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第七話 「エディムの秘密を守んなきゃ」

「あ、あの……?」

「動くなぁ! 一歩でも動いたら魔法弾を叩き込む」


 ジェジェ先生のキチガイじみた目、これはやばい。マジで俺を撃つ気だ。


「お、落ち着いてください。冷静に考えましょう。私とティムは一介の料理人の娘、庶民に過ぎないんですよ。なんで魔族と繋がる必要があるんですか?」

「それがもともとおかしかったのだ! たかが料理人の娘如きが貴族の子弟を凌駕する才能を持っているはずがない。恐らくあの小娘(ティム)の才能は魔族に魅入られたせいだ。貴族が庶民に負けるわけがないのだからな」


 はっ! ようやく本音が出たか。ようするにこいつは根っこに門閥主義の庶民への侮蔑があったんだ。だからティムの才能に対し、もともと疑念があった。庶民が学年の首席になれるわけがないってか!


 まったく典型的な中世貴族の考え方だね。貴族の血脈の尊さを絶対とし、それを脅かそうとするものは魔女裁判にかける。


「聞いていて呆れますね。それが教師の考えですか? 庶民が貴族に敵わないなんて誰が決めたんです? ティムの実力は魔族のおかげ? ふざけんな! ティムの実力はティム自身が努力で身につけたものだ」

「ふっ、お前はまるでわかっていない。魔法の実力は、血脈で大方決まるのだ。庶民の中でもそこそこ才能があるやつはいる。だが、たかがしれている」

「そんなの決めつけだ! お前の差別主義にティムを巻き込むな。だいたいあなたはもともとティムを買っていたんでしょうが!」

「そうとも。庶民とはいえ例外があるのやもしれん。そう思えばこそ、私は国家のため、王家のためと私情を捨て庶民如きを宮廷魔導師に後押ししようとしたのだ。それをあの小娘(ティム)は感謝するどころか私を、貴族である私をだぞ……虫でも見るかような目をしやがったのだ! 断じて許せるものか!」


 国粋差別主義者(ジェジェ)が唾を飛ばし、激高する。


 あぁ、なんて醜い。その差別的考えがどれだけ愚かでどちらが国家に仇をなしているかわかっているのか? ティムはこの馬鹿な教師がどれだけ愚かで醜いかわかっていたのだ。


「あなたがそんな調子だからティムに馬鹿にされるのよ」

「ふん、よくよく考えればあの小娘(ティム)どこか人間離れしていたところがあった。きっと魔族の下僕にでもなったのだろう」

「はぁ~もうあなた無茶苦茶な理論を述べてるって理解している? あなたが馬鹿にされたのは、あなた自身の行いのせいよ。それをよくもまぁ、貴族が庶民に負けたくないからってそんなでっちあげを作れるものだ」

「うるさい! 魔族に媚びを売った売国奴どもめ! いいか貴様ら姉妹はしばり首だ。王家に仇なす輩は全て殺してやるからな」

「……く、狂っている」


 出過ぎた釘は打たれる。庶民出身のティムが貴族より才能がある。これがこの国粋差別主義者(ジェジェ)のかんにさわっていたのだろう。ティムへの嫉妬に狂った男。

 だが、こんな気違いでも魔法学園の教師である。警備にあることないこと言われたら、俺もティムもなす術がない。


 ど、どうする?


 俺が打開策を考えつく前に無情に扉が開かれ、警備が数人どかどかと押し寄せてきた。警備は、見るからに屈強でマッチョな男達である。


 くっ、万事休すか……。


「よく来てくれた。こいつは魔族に通じる国賊だ。すぐに逮捕してくれ! こいつの妹も同様だ。頼んだぞ」

「……」

「どうした? 早く逮捕せんか。国に仇をなす売国奴だぞ!」


 すぐにでも拘束されると思っていたのだが、警備はなぜか俺を逮捕しない。それどころかじっと佇んでいるだけである。


 ん!? さらに誰か入ってきたぞ。つかつかと悠然と入ってくる少女――ってエディム? どういうこと?


 警備の人達が両脇にずれ、その中央からさっそうとエディムが現れたのだ。


「む!? 君はエディムじゃないか? 今までどこに行っていた? 勝手に学園をさぼるとはけしからぬ」

「え!? エディム学園に行ってなかったの?」

「申し訳ありません。今までやるべき仕事がありまして学園(こちら)に手が回っておりませんでした」


 俺と国粋差別主義者(ジェジェ)の問いに、エディムが申し訳なさそうに弁解する。


「なんだ? そのやるべき仕事とは? 事と次第によっては停学、いや退学も考慮しなければならんぞ」

「やるべき仕事ってな~に? 学園をさぼっちゃダメだよ。ティムと一緒にいてあげて」

「た、大変申し訳ございません。軍議で決まったことで、どうしても、どうしても時間が足らず、学園に通っている暇がありませんでした」


 俺と国粋差別主義者(ジェジェ)の問いに、エディムはさらに申し訳なさそうに弁解する。


「軍議? エディムもしかして秘密裏に王家に呼び出されていたのか? それなら仕方がない。何事も王家を最優先しなければならないからな。事情はわかったから、すぐに授業に戻りたまえ」

