タムラ先生 夜間外来(改編)(81/183)縦書き表示RDF


タムラ先生 夜間外来(改編)
作:浅見 希



81−タムラ先生夜間外来 階段から転落、意識は・・出血は?-3


3081−T総合(タムラ先生)夜間外来 階段から転落・・意識は-3

81−タムラ先生夜間外来 階段から転落・・意識は・・出血は?-3
 
 病院は早朝から慌しかった。
何せ暫く画面に出てはいなかったが、少し前まで週に3本も主演ドラマをこなした、
人気女優だ。
それに大物人気歌手との噂が表面化して今が彼女にとって重要な時だからである。
本人、永山弘美を記者会見に出す、出さないでマネージャー、病院、それと今度のドラマのプロデューサーでかなり揉めた。
当然マネージャーは無理してでも出したい。プロデューサーも同じ意見だ。
しかし、病院側のタムラ先生、脳外の先生は当然反対した。
結局、本人の顔見せ程度、それも5分間そして、本人に質問はNOでやっと決着した。
本人も無理を承知で出たい、との意志が最終的に病院側の意見を、
押さえ込んだ形になった。

「永山さん! 怪我の程度は?」
まだみんなの準備が整ってない段階から、フライングする芸能記者の第一声だ。
「お待ちください!」
事務長がその言葉を遮って、
「まず、主治医のタムラ先生から現在の病状の説明があります。」
「では、先生よろしくお願いします!」
 「永山弘美さんの病状は、頭部裂傷、右膝関節、大腿、下腿骨折 全治2ヶ月です。」
 「なお、頭部打撲による脳への影響はCT検査で異常は見られておりません!」
「では、復帰は?」
 「復帰の・・・、と言うより日常生活に支障の無くなる迄」
「すなわち松葉杖など、補助なしで歩行日常生活が送れるまでの期間が約2ヶ月です。」
「では、2ヵ月後から仕事・・・出来ますか?」
 「それは、本人次第です!」

マネージャーもどんな質問が飛び出るやら、ヒヤヒヤもんである。
そして、永山の健康状態も気になる。やっとの事で車椅子に座り、頭部を殆ど真っ白なネットで帽子状に覆われて、誠に痛々しい。果たしてこんな写真がどの様にマスコミに影響を及ぼすか・・・マネージャーはおそらく生きた心地がしないだろう。
 「では、そろそろ患者さんを退席させます!」
その言葉とほぼ同時にストロボの雨があちらこちらから、車椅子の永山弘美に浴びせられる。
雑音として聞こえてくる、厳しい嘆き
「あぁ、これで次のドラマ大丈夫なのかい?」
「もう、永山弘美も・・おわ・・・かな・・」

そんな光景を、ナースセンターのコールボタンを背にして聞いていた、真由美と葵ちゃん
「芸能界って・・本当に恐ろしい・・ね!」
 「そうね、不倫スキャンダル、熱愛疑惑そして、怪我・・も!?」
「真由美、それでも芸能界に興味ある?」
 「あるわよ、勿論!」
「そうね、あんた暇見ちゃ・・・」
「あちこちのオーデション、行ってるもん・・・、ね?」
「葵は、興味ないの?」
「それは・・・ある・・かな!」
 「でもさぁ・・・伊藤愛美先輩、とか麗奈先輩なんか・・いけそうじゃない?」
「何言ってるの! 麗奈先輩なんか、何度も誘われているらしいよ?」
 「えっ、本当?」
「本当よ、この間なんかさあ・・・あるプロダクションの人、たいした用もないのに・・」
 「たいした用もないのに・・・何よ!」
「だから、患者をここに連れて来て、麗奈先輩を口説いてたわよ!」
 「あっ・・・思い出した。あの耳、指の切断、腹痛の大忙しの時ね!」
(43-48 タムラ先生大忙し、耳に虫、腹痛、指の切断・・?-1)
「そう・・、あの時、マネージャーの人、麗奈先輩になにやらこそこそ話していた・・・」
 「それで、麗奈先輩の反応は?」
「話だけ聞いて・・その気は無いみたいよ!」
 「えっ、もったいない、私だったら・・・・」
「私だったら何よ?」
 「勿論、すぐに・・・・はい・・、よ!」
「でも、真由美・・・・何か人より優れた所、ある?」
 「この体、大きめで綺麗なおっぱい、この顔・・・、この・・・!?」
 「そうよ、私には特別他の人と優れたもの・・・無いかな・・?」
「何よ・・・真由美、先ほどの意気込みは?」
 「でも、そう考えると・・・」
「麗奈先輩のスタイル、プロポーション、顔、全てOK よね!!」

そこへ、申し送りを終えて帰りかけの麗奈がやって来た。
「何、ぶつぶつ言って、もたもたしてるの?」
「ほら、帰るわよ! 葵ちゃん明日日勤でしょ?」

それにしても、芸能界大変ですね。
もしかすると、人の不幸喜んでいる結果に・・・・・
 永山弘美さん、無理してでもリハビリ・・・、
と、言うか絶対やらなければ・・・代わりがいくらでもいるし・・・
 でも、ベッカムのあの時の驚異的な回復凄かったですね・・・
俗に言う “ベッカムカプセル” そう、高濃度酸素カプセルで、
全ての驚異的な組織の賦活。
あれって、もしかすると理想的なの、それとも破滅的、自分の寿命を縮める?
それは、これから彼の人生が・・・
 でも、最近の遺伝子工学、凄いです。
自分の分身パーツ密かに、ある機関に依頼していざと言う時、パーツ交換なんて・・・
そして、その人は寿命200年なんて・・・実際桁外れのお金持ち、やってるかも・・・
何せ、クーロン牛いますから・・・・・ね!!


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DrDr――――――総合Tamura ―――――DrDr












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