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ルシ伝 作者:キルナ

第1章 カノン王国の王女

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ゴブリン退治

 翌朝、3人はギルドで2人の専属ギルド員と合流した。
挨拶もそこそこに、馬に跨り、大通りの石畳を東門に向かう。さすがに朝が早い所為か、まだ人通りは疎らである。
 先頭は黒毛のブライに跨るルシ、その後ろをシェラとキャミが栗毛の馬に2人で跨り、さらに後ろに、専属ギルド員のジークとハスナーが、それぞれギルドの馬に乗っている。
 一行は東門を出て北に曲がると、左手に王都の城壁を見ながら、街道を一気に加速してエルフの森を目指した。
 左前方遥か向こうには、ヨンサ山脈が見える、山頂付近は真っ白に雪化粧し、冬の訪れを意識させた。右は平原だが、少し行けばパナソニ砂漠に行き当たる。街道は馬車が横3列は並べるほどの道幅があるが、たまに旅人らしい者が歩いているだけで、馬車は見かけない。

 半時ほど進むと、北と東に街道が分かれる分岐に差し掛かる、ヒュドラの時は、ここから街道を逸れて森の中に入って行ったのだが、今回の目的地である、ゴブリンの洞窟はさらに北にあるので、さらに街道を北に進んだ位置から森に入った。

 森に入ると急に気温が下がる、日が殆ど当たらない所為だ。薄暗く静まり返る森の中を一行は、馬から降りて徒歩で進む。
 聞こえてくる音は木々と草葉の擦れる音、たまに獣の咆哮。しかし一行は高ランクの冒険者、怯えるものなど居ないし警戒も怠らない。
 まぁこの辺に現れる魔獣なら、この5人の敵になるような存在は居ないだろうが。

 昼前に、くだんの洞窟に到着した5人、といってもまだ距離があり、どうにか洞窟入り口が目視出来る程度の場所である。

 ルシ達が居る辺りは木々が立ち込め、この距離なら向こうから此方が見えることはないだろう。逆に洞窟前は木々が切り倒されているのか、辺り一面拓けていた。

 キャミが早速、もてる補助魔法を自身とシェラにどんどんかける。かけ終わると、ルシに目配せで(いつでもいける)と伝える。

 それに答えるようにルシが頷き、左の腰の長剣を抜く。
「よし、いこう」

 作戦開始。
 作戦は昨日の会合で済ませてある。雑魚が相手なので作戦など必要ないのだろうが、キャミがシェラに対し、使える補助魔法全てをかける、そしてルシが敵を引き付け、キャミは端から攻撃魔法で殲滅していく。シェラはキャミに襲い掛かる敵を排除。2人の連携の見どころである。3人の実力を見ることが目的なので、専属の2人は一切手をださない。


 3人は洞窟に向かって素早く歩き出した。
 専属2人は気配を殺し木陰に隠れながらルシ達3人との距離を一定に保ち、ついて行く。
 ルシは、わざと殺気を放ち、洞窟の入り口に向かい真っ直ぐ進んでいく。
 シェラはルシから少し距離をとり、洞窟入り口左手の方に、気配を殺し、体を低くしてじわじわ進む。キャミはシェラの少し後ろを行く。

 まず洞窟前に居た見張りのゴブリンが、ルシに気付くと、すぐ仲間に知らせた様である。中からゴブリン達がぞろぞろと出てきた。まだシェラ達には気付いていないようだ。

 洞窟に近づくと異臭が鼻を突く。
ルシは平気なようだが、キャミとシェラの顔が少し歪む。

 ゴブリン達はルシを囲む様に左右に広がって行く。その手にはショートソードやこん棒が握られていた。

 一匹のゴブリンがシェラ達に気がついた。あまりの臭さに、キャミが反応してしまったのだ。予定では、気付かれる前にルシが突っ込むはずだったが、思ったより早く気付かれたのは減点かもしれない。