「軍議? いくらなんでも邪神会議じゃないか。なんか用事があったんなら仕方がないよね。うんうん用事が終わったのならティムの傍に戻ってね」

「はっ、喜んで戻ります」


 エディムが恍惚とした表情で答える……ってどっちの質問に答えてくれたのだ? なんか国粋差別主義者(ジェジェ)と質問がかぶっちゃったけど……。


 まぁいいや。それよりこの現状をどうするかだ。このままだと濡れ衣で投獄されてしまう。弁護士もいないこんな世界では、庶民の言うことなど黙殺されるのが常である。素直に従ったらおしまいだ。


 仕方がない。この場を逃走するか? でも、この屈強な男達から逃げられるとはとても思えない。


 う~ん、じゃあエディムに協力してもらうか? なんで警備の人と一緒に入ってきたか知らないけど、エディムの力を借りたら助かるだろう。

 ただ、協力すればエディムの正体がばれる可能性がある。でも、俺だけでなくティムにも危険がせまっているんだ。背に腹を変えられない。


「あ~エディム、実はね、目下現在進行形で大変な事態に直面しているんだ」

「大変な事態と言いますと?」

「この国粋差別主義者(ジェジェ)が、私とティムが魔族の手先だから投獄するって言い出しやがったの。とんでもない大馬鹿でしょ?」

「ふん、何が大馬鹿だ。お前達姉妹はこれでおしまいだ!」

「なんてムカつく奴! エディム、こんな事情だからなんとかして欲しいのよ」

「エディム、売国奴の戯言に耳を貸さなくていい。さぁ、君は授業に戻り給え」

 

 エディムは俺と国粋差別主義者(ジェジェ)の話を聞き、こくりと頷きを返す。


「エディム何をしている? さっさと教室に戻りなさい! ん!? そういえば、なぜ警備と一緒に……」

「ティレア様、事情はわかりました。次は学園(こちら)を掌握します。やれ、ダルフ!」

「はっ」


 エディムが号令すると、ダルフと呼ばれた青年が国粋差別主義者(ジェジェ)に襲いかかった。国粋差別主義者(ジェジェ)は、突然の急襲に茫然としている。なんの抵抗もないまま、国粋差別主義者(ジェジェ)の首筋にダルフの牙が突き刺さっていた。


 ジュルジュル、血を吸われている。


 そして……。


 哀れ、国粋差別主義者(ジェジェ)は瞬く間に血を吸われ、ばたりと床に倒れてしまった。ほんの十数秒ばかりの出来事である。


 そして数分後、ムクリと起き上がった国粋差別主義者(ジェジェ)はダルフに片膝をつき、臣下の礼を取っていた。


 まるで別人だ。ダルフを神の如き目で見ている国粋差別主義者(ジェジェ)。口元には吸血鬼特有の牙が生えている。


「エ、エディムさん、一つ質問があるのですが……」

「なんでしょうティレア様?」

「そこに立っているマッチョの青年達ってもしかして吸血鬼なのかなかな?」

「はい、私の眷属のダルフにミリオです」

「……そう」

「ティレア様……?」


 エディムは首を少し傾けて不思議そうに俺を見ている。


 先ほどの喧騒は嘘のようにその場に静寂が訪れていた。


 見つめ合う俺とエディム、そして……。


 ……

 …………

 ………………


「あ、あ、あ、あなた、な、な、な、何やってんのよ! 吸血しているなんて……そ、それじゃあ、本当に化物じゃないの!」


 俺は慌てふためきエディムを非難する。


 おいおいおいどういうことだってばよ? エディムは人間の心を取り戻したんじゃないの? どうして吸血して人を襲ってんのよ!


「無礼者! エディム様になんたる口の利き方だぁ!」


 エディムの眷属が俺の言動に怒りを覚えたようだ。怒りの形相で拳を振り上げ、俺に振り下ろそうとしてきた。


 ひ、ひょえ~。ま、まじですか!


