最終話
―蘭―
新一。しんいち。シンイチ。
居なくなる前は、いつも私が一番新一のことを知ってた。
一番新一の近くに居た。
なのに・・・なのに・・・
今はすごく遠くへ行っちゃったような気がする。
宮野さん
さっきあんなこと言っちゃったけど
博士から全部聞いたよ
組織に無理やり薬を作らされていた事
ご両親の事
・・・お姉さんのこと・・・
よく考えてみたら私、新一に
好きだ とか
愛してる とか
プロポーズされた事なんてないじゃない
なんてひどい事を言ってしまったんだろう。
何も知らずに。
ホント、最悪ね・・・私・・・。
新一。
大好きだったよ。
すっごく大好きだったんだからね・・・!
彼女を絶対幸せにしてあげなさいよ
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「いや〜!あの子にこんなに美しいお姉様がいたとは!
それにしても妹さんにそっくりですな〜!」
桜が満開の公園でお花見
おっちゃんは酒で酔いすぎだよ・・・
さっきから宮野を褒めまくってるし・・・
「ねぇ、みんな!向こうで鬼ごっこでもしない?」
「やるやる!」
「も〜。蘭ってホント子供好きね〜。」
園子が飲んでいたウーロン茶を置いて、蘭と少年探偵団の所まで走っていった。
「よっしゃ〜!オレが鬼やったるで〜!覚悟しとき!」
「あ・・・ちょっと待って〜よ、平次〜!」
園子の後に、服部と遠山さんがついて行った。
園子と遠山さんには、すごく責められた
蘭をあれだけ待たせておいて、どうしてほかの女なんだ。
ひどい、サイテーだ・・・と・・・。
確かに、待たせたのはオレだ
思わせぶりな態度をとったのも、オレ。
あのころは、たぶん・・・ホントに蘭の事が好きだった・・でも・・・
いつのまにか
どんどん、どんどん・・・アイツを好きになってしまって
オレは宮野が・・・好きなんだ・・・
ホントにオレ、勝手な事言ってるけど・・・
愛する事は、やめられない・・・
好きで、好きで、しょうがないんだ
だから、許してくれ
・・・蘭・・・
薄いピンクの桜の花びらが、ひらひらと舞う中
オレはキミから・・・目が離せない。
やわらかい、キミの髪
やさしい、キミの香り
きれいな、君の瞳
ほんとに・・・ほんとに・・・大好きだよ・・・
「ずっと一緒に、いような・・・」
ずっとずっと、大好きだよ
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