 しかし、慌てずキャミの詠唱が始まる。シェラも一気に殺気を開放し、他のゴブリンの意識を自分に集める。すぐさま他のゴブリン達がシェラに気付き、襲い掛かる。

 同時にルシの殺気がさらに高まる。
 一瞬全てのゴブリンがビクッ!っと反応した。
 シュン!という風きり音と共に、ルシは一足飛びで、半円に広がったゴブリン達の右端に飛ぶ。そこで一気に剣を横に薙ぐ。
 ザシュッ!肉を切り裂く音が聞こえた。そして右端から左に向かい一匹づつ確実に、時には2匹同時に、かえす刀で次々と倒していく。すべて一撃で。その速さは、ゴブリン達に一切の攻撃を許さなかった。

 専属ギルド員が見たその光景は、まるで銀色の閃光がスラスラと文字でも書き、そのあとに血飛沫の噴水が光の文字を消す。言葉で表せばそんなイメージだった。

 一方シェラ達は、向かってきた2匹をシェラが倒し、呪文を完成させたキャミの下位攻撃魔法、『風刃』で4,5匹を倒していた。

 50匹ほど居たゴブリン達は、ものの数分で全滅していた。
 専属ギルド員は、最初に動いたルシに眼を奪われ、まったくシェラ達の攻撃は見ていなかったらしい。


――――――――――――――――――――

 ギルド内の一室、つい昨日、ルシ達が呼ばれた部屋に、3人の男がソファーに腰を降ろしている。扉に背を向けて座っているのがジークとハスナー、テーブルを挟んでギルドの長アラン。テーブルには紅茶の入ったカップが3つ置かれている。

「それで、あの3人はどうだった?」
 そう聞いたのは、もちろんアランである。

「はい、あのルシという男、スピードだけならランクAに勝るとも劣らないかと」
「ほう、ジークの眼で見ても、そう思えるほどのスピードなのか」
「はい、私もランクBですが、次元の違いを感じました。しかし剣技に関しては正直判りません。早すぎて眼で追えませんでした。しかし40匹ほどのゴブリンを全て1撃で倒したことからも、まず間違いないかと」
「そうか、ならランクBに昇格して問題なさそうだな」
「はい、Aでも通用すると思います」
 アランは腕組みをして考えている、その顔は眼を瞑り少し眉間に皺を寄せていた。
 眼を開くと紅茶を一口啜り、話を切り替えた。

「で、彼女達はどうだ?」
「申し訳ありません、ルシの動きに眼を取られ、気がついた時には全滅してまして……」
 2人が同時に頭を下げた。
「それはまた、ずいぶん間抜けな話だな」
「「申し訳ありません」」
 アランは少し呆れ顔である。
「しかし、魔法はたしたものですし、戦闘に至るまでの動きや、足運び、殺気の消し方、2人の呼吸、等なかなかのものでした。ペアとういう条件付きなら、Cランクで、なんとか通用するという感じでしょうか?」
「ふむ、そうか、ハスナーの意見はどうだ?」
「はい、私もあの2人はペアで力を発揮するタイプだと思います、ペアならCでも問題ないかと」
「そうか、わかった、ご苦労。」


―――――――――――――――ー―――


 そして今また、ルシ達はギルドの一室に呼ばれていた。
 ルシは相変わらず表情がない。キャミとシェラは落ち着かない様子でソファーに座っている。
「ゴブリン討伐の件、ご苦労だったね。ジークとハスナーに聞きたよ。それで君達のランクの件なんだがね」
 そういってアランは紅茶を啜る。3人の反応を見ているようである。
「約束では、3人ともランクBに、ということだったんだが……」
 ここでアランがまた一拍置く。
「かまわない、実力に見合わないランクを貰っても、そいつが危険になるだけだ」
 アランが言い難そうにしていることを読み取ったルシがそう言って先を促す。
「そ、そうか、でははっきり言おう。ルシ君はランクBで問題ないと判断した、実際Aでも通用するという報告だった。しかし2人の御嬢さんにBは厳しい。正直に言えば、ペアという条件付きで、なんとかCで通用するくらいだと。で、結論として、ルシ君はランクBに、キャミ君とシェラ君はランクCと言うことになる。どうかな?」
「オレはかまわない」
「うむ」
 アランの目がルシからキャミ、シェラへと移された。
「あ、はい、私もそれで全然かまいません」
「わ、わたしも、それでお願いします」
「うむ、納得して貰えて助かった。では2つ目の条件に移るがいいかな?」
「あぁ」
「「はい」」
「『古の大魔道師』の情報が欲しいと言うことだったが、それはエンムギ様のことで良いのかな?」
 ギルドの長アランは、なにやら薄笑いを浮かべて楽しそうに語らう。
「そのエンムギ様以外にも大魔道師がいるってことか?」
「うむ、居るといえば居るのかもしれないが、居ないかもしれないな」
 ルシ達をからかう様な、それでいてどこか探るような視線で、笑みを浮かべている。