 そ、そうだよ。主様を非難したら眷属さんは怒りますよね。


「あ、あの、ち、ちょっとま――」

「貴様ぁ! ティレア様に何をする!」


 エディムが猛烈な勢いで眷属達を殴りつける。


「ぐはっ!」

「この出来損ない! 貴様らは私に恥をかかせる気かぁ!」


 エディムが猛烈な怒りで眷属達をぼこぼこにしていく。


 うぁあ、痛そう……。


 さすが吸血鬼、腕力半端ないよ。マッチョな男達があっという間に血反吐を吐いてやられていた。


「お、おやめください。ダルフ様をどうかお許しください」


 あ、さっき眷属にされたジェジェがダルフを庇うように前に出てきた。


「はぁ、はぁ、貴様、出過ぎた真似をするでない。エディム様の御前だぞ」

「し、しかし……」


 な、なに、この風景……。


 さっきまで王家至上主義だったジェジェが、ダルフを必死で庇っている。これはジェジェがダルフを慕い、ダルフがエディムを慕うという図式なのか?


「ほら、貴様からもエディム様をお止めしろ!」


 ジェジェからの強い要請。だが、俺が止められるの? エディムは確かにティムの友達で俺とも友達のはずなんだけど……。


 何しろエディムは、人を襲っているのだ。ジェジェを抜きにしてもダルフ、ミリオと少なくとも二人は犠牲になっている。


 人間ではなく本当に心までも吸血鬼?


 いや、でもさっき俺を助けてくれた。俺がジェジェに投獄されそうになっていたら、ジェジェを眷属化させ止めてくれたのだ。

 それに俺を襲おうとしたダルフ達にも怒ってくれたし、友人を大事にしてくれる俺が知っているエディムの姿だ。


 うん、信じよう。エディムが人を襲ったのも何か理由があるはず。ティムを大事にしてくれる友達を俺が信じないでどうするんだ!


「エディム、やめなさい」

「はっ」


 エディムが俺の言葉に素直に従ってくれる。やっぱり俺の知るエディムだ。


「エディム、ちょっと二人だけで話がしたいんだけど……」

「はっ。ダルフ、ミリオその新しく従えた眷属を連れてしばし外に出てなさい」

「し、しかし警護が――」

「二度は言わない。外しなさい!」

「「御意」」


 エディムの命令で外に出る眷属達。その動きは洗練された軍人そのものだ。統率されている。


 これが吸血鬼の魅了って奴なのかな?


 とにかくなぜ人間を襲ったのか理由を聞こう。もしかして学園に来れなかったことに関係しているのかもしれない。


「エディム、大事な質問があるの。答えてくれる?」

「はい、なんなりと」

「あのダルフとミリオって言ったっけ? なんで眷属なんかにしたの?」

「はい、ミリオは警備隊所属の隊員なのですが、私が吸血鬼だとばれたのでやむなく眷属にしました。ダルフは警備隊の部隊長でしたので」


 あ~そういうことか。


 や、やむをえない、やむをえない。情状酌量だよ。だって吸血鬼だとばれたらエディムが死刑になっちゃう。ミリオの件は致し方がないよね?


 じゃあ、ダルフを襲った理由はなんなんだろう? 吸血鬼だとばれてもいないのに積極的に眷属にした理由は?


「ミリオはわかったけど、ダルフはどうして?」

「ダルフを眷属にしてしまえば部隊五百を思いのままにあやつれます。それとも平隊士も含め全員を眷属にしたほうがよろしかったのですか?」

「い、いや、そういうわけじゃないけど……」

「そ、それでは何か不備を? 私はいったいどうしたら……」


 エディムが不安げな顔で俺を見つめる。まるで叱られて途方にくれた小さな子供みたいな表情だ。


 こ、これは……。


 そうか! なんてことだ。俺はなんて酷い暴言を吐いてしまったのだ。


 真相はこうである。


 エディムは人間の心を持っているとはいえ、そのスペックは吸血鬼そのものだ。警備隊や治安部隊など国の機関から追われても不思議ではない。


 そしてある時、エディムは警備隊に見つかった。


『おい、見つけたぞ。吸血鬼の残党だ! 王家の敵、覚悟ぉ!』

『やめて。やめてよぉ! 私は人間だよ』

『化物、黙れ! 殺された皆の敵、ここで討たせてもらう』

『やめて、やめて。私も被害者だよぉ。助けてよ』


  執拗に追う警備隊。それも当然だ。今、魔族は最も憎むべき仇敵である。いくらエディムが元人間だと主張しても聞く耳を持たなかったに違いない。


 そして……。


『きゃああ!』

『へっ、もう逃げられないぞ。たっぷりなぶり殺しにしてやる!』

『嫌だ、嫌だ。もう止めてよぉお! ガブッ!』


 迫り来る恐怖でガブリっとやっちゃったにちがいない。正当防衛だね。エディムはそんな争いをずっとしていたのだ。学園に来られるはずもないよ。


 そして、ある日エディムは気づいてしまった。こんなことをしていたら、いつか捕まってなぶり殺しにあう。それならばと警備隊の長を狙ったのだ。魔族掃討も長さえ押さえれば機能せず立ち消えになってしまう。むしろ、そのほうが犠牲も少なくて済む。だから、やむなく人を襲ってしまったのだ。


 可哀想なエディム。いったい誰がエディムを責められようか。いや、誰も責められないよ。エディムは犠牲者だ。生きるためにやむなくやった行為である。確かにエディムの行為は犯罪かもしれない。だけど、少なくとも友達の俺ぐらいはエディムの味方になるべきだよ。


「エディム……辛かったね」


 俺は優しくエディムを抱きしめる。


「あ、あのティレア様、それはどういう意味でしょうか? わ、私、何か間違ってましたか?」

「ううん、あなたの行為は正しい。誰が何を言っても私は支持するから」

「ティレア様!」


 そう言ってしばしエディムと抱き合っていた。


 さて、これからどうするか?


