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神級回復呪文使いが転生したら……こうなった。~調子に乗ったランディの、神罰転生~ 作者:鹿鳴館
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【閑話⑧】武器商人

先週は落としてしまい、申し訳ありませんでした。
代わりに、今回はちょっと長いです。
 現在、ローズール邸の近くに、2百人近くの兵隊が駐屯している。

 理由は、この国の新金属『鋼』を使った武具が、この町で人数分の納品が可能になったからだ。

 ローズールは『鋼』を扱う武器商人として、莫大な富を築いていたのだ。

 ローズールの元妻らを兵士長にあてがい、ウィンウィンな関係を築いていたら『ローズールの趣味に逆らう一団あり』の一報が届いた。


 急遽、屋敷の内外から傭兵を集め出したローズールに、女性を抱きおわり、休憩していた兵士長が語りかける。

「ローズール卿、そなたの敵ならば、我等『第11前衛兵士団』に任せればよいのに」

 ローズールは爵位を金で買ったものの、まだ『卿』と呼ばれる程の地位はない。
 彼を、おだてているようだ。


「ギョボボ、いかに跳ねっ返りの馬鹿者でも、アレを装備した10番台の兵士団じゃ、運動にもならない。ワタクシが集めた傭兵で充分過ぎるでしょう。ギョボボボ」

 ローズールに、そう言われて兵士長は用意された女性と遊びを続ける事にした。
 その女性は、ローズールが飽きてしまった、元妻だと知らずに。


 ◇◆◇◆◇◆◇

 ローズール邸から、徒歩で約5分の場所に、広場があった。

 ローズールが招集した傭兵達が、その広場に次々と集まっていく。

 しかし、その一団の中に、ガルが混ざっていた。

 ガルは既に、ローズールの地位と性癖を調べあげ、こっそりと傭兵団の中に潜んでいた。


 情報提供者達は、意識を刈り取られ、汲み取り式の便所に上半身を埋めているか、または金貨を1枚受け取っていた。

 前者と後者の違いは、ローズールになびいているか、反目しているかで分かれていた。


 ガルは、このまま溶け込む用に、傭兵団の中に混ざっていたが、たまたま隣にいた傭兵が、ランディの事を嫌いだったようで『ランディもバカなやつだ』の一言で、予定が崩れた。

 ガルは反射的に殴ってしまったのだ。

「あっ……」
(やっちゃった……これじゃカーズの事を言えねぇな)

「どうした? ん? 誰だ! てめぇは!!」

 ガルは潜伏に失敗したため、戦うことにした。
「よくぞ、俺様の潜伏を見破った。 お礼に『魔剣ガル』の対人近接戦を見せてやろう」

「て、敵だ!」
「ランディの仲間が紛れていたぞ!」
「殺ってしまえ!」
「吊し上げろ!」
「こいつを殺ったら金になるぞ!」

 ガルと傭兵団の戦いがはじまった。

 傭兵団の強さはピンからキリまであるが、集団戦で統率者がいない状況ではデメリットしかない。

 混乱の中、傭兵達は目の前のガルを見失う。

「消えた?」
「敵はどこだ? ぐはぁ」
「どうした? ぎゃあああ!」

 ガルの基本的な装備は、刃渡り60センチ程度の片手剣だ。

 理由は、反対側の手を自由に扱うためだ。

 ガルは『音』『色』『光』『動作』『匂い』を駆使し、視線や意識を対象から外して姿を隠す。
 さらに、得意技の『気配と実体の分離』を使い、この場を混乱に陥れていた。
 視覚的に消えるマジックアイテムも持っていたが、それの出番はなかった。


 漸くガルの姿を捉えた時には、傭兵の人数は6名にまで減らしていた。

「この戦法はここまでだな、何故お前らを残したか解るか?」

 ガルの質問に傭兵達はニヤつく。

「ああ、お前は自分より強い俺たちを、わざと残した」
「お前の狙いは成功だ。お前なら俺らの仲間になる資格があるぞ」
「倒した弱虫どもの侘びも入れて、金貨30枚用意したら、ボスに推薦してやるぞ」
「なぁに、お前ならそんなはした金直ぐに回収できるぜ」
「さあ、こっちに寝返るか?」
「早くしないと、殺っちまうぞ?」