 ルシは今まで得た情報を纏めてみる。
(今までの街や村では『古の大魔道師』の名を知る者は皆無だった。ただ、永遠の命を持ち今も生存していると言う者も僅かに居た。だが実際に見たと言う者は居なかった。それがここに来て、いきなり名前を聞いた。所在地まではっきり言っている。このエンムギ様とやらは、聖戦で活躍したとされる大魔道師とは別人だと考えるべきだ)

「その辺を詳しく聞かせてもらおうか?」
 ルシは少し眼を細める。
「うむ、『古の大魔道師』というのは、君達も知ってると思うが、500年前の聖戦で5人勇者と共に、魔王を打ち滅ぼした英雄なのだよ。それが今の世に生きていると思うかね?」
「人間以外の種族なら生存も有り得る。不死の種族の噂も聞いたことがある」
「たしかにそうだ、だが『古の大魔道師』が人間以外の種族だと言う噂も無ければ、古文書にもそういう事は一切書かれていない」
「だが不死という時点で人間以外の種族と考えるべきじゃないのか?」
「うむ、まぁだから謎なのだがね。ただ、その魔術は恐ろしいほどだったのだよ。魔法文明が栄えたあの時代ですら、魔法使いが使えたのは中位魔法まで。しかし大魔道師は上位魔法はもちろん、魔術書にその名と効果しか書かれていない禁呪魔法まで使いこなしたらしいのだよ。」
 どこか自慢げにアランは語った。
「なるほど、魔力により永遠の命を手に入れたかも知れない、ということか」
「あくまでも推測の域は出ないがね」
「じゃあ、エンムギ様とやらはどうなのだ?」
「そうだねぇ一時期エンムギ様が『古の大魔道師』だという噂があった。本人は否定したがね」
「噂?」
「そう噂だ。今の世、数は少ないが魔法使いが存在する、キャミ君、君のようにね。しかし、それらの魔法使いでも下位魔法しか使えない。だがエンムギ様は中位魔法まで使えるのだよ。その所為でそういう噂がながれた。というわけだ」

