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未踏の郷里 ルーフェイア・シリーズ13 作者:こっこ

Chapter:02 謎解き

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23/59

Episode:23

 浅黒い肌に黒い髪。香水らしい、いい匂いがする。
 ――って、ダメだろ俺。
 いちいち気取られてて、ルーフェイアがいるのにみっともなさ過ぎる。

「あぁ、あの教授のとこ? 案内してあげるわー」
 学生のお姉さんが気さくにそう言って、俺たちの前に立って歩き出した。
「ありがとうございます」
「いーのいーの。ヒマで大学来てみただけだし」

 思わずルーフェイアと顔を見合わせる。大学ってのはシエラ以上に勉強するんだと思ってたけど、違うんだろか?
 ともかく遅れないように、お姉さんの後ろを2人でついていく。
 広い庭を歩いて、図書館だのらしいところを過ぎて、やっと俺たち建物へ入った。

「ハイ、ミラダ、後ろは新しい彼氏?」
 友達らしい人から、なんか凄いことを言われる。

「そんなわけないでしょー。だいいちそれじゃ、こっちの美少女どーなんのよ」
 お姉さんは慣れっこらしい。平然と返して続けた。
「知り合いの子なんだけど、大学見てみたいっていうから、連れてきたのよ」
 上手いこと作り話して、俺たちの頭をお姉さんが撫でた。

「へぇ、偉い子たちねー」
「でしょでしょ」
 学院でもそうだけど、こうなるとルーフェイア、完全にぬいぐるみか人形状態だ。あっさり捕まって抱っこされてる。

「やぁん、この子かっわいいー! 持って帰っちゃダメ?」
「ダメ! あたしが連れて帰るんだから」
 それは誘拐じゃないかと思いつつ、抱きしめられてるルーフェイアが羨ましかったり。
 ってか、俺が代わりたい……。
 そこまで考えてから、俺また頭を振った。何考えてるんだ。

「あの、部屋は……」
 盛り上がってるお姉さんたちに勇気出して言うと、はっとした感じで顔を上げた。忘れてたっぽい。

「ごめんごめん、可愛いからつい。行こうか~」
 可愛いとなんでそうなるのかは謎だけど、それ以上は訊かなかった。っていうか女子のこういうの、訊いてもたいてい、余計謎が深まるだけだ。
 昇降台に乗って、3階で降りる。

「これ、太鼓……?」
 ルーフェイアの言うとおり、廊下の奥からそんな音が聞こえてた。

「あー、まーた教授やってる」
 なんか叫び声まで聞こえてるのに、お姉さんはそう言って、へっちゃらな顔で歩いてく。
 でもなんでだろう、なんかこう、この音聞いてるとステップ踏みたくなる。




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