「あれ? 不正解。俺様、実力を見間違えた?」
 ガルはわざと、力のありそうな傭兵を残したつもりだったが、的外れな回答に呆れていた。


「まあ、いいや。正解はお前達は強そうだから、気づかいなしで、ぶちかますって事だ」

 ガルは剣の向きを変えて叫ぶ。

「東方の神々よ、我が剣に宿りて……雷神(インドラ!」

 スガァァァン!!
 6人の傭兵に雷が落ちる。

「ぐぁっ!」
「ギャァ!」
「ごあっっ」
「ヒギャ!」
「イギッ!?」
「グオッ!」

 全員、電撃と言う初めての衝撃に、膝を落とす。

「情けねえ……この程度て膝を地に付けるって、どれだけ痛みに弱いの? ん? アーサーが……来る……。んじゃ、もう1発………東方の神々よ、我が剣に宿りて……雷神(インドラ)!」

 6人の傭兵は再度の電撃により、動かなくなった。

「さて、何人死んだかな? おっ、全員生きてる。流石、俺様が見込んだやつらだ。根性はないが、体力はちゃんとあるようだな。なら、起きられると面倒だから、後始末しよう」


 ◇◆◇◆◇◆◇


「これは、一体どう言うことですか?」

 カーズは怒っていた。
 獲物を取られたからだ。

「えっ? 本気出せって言ったじゃん。 情報収集して待ち時間を有効活用したぜ」

 嘘である。
 ガルの初めの予定では、カーズたちが到着してから、内部混乱させる計画だった。

「分かりました。次は私1人でやりますから、手出しは無用ですよ。 ところでガル、アレを使いました? ならば避難しないと」

「間違い ない ガル アレ 使った 逃走 する」

「えっ? あの麻痺毒つかったんすか? カミーラ姉さん、ひなたさん、マーニャさん、香織さん、リリスさん逃げましょう」

 ガルは倒れた、相手を継続的に無力化するために、ある麻痺毒を使う。
 元は胃腸の働きを促進し、五感を鋭くする薬を目的で作ったのだが、副作用で筋肉が暫く弛緩する副作用があったのを、ガルは『麻痺毒』として採用したのだ。

 カーズ達が避難した後、傭兵達は胃腸の働きが促進された結果『大』も『小』も盛大に漏らし、敏感になった触覚や嗅覚のせいで、苦しむ事になった。


 ◇◆◇◆◇◆◇

 カーズは、ローズール邸の前に来ていた。
 残りは、20メートル手前で待機している。

 今まで、奇跡的に死者がいなかった事から、ローズール以外は殺さずにいこうと、ガルとアーサーに言われ、しぶしぶ納得したカーズだった。

 ただ、初物を好んでめ取り、飽きたら交渉材料として使い潰し、気に入った女性が『お手付き』であれば、相手の男を残酷な方法で殺害する。
 とどめに、女にも幸せな人生をおくれないように、手配していたローズールだけは、存在自体が迷惑だから、殺す事にした。


「さて、やりますか。 第8レベル呪文……天地爆裂!」

 ドガァァァァァン!

 カーズの使った呪文により、ローズール邸は一瞬にして瓦礫と様変わりした。

「なあキンジィ、瓦礫の中にいるの、みんな死んじゃったと思うぞぉ?」

 語尾に特徴のあるひなたが、キンジに突っ込みを入れる。

「大丈夫っす。 カーズさんの第8レベル呪文の『天地系』は、未成年と弱者には結界が張られて、無傷なんです。 しかも天地爆裂は生物全てに対して結界を張っちゃうから、みんな無傷っす。たぶん後は潜ら叩きの要領で、出てきた人達を始末するっす。ブルブル」