「それと……これは言う必要はないかもだが。エンムギ様は中位魔法を使える、中位魔法は今や古の魔法なのだよ。つまり、エンムギ様は古の魔法が使える魔道師、そのことから古の魔道師、『古の大魔道師』と発展して行き、そう言う2つ名が付いたわけだ」
「「「……」」」
「おぃおぃ、そんなに呆れないでくれよ。わっはっはっはっ」
「「「……」」」
「で、どうするエンムギ様に会ってみるかな?」
「あぁ、会ってみよう」
「ほうー、今の話を聞いても会ってみたいのかな?」
「あぁ、オレが会いたいのは『古の大魔道師』だが、それがどっちの大魔道師を指すのかオレ自身わからない」
「そうか、今エンムギ様は「古代遺跡に居るんだろ」」
 ルシがアランの言葉を引き継いだ。
「うむ、よく知っているな」
「古代遺跡と言うからには、そこに塔もあるんだろう? つまり500年前の大魔道師についても、そこに行けばなにか判るかもしれない、もしくは居るかもしれない……」
 アランは自分が説明する前にルシに核心を突かれたことに少し驚いた。
「まぁそういうことになるな、で行ってみるかな?」
「もちろんだ」
「「ええええええーー」」
 ルシは躊躇わずあっさりと答えた。キャミとシェラは沈黙を守っていたが、ここに来て奇声をあげた。ルシは横目で(うるさいぞ!)という視線を送る。
「砂漠ってサンドワームが出るんだよ? 一匹じゃないよ? 群れで襲ってくるらしいよ? それ判ってて言ってる?」
「問題ない」
「「「……」」」
 ルシ以外の3人はその場で引っくり返りそうに仰け反っている。
「うむ、まぁその辺は大丈夫だろう」
「「どういうことですか?」」
 キャミとシェラが、アランに答えを求めた。
「ギルドとして高ランクの冒険者を多数集め、毎月エンムギ様のキャンプまで物資を届けているのだよ、それに君達も参加して貰おうと思ってね」
「なるほど、それでオレ達の腕試しだったわけか……」
「ええええーそうだったんですか?」
「うむ、よくわかったね」
「ギルドとしては、高ランクの冒険者を集めたい、が、高ランクはそうそう居ない。しかしそれはあくまでも登録上での話だ。実際に実力があっても、高難度の依頼を何回かこなさなければランクが上がらないシステムになってる。高難度の依頼が少ない現状、高ランクの冒険者が少ないのだから少しでも見込みがありそうな冒険者を見つけたら、適当にテストしてランクを上げてしまうということだろう?」
「「なるほどー」」
 キャミとシェラが関心している。
「君は頭の回転がはやいようだねぇ」
「あんな簡単な腕試しだからなぁ、なにかあると思うのが普通だろう」
「フフッまぁそれはギルドの運営の問題で君達とは関係ない話だ、ちがうかね?」
「あぁその通りだ、でいつ出発だ」
「ほんとに君は話がはやいな、まぁ楽でいいが…… 出発は3日後、依頼書はこれだ」
 そういって依頼内容が書かれた紙をテーブルに置いた。

 依頼ランク C以上
 依頼内容  パナソニ砂漠古代遺跡までの物資輸送
 地域指定  ――――――――――――
 人数制限  25名以上
 期限    依頼受託より20日
 ペナルティ ランク降格もしくはギルド証剥奪
 成功報酬  ランクA金貨20枚、ランクB金貨10枚、ランクC金貨5枚(1人当り)
 依頼者   エンムギ

 備考    特に無し

「本来はランクB以上の依頼なんだよ、しかし冒険者が集まらないので、Cまで下げたわけだ。くれぐれも気をつけてくれ」
「「はい」」
「よし、出発は3日後の夕刻だが、出発前の打ち合わせ等あるので、午後にはギルドに集まってくれ」
「わかった」
「「はい、わかりました」」

 ギルドを出た3人。ルシは宿屋に戻ると言うが、シェラとキャミの2人は買い物がしたいとルシとは反対方向に歩いていった。

 ブラブラ買い食いなどして、商店を見て回る2人。
「しかし、ルシって変わったやつだよねぇ。あいつの笑った顔とか見たことある?」
「んー……そういえばないかも……」
「だよねーあいつって表情ないよねー……」
「でも……」
「ん? なに?」
「な、なんでもない……」
「ふーん」

 ドン!
「キャッ!」
 背後から走ってきた子供がキャミにぶつかり、キャミが小さな悲鳴をあげ、よろけた。
「ごめんよー」
 そう言って、その子供はそのまま走り去るが、突然シェラが走り出す。
「まて、こらー!!!」
「え、えっ」
 うろたえるキャミに向かって一言「そこで待ってて!」と言って、走り去る子供を追う。
「ま、まってよぉ……」

