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ずっと一緒に
作:ぞうのはな



第十二話


  〜毛利探偵事務所〜

 「え!お花見!?」

 「あら〜!新一君もたまにはいいこと思いつくじゃな〜い!」

  たまにはとはなんだ園子(怒)
 
 「で?誰誘うのよ」

 「あ〜。とりあえず・・服部たちと、子供達と・・・博士と宮野だな。」

 「宮野?」

  園子は「だれ?」という顔をしている。

  あぁ、園子に言ってないっけな。

 「宮野っていうのはえ〜っと・・・オレの依頼人だよ。」


 「なんで依頼人よぶのよ。しかも呼び捨てだし・・・ねぇ、蘭。」

 「そ、そういえば・・・」




   やっべえ〜〜〜〜〜!



   どうすりゃいいんだ!?



 「そういえば・・・今気づいたけど・・宮野さんって、哀ちゃんに似てたような・・・?」

 
  さらにヤベ〜〜〜〜!!


 「えっ・・・蘭あったことあるの?その人に・・・」

 「うん。新一の家の前で。」


  「え・・それはだなあ・・・」


   ―ピコーン―



  あ、今のはオレの頭の中の音だから。

  

   そうか・・・そうすればいいんだ・・・!

     ひっらめ〜いた♪


   「あ、あの・・・宮野は・・・灰原哀って子の姉なんだよ!

     そ、そっくりだろ・・・ははは・・・」


   「なるほど〜!哀ちゃんのお姉さんって事は、新一の親戚ってことね!」

   「そ、そうなんだよ〜」


     ふ〜。なんとかなったな・・・。


〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜






  「で、私が灰原哀の姉っていうことになったのね。」


  「あの場を切り抜けるためにはそうするしかなかったんだよ・・・」



    オレは今、博士ん家でランチタイム中

    宮野の作ったサンドイッチを食ってる。




   「にしても、楽しみじゃのぉ・・・お花見・・・」


    そう言いながら博士もサンドイッチをむしゃむしゃ・・・って


   「博士!サンドイッチそれで何個目食ってんだよ!」

   「いやぁ・・おいしかったものでついつい・・・」


    食いすぎだっつーの!!!







   「それより新一。蘭君には組織のことなにも話していないようじゃが・・・」


   「あぁ、いつか話すよ・・・」

  
   「いつかって・・・」


   「彼女に秘密にしてるの?」


   







     「秘密ってなに?新一。」









    ら、蘭!!!!




      ふりむくとそこには蘭が立っていた



   「ら、蘭・・・!!いつからそこに・・・!?」


   「ねぇ。質問に答えて・・・新一・・・!」

   
   「なんで・・?新一・・・前は何でも私に話してくれたのに・・!」


    蘭・・・泣いてるのか・・・?

    蘭を泣かせてるのは・・・オレだ・・・

    オレ、最悪だな。

    ずっと蘭を待たせといて、何も話さないなんて・・・


     「わかった。全部、話すよ。」


   蘭に全てを話した。

   組織のこと、体が縮んだこと、宮野のこと。

 

     「どうして?」

     「・・・・・」

     「どうしてあんなに近くにいたのに・・・!なにも・・・

             何も言ってくれなかったの・・・!?」



       「それは、あなたを危険な目にあわせないようにするためよ」


      宮野がいった。蘭の目を真っ直ぐ見て。
   
      蘭はうつむいた。


       「工藤君はあなたのことを一番に考えていたのよ。」


         宮野がそう言い終えるのと同時に、蘭が顔をあげた。






     「だいたい・・・!あなたがそのAPTX4869って薬作ったからこんなことに
  
       なったんじゃない!!あなたにそんなこと言われたくない!!!」











  
  

  オレが一番怖かった言葉


     
  聞いたらたぶん



  アイツは傷付いてどこかに消えてしまう



  だってアイツは



  薬を作ったことに



  ものすごく後悔しているから



  ものすごく罪悪感を感じているから






     だれよりも優しいから。






      ―バアンッ―


       「宮野!!」



    やっぱり。思ったとおり。


    アイツは出て行った。




  
















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