 キンジは『ムカついた』だけで、城や砦を破壊したカーズの姿を思い出して、震えていた。

 ……
 …………

 瓦礫から脱出する人を見つけては、優しく意識を刈り取るカーズの姿を見ていた、アーサーとガルに変化がおきた。

「こ、これは……」
「お客様 予想以上 カーズ いけるか?」

 元ローズール邸に、2百人の兵士が集まって来た。

「あれ? この町に、この規模の兵っておかしくないですか?」

 カーズはアーサーとガルの方に振り向く。

「カーズ 有言実行 独り 頑張る」

「アーサーのレベルサーチじゃ、兵士のほとんどが『3』だ、検討を祈る。プクク」

 アーサーのレベルサーチもランディど同じ術式であり、
『1』一般兵士級
『2』熟練級
『3』達人級
『4』英雄級
『5』超越級
 こんな感じで、ざっくり区分けされている。

 カーズが1人で相手をするのは『達人』の集団2百人だった。

「なんだこれは?」
「瓦礫の上に人がいる」
「悪魔だ! 人の姿をした悪魔がいる」
「バカ者! 悪魔なんぞいるわけない! この数でかかれば、どんなギフトを持ってようが問題ない! 行くぞ!!」


 兵士がカーズに向かって襲いかかる。

「マンデ隊、ローズール殿の安否を調べろ!」
「はっ!」

「サンデ隊、キャンセル魔法の準備!」
「はい!」

「フライ隊、サーズ隊、この2隊をもって、敵を制圧、無力化しろ!」
「おう!!」「了解!」

「ウェン隊、敵を警戒しつつ怪我人、及び自軍の回復準備」
「分かりました!」

「サーダ隊、敵が万が一包囲を掻い潜ったら、弓で狙撃しろ。味方にはあてるなよ」
「はいっ!」

「チューズ隊、ホリデ隊、トゥデイ隊、エスタ隊はいつでも動けるよう、緊張感を保ったまま待機!」

「はっ」
「はい!」
「はいっ!」
「わかりました!」

 たった1人に相手に高い統率力を持って挑んだ『第11前衛兵士団』その油断なき様は、真の精鋭を思わせる。

 しかし、鋼の装備を身に纏った兵士達の機動力は遅く、カーズの場所に到達するまで、18秒もかけてしまった。

 カーズが兵士に対して戦いの準備をするには充分だった。

「まったく……不殺で勝てないと判断したら、容赦なく殺りますからね。 第4レベル呪文……ヘイスト、第6レベル呪文……ブレードバリアー、第7レベル呪文……フォースソード」

 カーズは『ヘイスト』で反射速度を上げ『ブレードバリアー』で斬撃に対する耐久度を上げて『フォースソード』で半自動で攻撃を繰り出す、光る魔剣を召喚した。



「キター! カーズさんの『ジェ○イの騎士』モード」

 キンジはこの戦法で戦うカーズが大好きだったため、喜びようが尋常じゃなかった。

 因みに、カーズもキンジもマジックユーザーである。

 フライ隊、サーズ隊は完全包囲の陣形をとったが、無意識に油断をしていた。

 怪しい剣を持ってはいるかま、軽装だったからだ。

 だが、今のカーズの装備は、灰色のローブ+6
 プロテクションリング+5が2つ、exclamationバックルを装備している。
 ブレードバリアーの防御力も重なり、カーズのアーマークラスは+23。