 シェラはスピードには自信がある。ルシとは比べるべくも無いが、それでもランクB相当のスピードはあるかもしれない。

 キャミはあっと言う間にシェラを見失ってしまった。
「うぅどうしよう……」
 大通りの端で腰を降ろし困ること数分、シェラが戻ってきた。その右手は、先ほどの子供(まだ12歳くらいだろうか)の首根っこをしっかり掴み、引きずるように歩いてくる。
「ただいまー」
「えっと、おかえり?」
「スリ小僧を捕まえてきたよー えっへん!」
 そう言って小さな革袋を渡された。
「あ、これ私の財布……」
「小僧言うな!」
「あぁ? うるさいよ糞ガキ! このまま警備隊に突き出してもいいんだよ?」
「……」
 その子は警備隊と聞いて黙って俯いてしまう。

「キャミーこいつどうする? 警備隊に突き出そうと思ったんだけどね、一応取られたのはキャミだしー、キャミに聞いてからと思って、連れてきたんだけどね」
「えっと、シェラのおかげで被害もないし、別にもういいよ?」
「まぁキャミならそう言うってわかってたんだけどね」
「だとよ、おら離せよ!」
 パシッ!
 キャミの言葉を聞いて安心したのか、強気になった子供の発言に、シェラはオデコに平手一発。
「いってぇーー、あにすんだー!」
「お黙り!」
 オデコを押さえて文句を言う子供に今度は恫喝、思わず体を丸めて小さくなっている。
「シ、シェラー……」
「いいか糞ガキ、キャミが言うから警備隊は勘弁してやるけどねぇ、だからってこのまま帰れると思うんじゃないよ!」
「「……」」
「とりあえず、ギルドカード出しな!」
「……」
 プィッと首を横に向けて、知らん顔をするスリの子供。
 ガバッ!
 キャミは首根っこを掴んでいる手を、ぐぃっ自分の眼前に引き寄せて「…出しな」と、凄む。 その声は、静かだが、この世のありとあらゆる悪意が、詰め込まれたような声音だった。
「……ど、どうする、つもりだよ?」
「いいから、出しな…… ちゃんと後で返してやるよ」
 観念したのか、その子供は素直に盗賊ギルドの登録カードをシェラに手渡した。
「ちゃ、ちゃんと、返せよ……」
「よしよし、なかなか素直じゃないの♪ フッフッフッ」
「「…」」
「いつも思うんだけどぉー、シェラのその笑い、邪悪すぎ!」
「ん? ありがと♪」
「褒めてないんだけど……」
「ほー、大したもんじゃん! あれ? へぇーそうなんだ。なるほどぉ ふむふむ」などと、キャミの反応を、まるで無視して、ギルドカードの情報を見ている。
「もういいだろ、返せよ!」
 シェラの手にあるそのカードを、奪おうと素早く手を伸ばすが、シェラはスッとそれを躱してしまう。
「んーどうしよっかなぁー」
 シェラはニコニコしながら、カードを手の上で弄ぶ。まるで意地がわるい。
「はぁー、ちょっと待てよ、それなかったら、仕事出来ないんだぞ!」
「はいはい、わかったよ。ほらっ」
 そう言ってあっさりカードを返して、首根っこを掴んでいた手も離した。
「ほら、もう行って良いよ」
「くそっ!覚えてろよー」
 その子供は、決まり文句を発して、あっというまに雑踏に消えていった。
「すばやいこと♪」

 盗賊ギルドは、暗殺ギルドと同じで裏社会に存在する。公には認められていないが、裏では王家や貴族達にも利用される。いわゆる国家にとっては必要悪であった。
 街中の乞食やスリ、泥棒などを総括し、街から出れば山賊や野盗とも密に繋がりを持つとされ、ありとあらゆる情報がここに有ると言われる。しかし他のギルドと違い、そのルールは厳しく、仲間内での裏切り、依頼の失敗は即『死』に繋がる。

 このスリの少年のように、依頼とは関係なく盗みを働く場合は、盗んだ金銭の何パーセントかを上納することになる。依頼でないスリや盗みの場合は『死』というルールが適応されることは少ないが、もしこれが依頼による盗みの場合、下手をすれば『死』のルールが適応されることもある。
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