ウィッチ=クラッシュ!(45/45)PDFで表示縦書き表示RDF


ウィッチ=クラッシュ!
作:坂田火魯志



第四十四話


                 第四十四話  次の相手
 歌の勝負は終わった。だがすぐに次の相手の話が出て来た。
「今度は誰?」
「科学者らしいわ」
 美奈子が華奈子に語っていた。
「科学者!?」
「そう、かなり頭のおかしな人らしいわ」
「頭がおかしいって」
 華奈子はそれを聞いて目を顰めさせる。
「どんなのよ」
「いえ、詳しいことは私もわからないけれどね」
 彼女は述べる。
「かなり厄介な話らしいわ」
「ふうん」
「で、どうするの?」
 美奈子はそれを話したうえで華奈子に問うてきた。
「相手になる?それとも」
「決まってるじゃない」
 華奈子はその問いに不敵な笑みを見せて答えてきた。
「あたしは相手が誰でも引かないわ」
「そう。やっぱりね」
 これこそが美奈子の待っていた言葉であった。それを聞いて思わず笑ったのであった。
「皆も同じよ」
「皆も!?」
 ここで四人が華奈子の後ろに現われた。華奈子はそちらに顔を向けた。
「華奈子ちゃん」
 リーダーの梨花が声をかける。
「わかってるわよね」
「どんな頭のおかしな博士でも」
 続いて美樹が。
「やっつけるわよ。いいわね」
 赤音が左目を瞑ってきた。
「一人一人じゃ駄目でも皆ならね」
 そして春奈も述べてきた。
「そうね、皆と一緒なら」
「勿論私もね」
 当然美奈子もいる。六人は心を通わせた。
「六人いれば」
「そうね。六人いれば」
 華奈子はその言葉を復唱した。そして心に刻み込む。
「どんな相手だってね」
「その意気よ」
「わかってるじゃない。じゃあ」
「ええ」
 五人も頷く。そして華奈子は彼女達に問う。
「じゃあ先生のところへ行きましょう」
「そうね。それで詳しいことを聞いて」
「相手のことを知って」
「それから」
「ガツンとやってやるわよ!」
 華奈子の言葉が決まりとなった。クラウンの次の相手はマッドサイエンティストとなったのであった。


第四十四話         完

ウィッチ=クラッシュ!   完



                  2007・1・9







小説・詩ランキング







ケータイ表示 | 小説情報 | 小説評価/感想 | 縦書き表示 | TXTファイル | トラックバック(0) | 作者紹介ページ


小説の責任/著作権は特に記載のない場合は作者にあります。
作者の許可なく小説を無断転載することは法律で堅く禁じられています。




BACK | TOP


小説家になろう