 相手兵士は新金属『鋼』を使用しているが、そのアーマークラスは+7~9程度だった。

 カーズの繰り出す攻撃の前に、フライ隊、サーズ隊は1人、また1人と戦闘不能にされてしまう。

「報告! 敵の装備は『遺跡』の『遺物』と思われます! 歯が立ちませんっ」

「諦めるな! 必ず綻びがあるはずだ。 頑張れ!」


 丁度、指揮官のところにマンデ隊の1人が、報告にやって来た。

「敵の周りに、人はいませんでした。 ローズール殿及び、その他の救出は間もなく完了します」

「フライ隊、サーズ隊を下げろ! サーダ隊、矢の雨を降らせよ!」

 回復役のウェン隊も手伝い、18もの弓矢がカーズを狙う準備が整った。

「撃てぇ!!」

 しかし、全ての矢はカーズをすり抜ける。

 もう一度弓矢を撃ったが、結果は同じだった。
 ウェン隊の二人が、恐怖で命令以外のファイヤーボールを放つ。
「ファイヤーボール!!」
「ファ、ファイヤーボール」

 だが、命令以外の攻撃をとがめる者はいない。
 みんな、これで倒れて欲しいと願っていた。

 だが、兵士期待むなしく爆煙の中から光る剣を、ブォン、ブォンと鳴らして、カーズが襲いかかってきた。



「さすがカーズさん、カッケー、メガカッケー」

「兵士 戦法 稚拙 攻略法 鈍器」

「戦い方を間違えてんな。カーズのローブには『第3レベル呪文以下の攻撃魔法無効』があるし、exclamationバックルには『通常の飛び道具無効』がついてる。人数を活かして、力いっぱい切りつけないと。だが、カーズも避けきれてないな……3ヶ所も切られてる。相手もなかなかやるな」

