい」


「……え?……」
(今……カッコいい……いったか?)

「ねぇ、ガルさん……うっ、めっちゃ違和感でるな。武器を素早く振ってみて?」

「……こうか……」

 早い! この姿を見て、僕の頭に『名付けの神』が降りてきた。

「早い、煌めくような斬撃に名前負けしない名前。ガルさんと呼ぶのは、かなり言いづらいから『雷撃のガル』だ! 雷撃、カッコいい」

「……つっ!……」
(……俺が……カッコいいだと?……嘘じゃない……しかも……雷撃のガル……ジーン……)


 僕と雷撃が遊んでいたら、ソートさんに呼び止められた。

「ランディ君と『ナイフ』そろそろ解散しましょう。特務隊の仕事は、主に『情報収集』『非公式の身辺警護』『暗殺』『情報操作』になります。あと見習いには『毒味』役もいますが、2年前の八武祭では1人だけいました。が、ランディ君の事は『騎士を煮込んで笑っていた』としか聞いていませんでしたね。人選を失敗しました。それでは給金は別途計算しますので、ランディ君お疲れさまでした」

 こうして僕は、王族近衛特務隊に非常勤隊員として、入隊した。
 でも『近衛』って文字、要るのかなぁ。


 ◇◆◇◆◇◆


「さて、確証はありませんが『暗黒女神の愛』の力が見えましたね」

『ダークソード』の称号を持つアルテリオンが顎に、手をおいて話す。

「なんだって、もう解ったのか? どんなだ?」

「憶測ですが、筋力、速度、体力、魔力総量2倍と見ました」

「ばっ!? ばかな……そんなメチャクチャなギフトがあってたまるか。 だが、それなら辻褄があうな。いやそれでも魔力総量は……」

「まあ、いくつか腑に落ちない事もあるんですが、そう思っていれば、あの馬鹿げた戦闘能力も半分は納得できます」

「もう半分は、なんだ?」

 サンジェルマンは聞いてきた。
 ガルサンダーは、会話は聞いているものの、参加はしていない。

「どう考えても、熟練した技術と年齢が合いませんね。ですが、私の仕事は敵対勢力の諜報なので、これ以上気にしない事にします」

「『ソード』から振っておいてそれかよ。なあ『ナイフ』どう思う?」

「……」

「『ナイフ』どうした?」

「……俺の事は……雷撃……雷撃のガルと呼べ……」


「はぁ?」
「は!? まさか『ソード』あなたまで、ランディ君を気に入ったとか言うんですか?」

「……雷撃だ……一生仕える……主……見つけた……」

「ダメだぁ、オレや『ソード』より質が悪い。これで『ダガー』も気に入った何て言ったら、誰かあいつを警戒するんだ?」

「……主に……警戒……要らない……」

「こりゃぁダメだなぁ。おっ目が覚めたか『ダガー』」

『ダークダガー』のマテラ・ラーンは、キョロキョロと辺りを見回す。

「『ダガー』どうしましたか?」

「師匠は?」

 マテラ・ラーンが発した『師匠』の単語に、ビックリするアルテリオンとサンジェルマン。

「はっ?」
「はぁ?」

「えっと、ランディ・・・ランディ師匠はどこにいる」

「終わった……この状況、とてもオジ……ボスに見せられねぇな」

「万が一を考えて『ランス』と『ニードル』あと、ボスにも会わせないようにしましょうか、間違えると『ランディ親衛隊』になりそうですから」

「『ソード』よ、それは、まったく笑えねぇぞ?」

 こうして、ランディは追加の仕事とファンを作っていった。

 
スピア「『ナイフ』よあいつに惚れた決めては?」

ナイフ「……俺の事……カッコイイって言った」

ソード「『ナイフ』は嘘を見抜く特殊能力ごありますからね。ランディ君は嘘はいっていないのでしょう 」





ソード「ランディ君、いったい『ナイフ』のどこがカッコイイのですか? どう見ても、残念なんですが?」

ランディ「名前です、なまえ。『ガルサンダー』なんて『ガル・ギル・ゲル』より100倍カッコイイでしょ」

ソード「えっ? そこだったの?」
(ナイフには言わない方がいいですよね)
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