 現状、エディムが警備隊の長を眷属化させているから吸血鬼掃討は起きないだろう。それならこれ以上、エディムに人を襲わせないようにするべきである。正当防衛とはいえむやみに人を襲うのは俺も心苦しい。


 あ!? そういえば眷属化されたら暴走するんじゃなかったっけ? 実際に王都でもバイオ的なハザドが起きたんだし……。


「ねぇ、エディム、眷属化させた人達って暴走しないよね? この前の王都襲撃の吸血鬼みたいにむやみやたらに人を襲ったりしたら困るよ」

「ご安心ください。先の暴走は能力も品格も低い下劣な吸血鬼共が吸血したために起きたことです。私は一級の吸血鬼ですので問題ありません」

「そ、そっか。信じるよ。あとさ眷属化された人ってどうなるの? 性格とか人格とか幽霊みたいになっちゃうの?」


 そう、いくらエディムを救うためとはいえ、眷属化された人達にも家族はいる。彼らの人生を壊したのでは、俺も胸が痛いよ。


「人格、性格は以前のままです。そうしないと周囲が異変に気づいてしまいます。眷属化の影響は、自身の優先順位が吸血した主に向けられることと身体的能力が人間の時より飛躍することですね」


 なるほど。つまり頑固者であれば頑固者であるし、臆病であれば臆病なままの性格である。ただ、国を第一に思っていた者が眷属化されると、吸血した主を第一として考えるようになるのか。


 ん!? それじゃあ、周囲はいきなり性格が変わったと思うんじゃないか? 


 まぁ、でも主義が変わるぐらいだ。命を取られるわけでもなし、そこまで重く考えなくてもいいかな。


「なるほどね。あと吸血していることって、ティムは知っているの?」

「はい、先ほど申し上げたとおり長の眷属化は邪神軍の軍議で決まったことです」


 な、なんですとぉ! 知らないのは俺だけだったのか!


 はは、なにこの疎外感……。


 確かにエディムについては表立って言うべきではない。だけど、俺だって仲間だよ。エディムが辛い思いをしてたなら助けてあげたい。


 う~ん釈然としないが、きっとティムが「お姉様を巻き込みたくはない」とか言ったんだろうね。俺も逆の立場ならそうする。


 しかし今回の件、俺は邪神軍幹部(やつら)を見直したね。ただ単に遊んでいるだけだと思っていた。だけど、親友のエディムが危機に陥っていると聞いてアイデアを出していたんだ。


 そうか! 警備長の眷属化は、多分ドリュアス君のアイデアだ。ドリュアス君ならエディムの現状を打破するため最も良いアイデアを出してくれるにちがいない。


「エディム、長の眷属化はドリュアス君のアイデアでしょ?」

「はい、おっしゃるとおりです。私はドリュアス様の指示のもと動いていました」


 やっぱり! さすが我が子房。エディムを救うため、一番犠牲の少ない方法を考えてくれるよ。


「あのさ。なんかこのところ連日やっていた会議ってこの件を話し合ってたの?」

「はい、そればかりではありませんが……」


 そうかそうか。皆、友達を助けるために犯罪行為とはわかっても協力してくれたんだ。いい奴らじゃない。


「エディム、吸血鬼になって辛いよね。でも、安心して。皆、あなたの味方よ。もちろん私もそう」

「ティレア様、私は辛くはありません。カミーラ様、ティレア様にお仕えできて人間であった時などとは、比べ物にならない至福の時を味わっております」


 中二病的セリフであるが、俺にはわかる。直訳すると、俺やティムと親友になれて嬉しいってことだよね。エディムは吸血鬼であった自分を受け入れてくれたティム達にすごい親しみを持っているみたいだ。元人間とはいえ吸血鬼、恐れられ憎まれるのが普通である。


 だが、ティム達は普通にエディムに接している。そこに恐れや怯えは一切見当たらない。馬鹿だ馬鹿だと思っていた邪神軍幹部(やつら)だが、そういうところは評価できるね。まぁ、俺も邪神軍幹部(やつら)と同じ気持ちだ。大丈夫、国になんかに捕まえさせたりはしない。絶対に守ってあげるから。

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