 カーズと兵士団の戦いを、部外者のふりして観戦して思い思いに口出ししている、キンジ、アーサー、ガルだった。


 一方、たった1人のマジックユーザー圧倒的に押されている兵士団は、誰1人殺害されていないことから、回復部隊がフライ隊とサーズ隊の治療を終わらせていた。

 そして、その部隊から情報を素早く聞き、まとめ上げて団長に報告する。

「敵の『遺物』は、魔力結界タイプのようで、それ以上の力で突発出来るようです。また、背後からの攻撃も有効だと判断します」

「解った。ホリデ隊、トゥデイ隊は肉体強化魔法を全力で使い、敵を倒せ。 もう、生かして捕らえようと思うな?」

「承知!」
「了解!」

 ホリデ隊は、竜神のギフト持ちの集団で、トゥデイ隊は人神のギフトを持っていた。

 数にと力、速度に物を言わせた戦いは、10回中に1度だけだが、カーズの魔法防御を突破してダメージを与える事が出来た。

 しかし、マジックユーザーらしからぬ強靭な肉体に、致命的ダメージを与えるには、今までの100倍近い攻撃が必要だった。


「グランヒーリング!」
「待て! 念のため、消費効率の良いエクスヒーリングを使え」
「分かりました。エクスヒーリング!」

 カーズによって戦闘不能になった兵士達は、次々と回復していく。

 そんな攻防を繰り返して、小一時間、カーズのダメージは少しずつだが、確実に蓄積していった。


「不味いですね、キリがありません。しかも半自動で動いてるから、呪文のタイミングがつかみにくいですね……! 今です。第4レベル呪文……スリープLVⅡ」


 カーズの眠りの呪文に、4人の兵士が瓦礫の上に倒れて、眠りにつく。

「ちっ、半分はレジストしましたか、なかなか強い。しかし、すきが出来ましたね……第4レベル呪文……スリープミストLVⅡ」

 カーズの『スリープLVⅡ』は8人を対象にして眠りについたのが、4人。
『スリープミストLVⅡ』の範囲内にいた兵士は、約70人で、眠りについたのは7人だった。

 カーズは、眠りの呪文に抵抗出来た兵士を誉めながら、襲いかかる。

 眠りに落ちたら兵士は、200人中たった11人だったが、未知の現象に兵士達は戸惑い混乱した。

 そんな混乱の中で、カーズの魔法防御を突破できるわけもなく、一方的な戦いに様変わりしていった。

 それでも、カーズが兵士団に勝つまで4回も攻撃が被弾していた。
 
「ふう。4分の1は逃げましたか……さぁ本命を探しましょう。その前に……第8レベル呪文……ライフリカバリーLVⅠ」


 カーズの戦いを見ていたキンジは興奮していた。

「カーズさん、すげぇ!! スゴカッケーっす。さすがカーズさんっす」

「カーズ 近接戦闘 弱い もえない」

「えっ!? あれで? ん、そう言えばガルさんがいませんが」

「ガル 掃除 出掛けた すぐ戻る」

 ガルは、カーズの戦闘が長引いたため、近づく憲兵隊や傭兵等を、次々と気絶させていた。

 そして、助けられて、1人で逃げるローズールを、偶然見つけて、お持ち帰りをしていた。

 ……
 …………

「と言うわけで、今回の元凶『短小のギョボボ』さんです」

 そこには裸に剥かれ、物干し竿に張り付けにされた男が、さらしものにされて泣いていた。

 初めは『ギョボボ、このローズールに向かって、狼藉を働くとは何事だ! 』だったが『ギョボボ、ワタクシを助けなさい、ギョボボーッ』となり『ギョボ、金ならある……ギョボボァァ!!』になって、今は『ギョボギョボ』と泣いていた。

 そして、全員の注目の的は股間にあった。

 そう、彼の物は並外れて小さかったのだ。

「これって、トンガ○コーンそっくりっすね」
 キンジがアレに向かって指差す。

 キンジの言葉に、大爆笑いするガル、アーサーにひなたとリリス。
 香織たち残りの女性は、哀れむような眼差しで見ている。

 日本人である香織、マーニャ、ひなたはもちろんのこと、他のメンバーも、ランディの『クリエイトフードフリー』で食べた事があったため、トン○リコーンを知っていた。

 ローズールは『トンガリ○ーン』の事は知らないが、バカにされているのだけは理解出来た。
(ギョボゥ、殺す……絶対にころしてやる)

 滅多に大笑いしない、アーサーすら笑い、カーズに至っては、手と膝を地に付けて笑いを堪えている。

 それくらい、キンジの指摘がはまっていたのだ。



 その後、キンジは軽くカーズに小突かれた。
「キンジとギョ、ローズールのせいで殺害する覚悟が薄れてしまいました。 今回の騒動の元凶を前にして、どうしてくれるんですか?」


(えっ? 元凶はカーズさんじゃ……)
 キンジは、なんとか声にせず、心の中でとどめた。

「しかたない、これで済ませますか。第4レベル呪文……呪いの指」

「ひぎやぁぁぁぁ!!」
 悲鳴をあげたのはキンジだった。

 キンジが森尾金次という名前だった『出会い系詐欺』をしていた頃……キンジの仕事仲間が、アーサーとカーズに惨殺された過去を持っていた。

 アーサーに殺された仲間は、瞬殺ですんだのだが、カーズには『呪いの指』が使われ、苦しんで死んだと思われる過去をキンジは思い出した。
 キンジは当時、未成年だったため『異世界強制転移の刑』で許してもらったのだ。


 カーズの変色した指がローズールに突き刺さる。
「あなたは、今後2度と他人に殺意を持ってはいけません。 それを破れば心臓は、あなたの欲求を満たせなくなるでしょう」

 と言って、指を引き抜く。
 ローズールは、肉体に指を引き抜かれた衝撃で、気を失った。


「面倒事は片付きました。 それじゃ次は『肉野菜炒め定食』発祥の地を調べてそこに行きましょう」


 こうして、カーズ達の中で、事件は終わった。








 だが、事件はそれで終わることはなかった。
 後日、衛兵や兵士達を壊滅させた事、ローズール殺害の容疑で、大規模な捜索、討伐部隊が編成されたが、彼らを見つける事は出来なかった。

 ローズールは、事件から3日後謎の死を遂げていた。

 ローズールは、意識を取り戻してから直ぐに、仕返しをするため、戦闘部隊を集めようとした。
 その時、ローズールの鼓動は1分間で30回も動いていなかった。
 そして、逆恨みの対象であるランディにも殺意を込めた時、さらに心臓の動きは遅くなった。

 結果、脳に必要な酸素が供給されずに、ローズールは、ゆっくりと死んでいった。


  ◇◆◇◆◇◆◇

 見晴らしのいい、丘に9人の男女が並んでいる。
 ランディの仲間達だ。


「さあ、目指すは『レジーナ』が居ると思われる『アルカディア王国』だ」

 今回は、カーズのシャイニングロードは使わないようだ。

 ガルの号令でアルカディア王国に進むランディの仲間達だった。

ランディの仲間を紹介します。

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 ガル (魔剣ガル)
 職業 シーフ(タイプ トレジャーハンター)
 レベル50(異世界によって変動あり)
 HP 2500
 力 195
 肉体年齢 25
 特長 身長約170cm 茶髪
 右目が赤、(インフラヴィジョン)
 左目が黒、(ズーム)の 両方義眼
 左手の指は親指以外 全て中指で 中指全てに指輪を装備している。
 背中には マジックアイテム『テンタクルストッカー』を付け9本の魔剣を挿している。
 所有する魔剣は『魔王剣』『法王剣』『獣王剣』『覇王剣』『冥王剣』『龍王剣』『風神剣』『雷神剣』『神刀アマテラス』

 装備 (普段は無し)
 MFRP
 マジックエフアールピー
 アーマー+4
 FD
 フライングディスプレイ
 マント
 中指にリング×5
 exclamationバックル(プラチナ)
 魔剣(短剣)×9
 ミニダブルボウガン+5


 特技
 威圧 LV1
 罠探知 LV5
 気配探知 LV5
 気配抹消
 気配移動
 無音歩行
 罠解除 LV5
 鍵解錠 LV5
 神速
 フィンガースネークバインド
 アームスネークランス
 サイコキャンセル
 短剣〈S〉
 ボウガン〈SS〉

 解説
 問題児担当。
 ランデイヤと成った記憶の無い主人公に、色々教える役割。
 融合体は『AV男優』
 目標は素人女性百人切り

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 カーズ
 職業 マジックユーザー
 レベル 50(異世界によって変動あり)
 HP 2100
 力 160
 肉体年齢 23
 身長 175cm

 装備
 神殺のダガー+6
 灰色のローブ+6(スペルイミュミティレベル3)
 FDフライングディスプレイマント
 リング×2
 exclamationバックル(プラチナ)

 特技
 マジックアイテム開発
 威圧 LV1
 神速
 聖力吸収
 ナイフ〈S〉
 投げナイフ〈A〉

 解説
 特徴 短髪で茶髪 ランディに似ている。
 悪人のお仕置き担当。
 ランディと同じくかなり自由人。
 弱者を食い物にする詐欺が大嫌い。
 融合体 『出合い系詐欺の被害者』

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 アーサー 主人公の仲間
 職業 戦士(タイプ 神人)
 レベル 7(異世界によって変動あり)
 HP 4080
 力 約1500
 肉体年齢 28
 身長 210cm
 髪は赤 どちらかと言うと顔立ちは悪い。

 装備 (普段は防具なし)
 ラグナロクブレード+6
 大剣+5 エナジードレイン
 鋼鉄の長棒+2
 exclamationバックル(プラチナ)

 特技
 無機物攻撃無効
 麻痺、毒、石化、魅了無効
 第3レベル相当の魔法無効
 罠探知 LV2
 罠解除 LV2
 鍵解除 LV2
 威圧 LV3
 死者浄化 LV1
 神速
 水泳 LV5
 剣術 〈SS〉
 その他の刃物系武器〈S〉
 非刃物系武器〈A〉


 解説
 特徴 バトル担当の戦闘マニア。
 強敵との戦いが好き(一対一には拘らない)
 日本には強敵がいなかったため、かなりストレスが溜まっている。
 雑草、野草の毒味が大好き。
 融合体『イルカ』

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 森尾 金次 (カーズの部下兼玩具)(通称 キンジ)
 職業 マジックユーザー
 レベル 7
 HP 230
 力 55
 年齢 23

 装備
 exclamationバックル(ウッド)
 超安物ダガー
 頑丈なボロいピンクのローブ
 軽量手甲
 プロテクションリング+1

 特技
 ナイフ〈F〉

 解説
 前職 ATMの現金引き出し係
 現在は カーズとアーサーの戦いの解説係
 名前は森尾金次『もりおかねつぐ』だが『キンジ』と呼ばれ、定着している。
 キレたアーサーを、失禁することで元に戻す特殊?能力がある。
+注意+
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